こんにちは、当ブログの管理人、元高校球児のみっつです!
北海道学生野球連盟は、札幌地区以外の大学が加盟している野球連盟です。かつては北海道地区大学野球連盟という名称でしたが、加盟校の増加への対応と、全日本大学野球選手権の出場枠拡大の為に分割されました。
今回は、北海道学生野球連盟を特集します。全加盟校の紹介と歴代優勝校や優勝回数もご紹介しますので、楽しみにしてくださいね。
■目次(クリックすると飛びます)
北海道学生野球連盟の全加盟校のご紹介
2020年春現在、北海道学生野球連盟に加盟している11の大学をご紹介します。
リーグ発足当初は12の大学が加盟していましたが、新規加盟やキャンパス統合等による脱退を経て、現在では11校による2部制でリーグ戦が行われています。
- 東京農業大北海道オホーツク
- 旭川大
- 函館大
- 苫小牧駒澤大
- 北海道教育大函館校
- 北海道教育大旭川校
- 釧路公立大
- 公立はこだて未来大
- 北見工業大
- 帯広畜産大
- 室蘭工業大
連盟加入年 1990年
連盟加入年 1990年
連盟加入年 1990年
連盟加入年 1999年
連盟加入年 1990年
連盟加入年 1990年
連盟加入年 1990年
連盟加入年 2005年
連盟加入年 1990年
連盟加入年 1990年
連盟加入年 1990年
優勝経験のある加盟校のご紹介
次に、北海道学生野球連盟に加盟している大学の中から、1部リーグで優勝経験のある主な大学の詳細についてご紹介します。
東京農業大北海道オホーツク
- 創部 1989年
- 優勝回数 31回
- 主なO B 福川将和、風張蓮、井口和朋、玉井大翔、周東佑京など
特色
東京農業大学北海道オホーツクは、1989年に網走市に東京農業大学の生物産業学部が設置されたのにあわせて創部されました。学校や野球部の歴史は浅いのですが、北海道学生野球連盟では最多となる31回のリーグ優勝を誇ります。
東京農業大学の本校は、1910年の創部で東都大学野球連盟創設時から活動している歴史のある大学ですが、リーグ優勝の経験がなく、現在は3部リーグまで降格してしまいました。
東京農業大学北海道オホーツクは、全日本大学野球選手権出場が15回に明治神宮大会出場が2回と本校に先駆けて全国を相手に戦っています。
部員は北海道出身者が少なく全国から集まっており、強豪校出身揃いですが甲子園常連校は少ない印象です。
OBには日ハムの玉井選手やソフトバンクの周東選手など、若手で活躍する選手が出てきていることや、リーグの強豪でもあるため、全国の舞台を目指す選手にとってはいい大学かもしれません。
旭川大
- 創部 1968年
- 優勝回数 8回
- 主なOB 内山雄介
特色
旭川大は、北海道学生野球連盟発足以降、連盟で2位となる8回のリーグ優勝をしている強豪です。附属校である旭川大高校が、ここ2年連続で夏の甲子園に出場しており、また2年連続でプロ野球選手を輩出していることから注目を集めています。
附属校である旭川大高校をはじめ、旭川市近郊出身の選手が多い中、沖縄出身などの遠方の選手も多数入部しています。しかし、2022年からは公立化される予定となっており、そうなると選手の確保が難しくなるかもしれません。
現在、優勝回数では東京農業大学北海道オホーツクに水をあけられていますが、リーグ戦では常に上位におり、公立化されるまでに優勝の機会をうかがいます。
函館大
- 創部 1965年
- 優勝回数 8回
- 主なOB 坂田遼
特色
函館大は、旭川大と並んで連盟2位となるリーグ優勝を誇ります。東農大北海道オホーツクや旭川大と優勝争いを繰り広げており、リーグの中では強豪です。
北海道学生野球連盟の上位陣は新設大学が多いのですが、函館大は50年以上の歴史があり、連盟の強豪校の中では比較的歴史の古い大学になります。
北海道の南端に位置する函館市に所在するため、リーグ戦を戦う上で広い北海道の中、苫小牧や旭川や網走まで遠征しなくてはならないという苦労があります。
