こんにちは、当ブログの管理人、元高校球児のみっつです!
首都大学野球連盟は、関東にある16の大学で構成されています。元々は東都大学野球連盟の加盟校を中心に、1964年に発足しました。
東京六大学野球連盟や東都大学野球連盟と比べると、比較的歴史は浅いですが、全日本大学野球選手権や明治神宮野球大会で数多くの優勝を果たしていて、実力校が集まる連盟として知られています。
今回は、首都大学野球連盟について特集します。加盟校や歴代の優勝校にも触れますので、楽しみにして下さいね。
■目次(クリックすると飛びます)
首都大学野球連盟の全加盟校のご紹介
首都大学野球連盟は、16校による2部制でリーグ戦が行われています。まずは2020年現在の全ての加盟校のご紹介です。
東海大学
連盟加入年 1964年
武蔵大学
連盟加入年 1964年
筑波大学
連盟加入年 1964年
日本体育大学
連盟加入年 1964年
帝京大学
連盟加入年 1967年
大東文化大学
連盟加入年 1966年
桜美林大学
連盟加入年 2009年
東京経済大学
連盟加入年 1964年
明星大学
連盟加入年 1966年
獨協大学
連盟加入年 1967年
城西大学
連盟加入年 1965年
明治学院大学
連盟加入年 1964年
玉川大学
連盟加入年 1975年
足利大学
連盟加入年 2010年
成城大学
連盟加入年 1964年
日本ウェルネススポーツ大学
連盟加入年 2019年
主な加盟校のご紹介
続いて、主な加盟校として、1部優勝経験のある大学をご紹介します。
東海大学
・優勝回数 73回
・主なOB 遠藤一彦、原辰徳、平野恵一、菅野智之、中川皓太など
特色
東海大学は、首都大学野球連盟のリーグ戦で断トツの73回の優勝を誇ります。もともとは東都大学野球連盟に加盟していましたが、東海大が他大学に呼びかけて首都大学野球連盟を発足した経緯があるため、名実ともに「首都の盟主」として君臨しています。
全国の舞台でも全日本大学野球選手権で4回、明治神宮大会で3回の優勝があり全国的にも強豪校です。
OBにもプロ野球界で活躍している選手が多数おり、質・量ともにリーグ1です。巨人の原辰徳監督の父でもある原貢氏が長年監督を務めたこともあり、有力な選手は巨人にドラフト指名されることが多い印象です。
日本体育大学
・優勝回数 24回
・主なOB 高嶋仁、小林雅英、松本航、東妻勇輔など
特色
日本体育大学は、日本を代表する様々なスポーツのアスリートが在籍する大学です。
大学野球においては、創部してすぐに現在の東京新大学野球連盟に加盟しましたが、6年後には東都大学野球連盟に移籍し、首都大学野球連盟発足に伴い東都大学野球連盟を脱退したという経緯があります。
首都大学野球リーグでも2位となる24回の優勝があり、神宮大会でも優勝経験のある強豪としての地位を築いています。
大学が教員養成を主においていることもあり、教員志望の学生が多くプロ野球選手のOBも多くいますが、それ以上に高校野球界等に多くの指導者を送り出し、選手の指導にあたっています。
帝京大学
・優勝回数 4回
・主なOB 前田三夫、里崎智也、青柳晃洋、塩見康隆など
特色
帝京大学は、日本屈指の規模を誇る総合大学で、各種学生スポーツにも力を入れている大学です。
それらのスポーツでは強豪であることが多く、高校野球では帝京高校が名門であることから、大学野球でも強豪のイメージがありますが、リーグ戦では意外と4回の優勝しかありません。
2017年春には20年ぶりのリーグ優勝を果たしていますが、基本的にはリーグの中位で終わるシーズンが多い印象です。
しかし、レベルの高いリーグであり、全国の強豪校からも部員が集まってきていますので、今後も強豪校としての地位は保てそうです。
筑波大学
・優勝回数 4回
・主なOB 渡辺正和、杉本友、藤井淳志など
特色
筑波大学は国立大学ではありますが、体育専門学群が設置されており、数々の学生スポーツでも結果を残している珍しい性質の大学です。
もともとは東都大学野球連盟に加盟しており、ある程度の成績は残していましたが、東海大や日体大と同様、連盟を脱退し、首都大学野球連盟発足に携わりました。
