こんにちは、当ブログの管理人、元高校球児のみっつです!
近江高校は、滋賀県の彦根市にある1938年設立の私立高校です。
1957年創部の野球部は、これまでに春夏合わせて18回の甲子園出場を誇り、2001年の夏の甲子園では準優勝と全国に名が知れています。2019年も滋賀県大会を制してのぞんだ近畿大会でも優勝して、夏の甲子園の滋賀県代表の最有力候補です。
今回は、近江高校の野球部を特集します。2019年のメンバーや戦績、監督をご紹介します。さらに、甲子園での成績にも触れていきますので、楽しみにしてくださいね!
あくまでも参考情報としてご覧ください。
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近江高校の2019年メンバーをご紹介!
まず、近江高校野球部の2019年春の近畿大会のメンバーをご紹介します。
背番号 | 名前 | 学年 | ポジション | 出身中学校 | 中学時の所属チーム |
---|---|---|---|---|---|
1 | 林優樹選手 | 3年生 | 投手 | 京都府 京都向島中 | 京都八幡リトルシニア |
2 | 有馬諒選手 | 3年生 | 捕手 | 奈良県 平城中 | 奈良ウイング |
3 | 板坂豪太選手 | 3年生 | 内野手 | 滋賀県 木之本中 | 湖北ボーイズ |
4 | 見市智哉選手 | 3年生 | 内野手 | 滋賀県 城山中 | 草津リトルシニア |
5 | 鈴木脩太選手 | 2年生 | 内野手 | 大阪府 原山台中 | 堺泉北リトルシニア |
6 | 土田龍空選手 | 2年生 | 内野手 | 滋賀県 米原中 | 湖北ボーイズ |
7 | 岡田拓也選手 | 3年生 | 外野手 | 奈良県 生駒北中 | 生駒中央ボーイズ |
8 | 住谷湧也選手 | 3年生 | 外野手 | 滋賀県 栗東西中 | 滋賀栗東ボーイズ |
9 | 近藤樹選手 | 3年生 | 外野手 | 京都府 深草中 | 南京都リトルシニア |
10 | 教野純之介選手 | 3年生 | 投手 | 滋賀県 木之本中 | 湖北ボーイズ |
11 | 藤居海斗選手 | 3年生 | 投手 | 滋賀県 彦根中 | 彦根市立彦根中 |
12 | 本郷凌園選手 | 3年生 | 内野手 | 滋賀県 瀬田北中 | 大津瀬田ボーイズ |
13 | 安田侑矢選手 | 3年生 | 内野手 | 滋賀県 信楽中 | 甲賀相模ボーイズ |
14 | 溝畑雄大選手 | 2年生 | 内野手 | 三重県 青山中 | 奈良ウイング |
15 | 長谷川勝紀選手 | 2年生 | 内野手 | 滋賀県 愛荘愛知中 | 滋賀ユナイテッドジェイボーイズ |
16 | 三浦聖太選手 | 3年生 | 外野手 | 滋賀県 栗東中 | 大津瀬田ボーイズ |
17 | 浅野太輝選手 | 3年生 | 外野手 | 滋賀県 守山南中 | 滋賀栗東ボーイズ |
18 | 髙木大地選手 | 3年生 | 内野手 | 京都府 西城陽中 | 京都宇治ボーイズ |
19 | 勝部風雅選手 | 2年生 | 外野手 | 滋賀県 守山南中 | 滋賀栗東ボーイズ |
20 | 有本大士郎選手 | 3年生 | 投手 | 大阪府 阿倍野中 | 住吉ボーイズ |
滋賀県の近江高校野球部は、スカウトに力を入れており、県外からもたくさんの有望な選手が集まっています。
近江高校の私のイチオシ選手!
