こんにちは、当ブログの管理人、元高校球児のみっつです!
関甲新学生野球連盟は埼玉以北の北関東と甲信越地方に所在置く大学で構成された連盟です。エリアも広く、加盟大学も多い上、強豪校も複数おり、リーグ戦を戦うのが過酷なリーグです。
20の大学が加盟しており、3部制でリーグ戦が行われていましたが、2020年秋季からは1部を8校に拡大し、2部制でリーグ戦が行われています。
なお1993年までは、北関東甲信越大学野球連盟として活動していました。
今回は、そんな関甲新学生野球連盟を特集します。加盟している全20校や一部で優勝経験のある大学もご紹介しますので、楽しみにして下さいね。
■目次(クリックすると飛びます)
関甲新大学野球連盟の全加盟校のご紹介
まずは、関甲新学生野球連盟に加盟している、20校の大学をご紹介します。
白鴎大学
連盟加入年 1993年
山梨学院大学
連盟加入年 1993年
平成国際大学
連盟加入年 1997年
関東学園大学
連盟加入年 1993年
上武大学
連盟加入年 1993年
新潟医療福祉大学
連盟加入年 2013年
作新学院大学
連盟加入年 1993年
常磐大学
連盟加入年 1993年
埼玉大学
連盟加入年 1993年
松本大学
連盟加入年 2002年
新潟大学
連盟加入年 1993年
宇都宮大学
連盟加入年 1993年
東京福祉大学
連盟加入年 2007年
群馬大学
連盟加入年 1993年
信州大学
連盟加入年 1993年
山梨大学
連盟加入年 1993年
茨城大学
連盟加入年 1993年
高崎経済大学
連盟加入年 1993年
長野大学
連盟加入年 1993年
群馬パース大学
連盟加入年 2009年
勝経験のある加盟校のご紹介
続いて、1部リーグで優勝経験のある大学をご紹介します。
上武大学
・優勝回数 35回
・主なOB 井納翔一、松井雅人、安達了一、三木亮、島田海吏など
特色
上武大学は、群馬県伊勢崎市に所在を置く大学です。関甲新大学リーグの中では、最多の優勝回数を誇りますが、リーグ5連覇なども珍しくなく、他大学を圧倒している状況です。
2004年に菊地和正選手が日本ハムファイターズに指名され、大学初のプロ野球選手となったほか、2009年の明治神宮大会準優勝、2013年の全日本大学野球選手権の優勝など、近年は全国的にも強豪校として広く認知されています。
また、関甲新リーグは、関東5連盟(東京新、首都、神奈川、千葉、関甲新)の中では地方の大学が多く、国公立大も多いため、強豪の印象を持ちづらい印象ですが上武大が先頭に立ってリーグを引っ張っています。
関東学園大学
・優勝回数 11回
・主なOB 五十嵐貴章
特色
関東学園大学は、群馬県太田市に所在置く大学です。リーグ戦では、連盟で2位となる優勝回数がありますが、その全てが連盟創設当初近くのものであり、前身の北関東甲信越大学野球連盟時代の終盤からは関東学園大学の独壇場という感じがありました。
しかし、ここ20年はリーグ優勝から遠ざかっています。下部リーグへの降格も経験済みで、5年ほど2部にいた時期にありましたが近年は再び1部に定着しつつあります。
2020年秋季から1部リーグが8校で行われることもあり、これを期に確実な1部定着を目指したいところです。
ここ数年は上武大と白?大が上位を独占していますが、この下は流動的のため、現在の関東学園大でも十分に上位進出の余地はありそうです。
白鴎大学
・優勝回数 8回
・主なOB 飯原誉士、岡島豪郎、大山悠輔、中塚駿太など
特色
白鴎大学は、栃木県小山市に所在置く大学です。リーグ戦では1998年に1部初昇格しましたが、その後の15年間ほどで8回のリーグ優勝を誇ります。特に、近年では常に上位に定着しており、上武大と2強体制を築きつつあります。
ドラフトで上位指名されるプロ野球選手も複数排出しており、リーグの中でも注目度の高い大学です。
これまで全国大会では上位進出がないので、全国での優勝や上位進出を成し遂げたいところです。そうすれば、現在は1枚上手の絶対王者の上武大との差を縮められそうです。
山梨学院大学
・優勝回数 1回
・主なOB 川口寛人、川口隼人、高梨裕稔、田中貴也など
特色
山梨学院大学は、その名のとおり、山梨県甲府市に所在置く大学です。駅伝のイメージが強い大学ですが、近年では野球にも力を入れています。
