こんにちは、当ブログの管理人、元高校球児のみっつです!
仙台六大学野球連盟は、仙台市とその近郊にある大学で構成されています。設立は1969年で、50年以上の歴史を持つ連盟です。
全国に名が知れている強豪校も所属していて、大学選手権での優勝校も出ています。
今回は、仙台六大学野球連盟を特集します。全加盟校や歴代の優勝校のご紹介、さらに歴代の個人記録にも触れますので、楽しみにしてくださいね。
■目次(クリックすると飛びます)
仙台六大学野球連盟の全加盟校のご紹介
まずは、仙台六大学野球連盟に加盟している6校の大学の詳細についてご紹介します。
東北福祉大学
・優勝回数 72回
・主なOB 金本知憲、斎藤隆、佐々木主浩、和田一浩、津森宥紀など
特色
東北福祉大学は、仙台六大学野球連盟を代表する強豪です。 リーグ戦の優勝回数は、ダントツの72回と、他大学を圧倒しています。
高校野球においては、甲子園優勝のない東北勢ですが、東北福祉大は全日本大学野球選手権で一昨年の優勝を含めて3回の優勝を誇っています。
地方リーグですが、メジャーリーグでも活躍した佐々木主浩選手や斎藤隆選手を輩出したほか金本知憲選手や和田一浩選手など偉大な成績を残したプロ野球選手がたくさんいます。
現在でも、全国の強豪校から主力級の選手が集まり、その強さを支えています。
昨年は大学日本代表でも活躍した津森選手がソフトバンクホークスにドラフト指名されました。
また、仙台六大学のリーグ戦は、原則的に東北福祉大の野球場で行われています。
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東北学院大学
・優勝回数 18回
・主なOB 仁部智、星孝典、岸孝之、伊藤祐介、本田圭佑、鈴木遼太郎
特色
東北学院大学は、東北福祉大に次ぐリーグの優勝回数を誇っています。硬式野球部の創部は古く、大正時代の創部になります。
全日本大学野球選手権には、仙台六大学野球連盟が発足する前の1952年の第1回大会から出場しておりリーグ発足当初は、優勝常連でもあった古豪です。
東北福祉大がリーグで躍進し始めると、リーグ優勝から遠ざかりますが2006年春には、当時4年生だった岸孝之選手(現東北楽天ゴールデンイーグルス)の大活躍により東北福祉大の35連覇を阻止し、久々の優勝を果たしました。
以降は、1回の優勝にとどまっていますが、ここ数年で3人の投手をプロ野球界に送り込むなどレベルの高さは健在です。
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仙台大学
・優勝回数 6回
・主なOB 熊原健人、馬場皐輔
特色
仙台大学は、東北福祉大や東北学院大に比べると全国的な知名度は低いですが東北福祉大らとリーグ優勝を争う、リーグの強豪です。
2014年の春季リーグでは、67季ぶりにリーグ優勝を果たしましたが、その原動力となった熊原健人選手が横浜DeNAベイスターズにドラフト指名され、仙台大初のプロ野球選手となりました。
その後も、3度リーグ優勝しており、2017年には馬場皐輔選手が阪神タイガースにドラフト1位指名されるなど着実に実力をつけている大学です。
仙台大には、体育学部があり、多くの卒業生が高校や中学の指導者として、新たな野球選手を育成しています。仙台大OBの代表的な指導者として、福島の聖光学院高校の斎藤監督などがおります。
東北工業大学
・優勝回数 4回
特色
東北工業大学は、これまでに4回のリーグ優勝を果たしています。
リーグ発足当初は、東北学院大と優勝争いを繰り広げた古豪で過去4回のリーグ優勝は全てこの時期に達成したものです。
仙台六大学リーグにおいては、東北福祉大、仙台大、東北学院大が上位を占めることが多く東北工業大の存在感は高いものではありません。
しかし、部員には仙台育英、東北、利府、東陵といった宮城県を代表する強豪校出身の選手が多く東北地方の公立工業高校の主力クラスの選手も入部しています。
近年では、3強に割って入り、Aクラス入りする回数が増えてきました。50年近く遠ざかっているリーグ優勝や大学初のプロ野球選手の輩出を目指しています。
東北大学
・優勝回数 0回
特色
東北大学は、東北地方でナンバーワンの学力を誇る名門大学です。旧帝国大学でもあるため、硬式野球部の創部は仙台六大学の中で最も古い歴史を誇ります。
国立大学でもあるため、進学校出身の選手が多く、その選手層は薄いと言わざるをえません。他大学に比べ、学業や研究に割かれる時間が多く、また、アルバイトをしている部員も多いのが特徴です。
強豪大学の野球部員は、部活動だけに力を入れるケースも多いのですが、東北大の野球部では限られた時間の中で、いかに効率的な練習をするかということを考えながら活動をしています。
リーグ戦の他に、毎年8月には、旧七帝国大学が集結して七大戦という大会が行われています。
宮城教育大学
・優勝回数 0回
特色
宮城教育大学は、その名のとおり、教員養成を目的に設置された国立大学です。
国立の単科大ということもあり、他大学に比べて部員数も比べて少なく、野球の名門校出身の選手も少ないのが宮城教育大の特徴になります。
そのせいもあって、リーグ戦では苦戦が続き、東北大らと5位を争っているのが近年の現状です。
数年前には最速150キロを超える投手がいましたが、リーグ戦でもなかなか勝てず残念ながら宮城教育大初のドラフト指名を受けることもできませんでした。
実習などもあり、私大に比べて野球に割ける時間が少ないため、今後もリーグでは苦戦が続くことが予想されますが東北の進学校は野球が強い高校も多いため、意外なスター選手が登場することを期待したいです。
歴代優勝校のご紹介
次に、仙台六大学連盟のリーグ戦の歴代優勝校をご紹介します。
年度(西暦) | 年度(和暦) | 春の優勝校 | 秋の優勝校 |
---|---|---|---|
1970年 | 昭和45年 | 東北学院大 | 東北工業大 |
1971年 | 昭和46年 | 東北工業大 | 東北学院大 |
1972年 | 昭和47年 | 東北工業大 | 東北学院大 |
1973年 | 昭和48年 | 東北工業大 | 東北学院大 |
1974年 | 昭和49年 | 東北学院大 | 東北学院大 |
1975年 | 昭和50年 | 東北学院大 | 仙台大 |
1976年 | 昭和51年 | 東北学院大 | 東北学院大 |
1977年 | 昭和52年 | 東北学院大 | 東北学院大 |
1978年 | 昭和53年 | 東北学院大 | 東北学院大 |
1979年 | 昭和54年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
1980年 | 昭和55年 | 東北学院大 | 仙台大 |
1981年 | 昭和56年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
1982年 | 昭和57年 | 東北学院大 | 東北福祉大 |
1983年 | 昭和58年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
1984年 | 昭和59年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