新幹線や鉄道で東北地方とつながっているからか、他の大学に比べて東北地方や関東出身の選手が多い特徴があります。また、リーグの他の強豪大と同様、野球の強豪である附属校や系列校を持っています。
苫小牧駒澤大
- 創部 1998年
- 優勝回数 3回
- 主なOB 作田啓一
特色
苫小牧駒澤大学は、1998年に設置された新しい大学です。大学と同時に開校した駒大苫小牧高校出身の選手が多いのですが札幌市にも比較的近い距離にあるので、札幌市内をはじめとする北海道内の強豪校の選手が多く集まっています。
今年の苫小牧駒澤大で注目すべきは、なんと言ってもドラフト上位候補の伊藤大海選手です。駒大苫小牧高校から駒沢大に進学するも、苫小牧駒澤大に再入学するという異色の経歴ですが大学日本代表でも活躍するなど全国屈指の選手です。
リーグ優勝はまだ3回ですが、いずれも近年のものであり、2020年秋にもリーグを制覇しました。東農大北海道オホーツクの1強体制を打開できそうな新勢力です。
2018年には駒沢大から別法人に設置者が譲渡されており、2021年から北洋大学に校名が変更される予定になっています。
歴代優勝校のご紹介
北海道学生野球連盟のリーグ戦の歴代優勝校について、1990年秋に分割する以前の北海道地区学生野球連盟時代のものからご紹介します。
年度(西暦) | 年度(和暦) | 春の優勝校 | 秋の準優勝校 |
---|---|---|---|
1976年 | 昭和51年 | 北海学園大学 | |
1977年 | 昭和52年 | 札幌大学 | 札幌大学 |
1978年 | 昭和53年 | 函館大学 | 札幌大学 |
1979年 | 昭和54年 | 北海学園大学 | 札幌大学 |
1980年 | 昭和55年 | 北海学園大学 | 札幌大学 |
1981年 | 昭和56年 | 北海学園大学 | 札幌大学 |
1982年 | 昭和57年 | 北海学園大学 | 北海学園大学 |
1983年 | 昭和58年 | 北海道大学 | 北海学園大学 |
1984年 | 昭和59年 | 道都大学 | 札幌大学 |
1985年 | 昭和60年 | 北海学園大学 | 札幌大学 |
1986年 | 昭和61年 | 北海道東海大学 | 札幌大学 |
1987年 | 昭和62年 | 札幌大学 | 北海道工業大学 |
1988年 | 昭和63年 | 道都大学 | 函館大学 |
1989年 | 平成元年 | 札幌大学 | 北海道東海大学 |
1990年 | 平成2年 | 北海道東海大学 | 北海道東海大学 |
1991年 | 平成3年 | 道都大学 | 北海道東海大学 |
1992年 | 平成4年 | 函館大学 | 旭川大学 |
1993年 | 平成5年 | 旭川大学 | 道都大学 |
1994年 | 平成6年 | 道都大学 | 東京農業大学生物生産学部 |
1995年 | 平成7年 | 東京農業大学生物生産学部 | 東京農業大学生物生産学部 |
1996年 | 平成8年 | 東京農業大学生物生産学部 | 道都大学 |
1997年 | 平成9年 | 東京農業大学生物生産学部 | 旭川大学 |
1998年 | 平成10年 | 東京農業大学生物生産学部 | 東京農業大学生物生産学部 |
1999年 | 平成11年 | 東京農業大学生物生産学部 | 北海道東海大学 |
2000年 | 平成12年 | 東京農業大学生物生産学部 | 北海道東海大学 |
2001年 | 平成13年 | 東京農業大学生物生産学部 | 東京農業大学生物生産学部 |
2002年 | 平成14年 | 東京農業大学生物生産学部 | 北海道東海大学 |
2003年 | 平成15年 | 旭川大学 | 東京農業大学生物生産学部 |
2004年 | 平成16年 | 旭川大学 | 東京農業大学生物生産学部 |
2005年 | 平成17年 | 東京農業大学生物生産学部 | 東京農業大学生物生産学部 |
2006年 | 平成18年 | 東京農業大学生物生産学部 | 東京農業大学生物生産学部 |
2007年 | 平成19年 | 旭川大学 | 北海道東海大学 |