2019年近江高校野球部の私のイチオシ選手は、林優樹選手です。昨年の夏、第100回夏の甲子園で、一大旋風を巻き起こした金足農業高校にサヨナラ負けを喫したことで、悲運の投手として一躍有名になりました。
林選手は、身長172cmと小柄ながらも柔らかい身体を使い、テンポの良い投球が特徴です。直球は最速130kmしかありませんが、打者の手元で大きく落ちるチェンジアップを武器にしています。
特に、右打者の内角に直球を見せておいてから、伝家の宝刀のチェンジアップを外角低めに決めることで、三振を取れるのが特徴です。
プロ野球のスカウトも注目する林投手が、昨夏の悔しい思い出を胸に秘めて、今夏の甲子園での活躍が期待されます。
2019年チームの公式戦の戦績
次に、近江高校野球部2019年チームの初めての公式戦となる2018年秋季大会から、今年の春季大会までの戦績をご紹介します。
日付 | 大会名 | 何回戦 | 対戦相手 | スコア | 備考(県大会出場決定など) |
---|---|---|---|---|---|
2018年9月17日 | 平成30年度秋季近畿地区高等学校野球滋賀県大会 | 2回戦 | 虎姫高校 | ○13-1 | |
2018年9月23日 | 3回戦 | 北大津高校 | ○10-3 | ||
2018年9月27日 | 準々決勝 | 八幡商業高校 | ○8-2 | ||
2018年10月2日 | 第73回国民体育大会 | 1回戦 | 高知商業高校 | ○6-4 | |
2018年10月3日 | 2回戦 | 日大三高校 | ○13-12 | 天候不順により準決勝・決勝は行われず・4校優勝 | |
2018年10月8日 | 平成30年度秋季近畿地区高等学校野球滋賀県大会 | 準決勝 | 滋賀学園高校 | ○7-1 | |
2018年10月12日 | 決勝 | 近江兄弟社高校 | ○5-1 | 優勝 | |
2018年10月21日 | 平成30年度秋季近畿地区高等学校野球大会 | 1回戦 | 報徳学園高校 | ●2-5 | 1回戦敗退 |
2019年4月20日 | 2019年度春季近畿地区高等学校野球大会滋賀県大会 | 2回戦 | 彦根工業高校 | ○9-2 | |
2019年4月29日 | 3回戦 | 虎姫高校 | ○3-1 | ||
2019年5月3日 | 準々決勝 | 滋賀短大附属高校 | ○4-0 | ||
2019年5月5日 | 準決勝 | 綾羽高校 | ○4-2 | ||
2019年5月6日 | 決勝 | 滋賀学園高校 | ○4-0 | 優勝 | |
2019年5月25日 | 2019年度春季近畿地区高等学校野球大会 | 1回戦 | 高田高校 | ○7-4 | |
2019年6月1日 | 準決勝 | 智弁学園 | ○3-2 | ||
2019年6月2日 | 決勝 | 神戸国際大附属高校 | ○7-5 | 優勝 |
当ブログでは、国体の高校野球についても特集していますので、よろしければご覧になってみてください。
⇒国体の高校野球!出場条件や硬式と軟式の歴代の優勝校もご紹介
近江高校野球部の監督ってどんな人?
2019年の春現在、近江高校野球部を率いるのは、多賀章仁(たがあきひと)さんです。
選手時代の経歴
京都府にある平安高校(現 龍谷大平安高校)時代は4番一塁手として活躍。
龍谷大学進学後は捕手に転向。
監督としての経歴
1983年 近江高校野球部のコーチに就任
1989年 近江高校野球部の監督に就任。
2001年 夏全国高校野球選手権大会準優勝
2003年 春選抜高校野球大会ベスト8
多賀監督はこんな人!