1985年 | 昭和60年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
1986年 | 昭和61年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
1987年 | 昭和62年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
1988年 | 昭和63年 | 東北福祉大 | 東北学院大 |
1989年 | 平成元年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
1990年 | 平成2年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
1991年 | 平成3年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
1992年 | 平成4年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
1993年 | 平成5年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
1994年 | 平成6年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
1995年 | 平成7年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
1996年 | 平成8年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
1997年 | 平成9年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
1998年 | 平成10年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
1999年 | 平成11年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
2000年 | 平成12年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
2001年 | 平成13年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
2002年 | 平成14年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
2003年 | 平成15年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
2004年 | 平成16年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
2005年 | 平成17年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
2006年 | 平成18年 | 東北学院大 | 東北福祉大 |
2007年 | 平成19年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
2008年 | 平成20年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
2009年 | 平成21年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
2010年 | 平成22年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
2011年 | 平成23年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
2012年 | 平成24年 | 東北福祉大 | 東北学院大 |
2013年 | 平成25年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
2014年 | 平成26年 | 仙台大 | 東北福祉大 |
2015年 | 平成27年 | 仙台大 | 東北福祉大 |
2016年 | 平成28年 | 東北福祉大 | 仙台大 |
2017年 | 平成29年 | 東北福祉大 | 仙台大 |
2018年 | 平成30年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
2019年 | 令和元年 | 東北福祉大 | 東北福祉大 |
2020年 | 令和2年 | コロナウイルスの影響により中止 |
学校別優勝回数ランキング
続いて、学校別にリーグ戦の優勝回数とランキングを紹介します。
順位 | 学校名 | 優勝回数(春・秋) |
---|---|---|
1位 | 東北福祉大 | 72回(36・36) |
2位 | 東北学院大 | 18回(9・9) |
3位 | 仙台大 | 6回(2・4) |
4位 | 東北工業大 | 4回(3・1) |
5位 | 東北大 | 0回 |
5位 | 宮城教育大 | 0回 |
優勝回数は、東北福祉大学が他大学を圧倒しています。しかし、近年では他大学にも優秀な選手が多く、奮闘を期待したいです。
歴代の個人記録のご紹介
仙台六大学リーグの各種記録について、打撃部門と投手部門に分けてご紹介します。
打撃部門
通算安打
1位 松本桃太郎選手(仙台大) 120安打 2013年~2016年
2位 古川大悟選手(東北学院大) 114安打 1988年~1991年
3位 井上信志選手(東北学院大) 103安打 2011年~2014年
通算本塁打
1位 三浦英司選手(東北工業大) 21本 1971年~1974年
2位 千葉満男選手(東北福祉大) 20本 1975年~1978年
3位 尾崎良則選手(東北学院大) 19本 1972年~1975年
1季最高打率
結城充弘選手(東北福祉大) .667(27打数18安打) 1998年秋
1季最高打点
1位タイ 新田正恵選手(宮城教育大) 19打点 1978年秋
小杉卓正選手(東北福祉大) 19打点 1999年春
1季最多盗塁
1位タイ 福浦達夫選手(仙台大) 20盗塁 1984年秋
1位 高荷明仁選手(仙台大) 20盗塁 1989年秋
投手部門
通算勝利数
1位タイ 阿部博文選手(東北学院大) 33勝12敗 2007年~2010年
横田一秀選手(宮城教育大) 33勝32敗 1971年~1974年
小野秀明選手(東北大) 33勝36敗 1981年~1984年
通算最多登板
小野秀明選手(東北大) 83試合 1981年~1984年
通算最多投球回
小野秀明選手(東北大) 566回 1981年~1984年
1季最多奪三振
横田一秀選手(宮城教育大) 103個 1983年春
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