こんにちは、当ブログの管理人、元高校球児のみっつです!
平成最強の高校野球のチームってどこ?この問いに真っ先に名前があがるのが大阪桐蔭高校ではないでしょうか?
平成3年(1991年)春の選抜大会で甲子園初出場を果たすと、平成30年(2018年)の夏の甲子園までで実に63もの勝利を積み重ねてきました。
2019年秋の近畿大会でも準優勝して、2020年の春の選抜大会出場を決めています。しかし、コロナウイルスの影響で選抜大会が中止に追い込まれてしまったのです。
一度は幻となった甲子園でしたが、2020年甲子園高校野球交流試合(仮称)という形で、1試合だけではありますが甲子園でのプレーが実現する事となりました!
今回は、大阪桐蔭高校野球部の特集です。2019年の新メンバーや秋の大会の結果、監督の紹介、さらに甲子園での戦績やプロ野球に進んだ主なOBまで触れていきますので、楽しみにしてくださいね。
あくまでも参考情報としてご覧ください。
■目次(クリックすると飛びます)
大阪桐蔭高校の2019年新メンバーをご紹介!
まずは、2019年度秋季近畿大会出場時の登録メンバーをご紹介いたします。
背番号 | 名前 | 学年 | ポジション | 出身中学校 | 中学時の所属チーム |
---|---|---|---|---|---|
1 | 藤江星河 | 2年生 | 投手 | 諫早中学校 | 諫早ボーイズ |
2 | 坂玲哉 | 1年生 | 捕手 | 立水口中学校 | 湖南ボーイズ |
3 | 船曳烈士 | 2年生 | 内野手 | たつの龍野西中 | 佐用スターズ |
4 | 加藤巧也 | 2年生 | 内野手 | 岡山京山中 | ヤンキース岡山 |
5 | 西野力矢 | 2年生 | 内野手 | 紀の川市立粉河中学校 | 南大阪ベースボールクラブ |
6 | 伊東光亮 | 2年生 | 内野手 | 広島五日市南中 | 広島中央リトルシニア |
7 | 上野海斗 | 2年生 | 外野手 | 熊本北リトルシニア | |
8 | 池田陵真 | 1年生 | 外野手 | 和泉市立和泉中 | 和泉サークルズ少年野球部 |
9 | 仲三河優太 | 2年生 | 外野手 | 大平中学校 | 小山ボーイズ |
10 | 前田健伸 | 1年生 | 内野手 | 立末武中学校 | 山口東リトルシニア |
11 | 申原理来 | 2年生 | 投手 | 神戸西代中 | 神戸甲南ボーイズ |
12 | 清水大晟 | 2年生 | 捕手 | 伊賀青山中 | 伊勢志摩ボーイズ |
13 | 柳野友哉 | 2年生 | 内野手 | 芦屋市立山手中 | 神戸中央リトルシニア |
14 | 藪井駿之裕 | 2年生 | 内野手 | 大東畷ボーイズ | |
15 | 松浦慶斗 | 1年生 | 投手 | 旭川明星中学 | 旭川大雪ボーイズ |
16 | 竹中勇登 | 1年生 | 内野手 | 浅口市立金光中 | 倉敷ビガーズ |
17 | 関戸康介 | 1年生 | 投手 | 明徳義塾中 | 明徳義塾中 |
18 | 浅野駿 | 2年生 | 外野手 | 大阪福島リトルシニア | |
19 | 増田和希 | 2年生 | 内野手 | 松原ボーイズ | |
20 | 古藤遙人 | 2年生 | 投手 | 京都嵐山ボーイズ |
私立の大阪桐蔭高校は、登録メンバー全員が全国の強豪シニアリーグや中学校の経験者であり、年代別の侍ジャパンに選出されている選手が多く在籍しています。
そのため、高校野球を知らない人でも知っているぐらいの高校野球の超名門高校です。春夏通算8度の甲子園優勝を誇る名実ともに強豪校です。
大阪桐蔭高校の私のイチオシ選手!