多賀監督は、高校野球に継投策を持ち込んだ監督として有名です。
2001年、夏全国高校野球選手権大会では、「3本の矢」策により準優勝を果たしました。当時は、まだまだエースピッチャーが、先発完投や連投をすることが当たり前でしたが、多賀監督は3人の投手を継投させることで、相手の打線を上手く封じ込める作戦をたてます。
2001年の決勝戦では、3本の矢が強力打線の日大三高に、1本も長打を許しませんでした。また、チームをこれまで17回甲子園へと導いた名将の多賀監督は、近江高校の副校長も兼務し、学校の経営にも携っています。
近江高校野球部の甲子園での戦績
近江高校野球部のこれまでの甲子園での戦績をご紹介します。
大会名 | 回数 | 勝敗数 |
---|---|---|
春選抜高校野球大会 | 5回 | 5勝5敗 |
夏全国高校野球選手権大会 | 13回 | 12勝13敗 |
合計 | 18回 | 17勝18敗 |
滋賀県の強豪校の近江高校は、これまで甲子園には春夏通算18回の出場を誇ります。
近畿勢の中では唯一、甲子園決勝に進んだことが無かった滋賀県でしたが、2001年に初めて準優勝に輝き、これまでの汚名を返上しました。
大会名 | 西暦 | 戦績 |
---|---|---|
第63回夏全国高校野球選手権大会 | 1981年 | 2回戦敗退 |
第74回夏全国高校野球選手権大会 | 1992年 | 1回戦敗退 |
第76回夏全国高校野球選手権大会 | 1994年 | 2回戦敗退 |
第78回夏全国高校野球選手権大会 | 1996年 | 1回戦敗退 |
第70回春選抜高校野球大会 | 1998年 | 2回戦敗退 |
第80回夏全国高校野球選手権大会 | 1998年 | 2回戦敗退 |
第83回夏全国高校野球選手権大会 | 2001年 | 準優勝 |
第75回春選抜高校野球大会 | 2003年 | ベスト8 |
第85回夏全国高校野球選手権大会 | 2003年 | 2回戦敗退 |
第87回夏全国高校野球選手権大会 | 2005年 | 1回戦敗退 |
第89回夏全国高校野球選手権大会 | 2007年 | 2回戦敗退 |
第90回夏全国高校野球選手権大会 | 2008年 | 1回戦敗退 |
第84回春選抜高校野球大会 | 2012年 | 2回戦敗退 |
第96回夏全国高校野球選手権大会 | 2014年 | 3回戦敗退 |
第87回春選抜高校野球大会 | 2015年 | 2回戦敗退 |
第98回夏全国高校野球選手権大会 | 2016年 | 1回戦敗退 |
第90回春選抜高校野球大会 | 2018年 | 3回戦敗退 |
第100回夏全国高校野球選手権大会 | 2018年 | ベスト8 |
甲子園での思い出の試合
近江高校野球部の甲子園での思い出の試合は、2018年第100回夏全国高校野球選手権大会の準々決勝での、甲子園に一大旋風を巻き起こした、吉田輝星投手を擁する金足農業高校との一戦です。
金足農業高校は、土壇場の9回裏1点を追う場面で、甲子園球場中の大声援を受けると、逆転サヨナラツーランスクイズを決めて、劇的な勝利を収めました。
その瞬間、キャッチャーの有馬選手が本塁で倒れ込み、なかなか立つことができなかった姿が印象的でした。
逆転サヨナラツーランスクイズを決められる直前、観客のほとんどが金足農業高校を応援するなど、甲子園は異様な空気に包まれていました。
そこに、近江高校の2年生バッテリーの林選手と有馬選手が、雰囲気に飲み込まれてしまった試合でもありましたが、飲まれるなという方が無理な状態だったと言えるでしょう。
近江高校野球部出身の主なプロ野球選手
強豪の近江高校は、「3本の矢」で話題となった2001年には、2人の投手がプロ野球選手になりました。そこで、近江高校野球部出身の主なプロ野球選手として、8名の選手の卒業年度と最初に入団をした球団をご紹介します。
選手名 | 卒業年度 | 最初に入団した球団 |
---|---|---|
村西辰彦選手 | 1997年 | 日本ハムファイターズ |
木谷寿巳選手 | 1999年 | 東北楽天ゴールデンイーグルス |
島脇信也選手 | 2002年 | オリックス・ブルーウェーブ |
竹内和也選手 | 2002年 | 西武ライオンズ |
伊奈龍哉選手 | 2007年 | 福岡ソフトバンクホークス |
小熊凌祐選手 | 2009年 | 中日ドラゴンズ |
植田海選手 | 2015年 | 阪神タイガース |
京山将弥選手 | 2017年 | 横浜DeNAベイスターズ |
近江高校のDATA
住所 〒522-0002 滋賀県彦根市松原黒前3511-1
設立 1938年(昭和13年)
校訓 誠実 勤勉
*男女共学の私立高校
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おわりに
今回は、滋賀県の近江高校野球部について特集してきましたが、いかがだったでしょうか?
滋賀県や近畿大会で優勝した近江高校は、甲子園出場は通過点でしょう。昨年の夏の甲子園を経験した林投手を中心に、今年は甲子園での初優勝が目標となるのかもしれません。
目標とされマークされる立場の近江高校、プレッシャーもあるかと思いますが、どこまでの活躍を見せてくれるか注目したいと思います。
最後までお読みいただき大感謝!みっつでした。