2008年 | 平成20年 | 函館大学 | 函館大学 |
2009年 | 平成21年 | 東海大学北海道キャンパス | 函館大学 |
2010年 | 平成22年 | 函館大学 | 東京農業大学生物生産学部 |
2011年 | 平成23年 | 東京農業大学生物生産学部 | 函館大学 |
2012年 | 平成24年 | 旭川大学 | 東京農業大学北海道オホーツク |
2013年 | 平成25年 | 東京農業大学北海道オホーツク | 東京農業大学北海道オホーツク |
2014年 | 平成26年 | 苫小牧駒澤大学 | 東京農業大学北海道オホーツク |
2015年 | 平成27年 | 東京農業大学北海道オホーツク | 東京農業大学北海道オホーツク |
2016年 | 平成28年 | 東京農業大学北海道オホーツク | 旭川大学 |
2017年 | 平成29年 | 東京農業大学北海道オホーツク | 函館大学 |
2018年 | 平成30年 | 苫小牧駒澤大学 | 函館大学 |
2019年 | 令和元年 | 東京農業大学北海道オホーツク | 東京農業大学北海道オホーツク |
2020年 | 令和2年 | コロナウイルスの影響により中止 | 苫小牧駒澤大学 |
2021年 | 令和3年 | 東京農業大学北海道オホーツク | |
※1990年春までは北海道地区学生野球連盟 | |||
※1990年秋から北海道学生野球連盟 |
学校別優勝回数ランキング
続いて、学校別にリーグ戦の優勝回数とランキングを紹介します。
北海道地区学生野球連盟での優勝回数 | ||||
---|---|---|---|---|
順位 | 学校名 | 優勝回数(春・秋) | ||
1位 | 札幌大学 | 11回(3・8) | ||
2位 | 北海学園大学 | 8回(5・3) | ||
3位 | 北海道東海大学 | 3回(2・1) | ||
4位 | 函館大学 | 2回(1・1) | ||
4位 | 道都大学 | 2回(2・0) | ||
6位 | 北海道大学 | 1回(1・0) | ||
6位 | 北海道工業大学 | 1回(0・1) | ||
北海道学生野球連盟での優勝回数 | ||||
順位 | 学校名 | 優勝回数(春・秋) | ||
1位 | 東京農業大学北海道オホーツク | 31回(17・14) | ||
2位 | 旭川大学 | 8回(5・3) | ||
2位 | 函館大学 | 8回(3・5) | ||
4位 | 北海道東海大学 | 7回(1・6) | ||
5位 | 道都大学 | 4回(2・2) | ||
6位 | 苫小牧駒澤大学 | 3回(3・0) | ||
※道都大はキャンパス集約に伴い2004年に脱退、現在は星槎道都大として札幌学生野球連盟所属 | ||||
※北海道東海大学はキャンパス集約に伴い2011年に脱退、現在は東海大札幌キャンパスとして札幌学生野球連盟所属 | ||||
合計優勝回数 | ||||
順位 | 学校名 | 優勝回数(春・秋) | ||
1位 | 東京農業大学北海道オホーツク | 31回(17・14) | ||
2位 | 札幌大学 | 11回(3・8) | ||
3位 | 函館大学 | 10回(4・6) | ||
3位 | 北海道東海大学 | 10回(3・7) | ||
5位 | 北海学園大学 | 8回(5・3) | ||
5位 | 旭川大学 | 8回(5・3) | ||
7位 | 道都大学 | 6回(4・2) | ||
8位 | 苫小牧駒澤大学 | 3回(3・0) | ||
9位 | 北海道大学 | 1回(1・0) | ||
9位 | 北海道工業大学 | 1回(0・1) |
優勝回数は、新連盟発足後から優勝回数を伸ばしている東京農業大学北海道オホーツクが最多です。しかし、2位以下は混戦となっており、拮抗したリーグと言えます。
⇒全日本大学野球選手権!歴代の優勝校や優勝回数ランキング・出場資格をご紹介
⇒明治神宮野球大会!大学の出場条件と歴代優勝校をご紹介!
最後までお読みいただき大感謝!みっつでした。