私のイチオシ選手は、現在の大阪桐蔭高校の主軸を担っている仲三河優太(なかみかわゆうた)選手です。
仲三河選手は栃木県の強豪シニアチームである小山ボーイズから鳴り物入りで入学しています。U15日本代表ではエースとしてチームを引っ張り、高校入学後も一年生のころは投手として試合にも出場していました。
しかし、怪我で野手転向し、現在では外野手で4番を任される強打者へと成長しました。驚かされるのが180cm・90kgというその高校生離れした体格です。
見た感じでは90kgの巨漢には見えません。しかし、よく見るとその太い腕、太ももからは筋肉が非常に鍛え上げられているように感じられます。
オープンスタンスで少しバットを左右に動かしながらタイミングをとります。重心低く、腰が据わったその構えは威圧感たっぷりです。一見パワーヒッターのように思えますが,低めの変化球をセンター前にうまく救ってヒットにするなどバッティングの柔らかさにも注目です。
これは、投手時代のフォームを見ても体の使い方が非常に上手であることからも分かります。強さと柔らかさを兼ね備えた大阪桐蔭高校の四番・仲三河選手に注目です。
大阪桐蔭高校2019年秋の公式戦の戦績
大阪桐蔭高校野球部2019年・2020年チームの、初めての公式戦となる2019年秋季大会の戦績をご紹介します。
日付 | 大会名 | 何回戦 | 対戦相手 | スコア | 備考(県大会出場決定など) |
---|---|---|---|---|---|
2019年9月14日 | 令和元(2019)年度 秋季近畿地区高校野球大会 大阪府予選 | 2回戦 | 渋谷 | ○24-0 | |
2019年9月22日 | 3回戦 | 岸和田 | ○13-2 | ||
2019年9月23日 | 4回戦 | 大阪産大附 | ○12-0 | ||
2019年9月28日 | 5回戦 | 近大附属 | ○9-1 | ||
2019年9月29日 | 準々決勝 | 上宮 | ○11-0 | ||
2019年10月6日 | 準決勝 | 初芝立命館 | ○13-2 | ||
2019年10月13日 | 決勝 | 履正社 | ○9-6 | 優勝 | |
2019年10月20日 | 令和元年度 秋季近畿地区高等学校野球大会 | 1回戦 | 立命館守山丸 | ○19-1 | |
2019年10月27日 | 準々決勝 | 明石商業 | ○4-3 | ||
2019年11月2日 | 準決勝 | 智弁学園 | ○6-5 | ||
2019年11月4日 | 決勝 | 天理 | ●12-4 | 準優勝 |
大阪府大会で優勝、そして近畿大会では準優勝して、2020年の春の選抜大会出場を決めました。
大阪桐蔭高校の監督ってどんな人?
2019年現在、大阪桐蔭高校野球部を率いるのは、西谷浩一(にしたにこういち)さんです。
選手としての経歴
兵庫県報徳学園から関西大学に進学。
関西大学4年時には控え捕手でありながら100人以上のメンバーをまとめる主将を務めています。野球エリートとは言えないものの、リーダーシップには選手時代から定評があったのだろうと想像できます。
指導者としての経歴
1993年 大阪桐蔭高等学校野球部コーチ就任。
1998年 大阪桐蔭高校野球部監督就任。
2001年 大阪桐蔭高等学校野球部コーチに。
2002年 大阪桐蔭高校野球部監督再就任。
2008年 自身初の全国制覇。
2012年 史上7校目の春夏連覇。
2018年 史上初2度目の春夏連覇。
西谷監督ってこんな人
西谷監督は、現在の甲子園常連の大阪桐蔭高校野球部を作り上げた名将です。全国制覇7回は歴代最多の優勝回数です。
常日頃から,選手たちに「困ったときに,人から頼りにされる人間になろう」と話しているそうです。これは例えば来客の方がグラウンドにいらした時、案内するだけでも、ちゃんと気配りもして配慮できる人間になって欲しいという思いであり、そういった野球以外の人間的な教えが野球名門高校を作り上げていると言えます。
また、西谷監督は大のベビースター好きでも有名で毎年現阪神の藤浪投手が大量のベビースターを差し入れすることで知られています。このようなエピソードからも西谷監督と選手との強い絆が感じられます。
大阪桐蔭高校野球部の甲子園での戦績
大阪桐蔭高校は、2018年には史上初の二度目の春夏連覇を達成しています。そんな大阪桐蔭高校野球部のこれまでの甲子園での戦績をご紹介します。
大会名 | 回数 | 勝敗数 |
---|---|---|
春選抜高校野球大会 | 10回 | 26勝7敗 |
夏全国高校野球選手権大会 | 10回 | 37勝5敗 |
合計 | 20回 | 63勝12敗 |
63という勝利数も凄いですが、12敗しかしていないというのも素晴らしいですね!