リーグ戦の優勝回数こそ4回で、ここ10年以上は優勝から遠ざかっていますが、近年でもリーグ戦を上位で戦っており、立派な成績をおさめていると言えます。
推薦入学した野球強豪校の選手と進学校から入学した選手がいいバランスで力をあわせています。
城西大学
・優勝回数 3回
・主なOB 川井貴志、渡辺直人、比屋根渉など
特色
城西大学は、埼玉県の坂戸市に所在置く大学です。連盟に加盟して約20年後の1984年に1部に昇格すると、これまでにリーグ戦では3度の優勝経験があります。
その全てが1990年代後半から2000年代前半にかけてのものであり、この時期はリーグ戦でも上位で戦うことが多く、強豪としての地位を築きつつありました。
しかし、徐々に順位を下げ、最近は1部と2部を行ったり来たりしております。リーグの上位大に比べると中堅校出身の選手が目立ちますが
、1部昇格そして神宮大会出場を目指し、日々の厳しい練習をこなし2部リーグで戦っています。
明治学院大学
・優勝回数 2回
・主なOB 森山正義、加藤貴大、松本友など
特色
明治学院大学の野球部の創部は1885年と、日本でも最も歴史のある野球部の1つです。これは名門校揃いの東京六大学で、最も歴史のある慶應義塾大よりも古いものです。
明治学院大も他大学と同様、もともとは東都大学野球連盟に加盟していましたが、首都大学野球連盟発足後に移籍しています。
リーグ戦では1970年代に2度の優勝があり、森山正義選手が創部初のプロ野球選手となりました。
森山氏は後に監督を務め、その背番号27は大学の永久欠番となっています。
1990年代以降は、低迷が続き、2部リーグが主戦場となっており、1部定着ができていません。
特にこの10年は1部昇格できていないので、2部優勝と1部昇格が当面の目標となります。
桜美林大学
・優勝回数 2回
・主なOB 山野辺翔、佐々木千隼など
特色
桜美林大学には長年、準硬式野球部しか存在しませんでしたが、2008年に硬式野球部へと移行しました。
2014年に、連盟の1部が8校に拡大されたのに伴い1部に昇格すると、2016年秋には佐々木千隼選手を擁して1部初優勝と明治神宮大会準優勝を遂げています。
これらの成績で、大学野球としての歴史の浅い桜美林大の知名度は飛躍的にアップしました。また、新興勢力として強豪校の仲間入りをしそうな予感でしたが、その後は1部と2部を行き来しています。
しかし2021年の春のリーグ戦を制し、1部常連校としての足がかりつかめるかもしれません。
大東文化大学
・優勝回数 1回
・主なOB 鈴木照雄、島津佳一、石井邦彦、川井雄太など
特色
大東文化大学は、創部と同年の1966年に首都大学野球連盟に加盟すると、すぐさま1部に昇格し1972年には1部でリーグ優勝しました。しかし、現在、これが最初で最後のリーグ優勝となっています。
しかもこの優勝以降は1部下位に低迷し、1部と2部を往復するようなシーズンが多くなり、2015年に2部に降格して以降は2部でも下位に沈むことも増えています。
他のスポーツにおいても大東文化大の活躍が少なくなってきている印象で少し寂しい感じがしますが、部員数は少なくないので、キーとなる選手が生まれれば、2部でも上位に行けそうです。
歴代優勝校のご紹介
首都大学野球連盟の1部リーグ戦の歴代優勝校をご紹介します。
年度(西暦) | 年度(和暦) | 春の優勝校 | 秋の優勝校 |
---|---|---|---|
1964年 | 昭和39年 | 東海大 | |
1965年 | 昭和40年 | 東海大 | 東海大 |
1966年 | 昭和41年 | 東海大 | 東海大 |
1967年 | 昭和42年 | 東海大 | 日本体育大 |
1968年 | 昭和43年 | 東海大 | 東海大 |
1969年 | 昭和44年 | 東海大 | 東海大 |
1970年 | 昭和45年 | 明治学院大 | 東海大 |
1971年 | 昭和46年 | 帝京大 | 東海大 |
1972年 | 昭和47年 | 大東文化大 | 東海大 |
1973年 | 昭和48年 | 日本体育大 | 東海大 |