2010年頃からリーグ戦でも上位に食い込むようになり、2014年春には初のリーグ優勝を達成しました。その後、2部への降格もありましたが、近年のリーグ戦では上武大、白鴎大に次ぐ位置につけています。
付属高校である山梨学院高校は、夏の山梨県大会で5連覇中で、4季連続で甲子園に出場するなど、山梨県の高校野球界では絶対王者となりつつあります。
部員数はそこまで多いとは言えませんが、その山梨学院高校出身の選手をはじめ、北は北海道、南は沖縄から選手が入学してきており大学野球においても、リーグの絶対王者を狙っています。
平成国際大学
・優勝回数 1回
・主なOB 山崎敏、平野将光、牧田和久、佐野泰雄など
特色
平成国際大学は、埼玉県加須市に所在置く大学です。1997年の創部と、関甲新連盟の強豪校の中では、野球部の歴史は浅い方です。
順調に1部に昇格したあとは、創部からわずか6年の2003年秋のリーグ戦で初優勝をしています。そのままリーグ戦の優勝回数を伸ばすかと思われましたが、その1回のみにとどまっています。
これまで6名のプロ野球選手を輩出していますが、そのうち牧田和久選手(現楽天)など4名が地元球団の西武ライオンズにドラフト指名されているのも面白いところです。
まだまだ歴史の浅い大学ですので、今後どのような歴史を作っていくのかが楽しみです。
歴代優勝校のご紹介
関甲新学生野球連盟としての1部リーグ戦の歴代優勝校をご紹介します。
年度(西暦) | 年度(和暦) | 春の優勝校 | 秋の優勝校 |
---|---|---|---|
1993年 | 平成5年 | 関東学園大 | 関東学園大 |
1994年 | 平成6年 | 関東学園大 | 関東学園大 |
1995年 | 平成7年 | 関東学園大 | 上武大 |
1996年 | 平成8年 | 上武大 | 関東学園大 |
1997年 | 平成9年 | 関東学園大 | 上武大 |
1998年 | 平成10年 | 関東学園大 | 上武大 |
1999年 | 平成11年 | 関東学園大 | 関東学園大 |
2000年 | 平成12年 | 上武大 | 関東学園大 |
2001年 | 平成13年 | 上武大 | 上武大 |
2002年 | 平成14年 | 上武大 | 上武大 |
2003年 | 平成15年 | 上武大 | 平成国際大 |
2004年 | 平成16年 | 上武大 | 上武大 |
2005年 | 平成17年 | 白鷗大 | 白鷗大 |
2006年 | 平成18年 | 上武大 | 上武大 |
2007年 | 平成19年 | 上武大 | 上武大 |
2008年 | 平成20年 | 上武大 | 上武大 |
2009年 | 平成21年 | 白鷗大 | 上武大 |
2010年 | 平成22年 | 白鷗大 | 上武大 |
2011年 | 平成23年 | 上武大 | 白鷗大 |
2012年 | 平成24年 | 上武大 | 白鷗大 |
2013年 | 平成25年 | 上武大 | 上武大 |
2014年 | 平成26年 | 山梨学院大 | 上武大 |
2015年 | 平成27年 | 上武大 | 上武大 |
2016年 | 平成28年 | 上武大 | 上武大 |
2017年 | 平成29年 | 上武大 | 上武大 |
2018年 | 平成30年 | 白鷗大 | 上武大 |
2019年 | 令和元年 | 上武大 | 白鷗大 |
2020年 | 令和2年 | 新型コロナの影響でリーグ戦中止 | 上武大 |
2021年 | 令和3年 | 上武大 | |
※前身の北関東甲信越大学野球連盟時代の優勝校は不明 |
学校別優勝回数ランキング
続いて、学校別にリーグ戦の優勝回数とランキングを紹介します。
順位 | 学校名 | 優勝回数(春・秋) |
---|---|---|
1位 | 上武大学 | 35回(17・18) |
2位 | 関東学園大学 | 11回(6・5) |
3位 | 白鴎大学 | 8回(4・4) |
4位 | 山梨学院大学 | 1回(1・0) |
4位 | 平成国際大学 | 1回(0・1) |
優勝回数は、上部大が他大学を圧倒しています。
⇒全日本大学野球選手権!歴代の優勝校や優勝回数ランキング・出場資格をご紹介
⇒明治神宮野球大会!大学の出場条件と歴代優勝校をご紹介!
最後までお読みいただき大感謝!みっつでした。