大会名 | 西暦 | 戦績 |
---|---|---|
第63回春選抜高校野球大会 | 1991年 | ベスト8 |
第73回夏全国高校野球選手権大会 | 1991年 | 優勝 |
第84回夏全国高校野球選手権大会 | 2002年 | 一回戦敗退 |
第76回春選抜高校野球大会 | 2004年 | 二回戦敗退 |
第87回夏全国高校野球選手権大会 | 2005年 | ベスト4 |
第88回夏全国高校野球選手権大会 | 2006年 | 二回戦敗退 |
第79回春選抜高校野球大会 | 2007年 | ベスト8 |
第90回夏全国高校野球選手権大会 | 2008年 | 優勝 |
第82回春選抜高校野球大会 | 2010年 | 二回戦敗退 |
第84回春選抜高校野球大会 | 2012年 | 優勝 |
第94回夏全国高校野球選手権大会 | 2012年 | 優勝 |
第85回春選抜高校野球大会 | 2013年 | 三回戦敗退 |
第95回夏全国高校野球選手権大会 | 2013年 | 三回戦敗退 |
第96回夏全国高校野球選手権大会 | 2014年 | 優勝 |
第87回春選抜高校野球大会 | 2015年 | ベスト4 |
第88回春選抜高校野球大会 | 2016年 | 二回戦敗退 |
第89回春選抜高校野球大会 | 2017年 | 優勝 |
第99回夏全国高校野球選手権大会 | 2017年 | 三回戦敗退 |
第90回春選抜高校野球大会 | 2018年 | 優勝 |
第100回夏全国高校野球選手権大会 | 2018年 | 優勝 |
甲子園での思い出の試合
大阪桐蔭高校の思い出の試合として、2012年第94回全国高校野球選手権大会の決勝の試合をご紹介します。
藤浪投手(現阪神タイガース)や当時2年生捕手だった森友哉捕手(現埼玉西武ライオンズ)を擁して臨んだ八戸学院高生光星学院との決勝戦です。
光星学院はこの年、3番4番に田村捕手(現千葉ロッテマリーンズ)、北條内野手(現阪神タイガース)を擁し春の選抜の決勝戦と同じチーム同士での決勝戦でした。
何と言っても必見なのは、田村選手や北條選手が引っ張る光星学院の打線をねじ伏せるエース藤浪投手のピッチングです。
前半は両チームよく守って無得点のまま進み、4回裏に7番白水選手のソロホームランで先制します。5回裏には光星学院の守備の乱れで大阪桐蔭高校に2点追加し、3対0とします。そのまま点数は3対0で大阪桐蔭高校が勝利し大阪桐蔭高校野球部史上初の春夏連覇を果たしました。
試合の勝敗以上に、藤浪投手の高校生とは思えない投球と田村選手、北條選手の高校生とは思えないスイングの勝負は全打席が見ものです。また、データでは表せない大阪桐蔭高校の強さというものが各所に見られる試合でもありました。
大阪桐蔭高校野球部出身の主なプロ野球選手
大阪桐蔭高校野球部からは多数のプロ野球選手が排出されています。主なプロ野球選手とその球団を紹介します。
選手名 | 卒業年度 | 最初に入団した球団 |
---|---|---|
中村剛也選手 | 2001年 | 埼玉西武ライオンズ |
西岡剛選手 | 2002年 | 千葉ロッテマリーンズ |
岩田稔選手 | 2005年 | 阪神タイガース |
平田良助選手 | 2005年 | 中日ドラゴンズ |
辻内崇伸選手 | 2005年 | 読売ジャイアンツ |
中田翔選手 | 2007年 | 北海道日本ハムファイターズ |
浅村栄斗選手 | 2008年 | 埼玉西武ライオンズ |
高島毅選手 | 2008年 | オリックスバッファローズ |
丸毛謙一選手 | 2010年 | 読売ジャイアンツ |
江村直也選手 | 2010年 | 千葉ロッテマリーンズ |
西田直斗選手 | 2011年 | 阪神タイガース |
藤浪晋太郎選手 | 2012年 | 阪神タイガース |
岡田雅利選手 | 2013年 | 埼玉西武ライオンズ |
森友哉選手 | 2013年 | 埼玉西武ライオンズ |
香月一也選手 | 2014年 | 千葉ロッテマリーンズ |
青柳昴樹選手 | 2015年 | 横浜DeNA |
澤田圭佑選手 | 2016年 | オリックスバッファローズ |
高山優希選手 | 2016年 | 北海道日本ハムファイターズ |
山足達也選手 | 2017年 | オリックスバッファローズ |
藤原恭大選手 | 2018年 | 千葉ロッテマリーンズ |
横川凱選手 | 2018年 | 読売ジャイアンツ |
柿木連選手 | 2018年 | 北海道日本ハムファイターズ |
根尾昂選手 | 2018年 | 中日ドラゴンズ |
大阪桐蔭高校のDATA
住所 〒574-0013 大阪府大東市中垣内3-1-1
設立 1983年 当時の名称は大阪産業大学高等学校大東校舎
建学の精神 偉大なる平凡人たれ
*男女共学の中高一貫の私立高校
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おわりに
今回は、大阪桐蔭高校野球部を特集してきましたいかがだったでしょうか?
1試合だけですが実現した甲子園での試合、悔いなくノビノビとプレーしてほしいと願わずにはいられません。
最後までお読みいただき大感謝!みっつでした。