1974年 | 昭和49年 | 明治学院大 | 日本体育大 |
1975年 | 昭和50年 | 東海大 | 日本体育大 |
1976年 | 昭和51年 | 東海大 | 東海大 |
1977年 | 昭和52年 | 東海大 | 東海大 |
1978年 | 昭和53年 | 東海大 | 東海大 |
1979年 | 昭和54年 | 東海大 | 東海大 |
1980年 | 昭和55年 | 東海大 | 日本体育大 |
1981年 | 昭和56年 | 日本体育大 | 日本体育大 |
1982年 | 昭和57年 | 東海大 | 東海大 |
1983年 | 昭和58年 | 東海大 | 東海大 |
1984年 | 昭和59年 | 日本体育大 | 日本体育大 |
1985年 | 昭和60年 | 東海大 | 東海大 |
1986年 | 昭和61年 | 東海大 | 帝京大 |
1987年 | 昭和62年 | 東海大 | 筑波大 |
1988年 | 昭和63年 | 日本体育大 | 東海大 |
1989年 | 平成元年 | 東海大 | 日本体育大 |
1990年 | 平成2年 | 筑波大 | 日本体育大 |
1991年 | 平成3年 | 東海大 | 東海大 |
1992年 | 平成4年 | 東海大 | 東海大 |
1993年 | 平成5年 | 東海大 | 日本体育大 |
1994年 | 平成6年 | 日本体育大 | 東海大 |
1995年 | 平成7年 | 日本体育大 | 日本体育大 |
1996年 | 平成8年 | 日本体育大 | 筑波大 |
1997年 | 平成9年 | 城西大 | 帝京大 |
1998年 | 平成10年 | 東海大 | 日本体育大 |
1999年 | 平成11年 | 東海大 | 東海大 |
2000年 | 平成12年 | 東海大 | 東海大 |
2001年 | 平成13年 | 東海大 | 城西大 |
2002年 | 平成14年 | 東海大 | 東海大 |
2003年 | 平成15年 | 東海大 | 城西大 |
2004年 | 平成16年 | 東海大 | 日本体育大 |
2005年 | 平成17年 | 東海大 | 東海大 |
2006年 | 平成18年 | 東海大 | 筑波大 |
2007年 | 平成19年 | 東海大 | 東海大 |
2008年 | 平成20年 | 東海大 | 東海大 |
2009年 | 平成21年 | 東海大 | 東海大 |
2010年 | 平成22年 | 東海大 | 東海大 |
2011年 | 平成23年 | 日本体育大 | 東海大 |
2012年 | 平成24年 | 東海大 | 東海大 |
2013年 | 平成25年 | 日本体育大 | 東海大 |
2014年 | 平成26年 | 東海大 | 東海大 |
2015年 | 平成27年 | 東海大 | 東海大 |
2016年 | 平成28年 | 日本体育大 | 桜美林大 |
2017年 | 平成29年 | 帝京大 | 日本体育大 |
2018年 | 平成30年 | 東海大 | 東海大 |
2019年 | 令和元年 | 東海大 | 東海大 |
2020年 | 令和2年 | 新型コロナの影響により中止 | 日本体育大学 |
2021年 | 令和3年 | 桜美林大学 |
学校別優勝回数ランキング
続いて、学校別にリーグ戦の優勝回数とランキングごを紹介します。
順位 | 学校名 | 優勝回数(春・秋) |
---|---|---|
1位 | 東海大学 | 73回(38・35) |
2位 | 日本体育大学 | 23回(10・14) |
3位 | 帝京大学 | 4回(2・2) |
3位 | 筑波大学 | 4回(1・3) |
5位 | 城西大学 | 3回(1・2) |
6位 | 明治学院大学 | 2回(2・0) |
7位 | 大東文化大学 | 1回(1・0) |
7位 | 桜美林大学 | 1回(2・0) |
優勝回数は、東海大が73回で飛び抜けて最多となっています。
⇒全日本大学野球選手権!歴代の優勝校や優勝回数ランキング・出場資格をご紹介
⇒明治神宮野球大会!大学の出場条件と歴代優勝校をご紹介!
最後までお読みいただき大感謝!みっつでした。