こんにちは、当ブログの管理人、元高校球児のみっつです!
四国地区大学野球連盟は、1981年に創立された四国地方に存在する唯一の大学野球連盟です。大学の野球連盟でありながら、高等専門学校も参加しているのが特徴的と言えます。
加盟校は減少傾向にありますが、現在も2部制によるリーグ戦が行われ、他の大学連盟と同じように春と秋に公式戦が行われています。
今回は、四国地区大学野球連盟の特集です。連盟に加盟している全大学と主な加盟校、歴代の優勝校もご紹介しますので、楽しみにして下さいね。
■目次(クリックすると飛びます)
四国地区大学野球連盟の全加盟校のご紹介
まずは、四国地区大学野球連盟の全加盟校をご紹介します。
松山大学
連盟加入年 1981年
四国学院大学
連盟加入年 1985年
高知大学
連盟加入年 1981年
愛媛大学
連盟加入年 1981年
高知工科大学
連盟加入年 1998年
徳島大学
連盟加入年 1981年
香川大学
連盟加入年 1981年
鳴門教育大学
連盟加入年 1989年
徳島大学医学部
連盟加入年 1985年
聖カタリナ大学
連盟加入年 2019年
休部中の加盟校
新居浜工業高等専門学校
連盟加入年 1985年(1990年脱退、2019年再加盟)
香川高等専門学校
連盟加入年 1985年
徳島文理大学
連盟加入年 1991年
主な加盟校のご紹介
次に、主な加盟校として、一部の優勝経験のある大学をご紹介します。
松山大学
優勝回数 29回
主なOB 重松省三
特色
松山大学は、四国地方でも有数の歴史と規模を誇る私立大学です。各種スポーツにも力を入れており、全国的に強豪の競技も少なくはありません。
野球部においても、四国地区大学野球連盟で最多となるリーグ優勝を誇ります。
1981年のリーグ戦開始から間をおかずに優勝を重ねてきましたが、ここ5年ほどは優勝できておらず、過去最も優勝から遠ざかっています。
4年生がほとんど引退した2020年秋のリーグ戦も苦しい戦いが続いていますが、四国中国地方の強豪校から集まった部員数は連盟の中でも1、2を争うほどですので、来シーズン以降も巻き返しが期待されます。
四国学院大学
優勝回数 25回
主なOB 天野浩一、高野圭佑
特色
四国学院大学は、香川県善通寺市に所在置く私立大学です。リーグ戦での初優勝は連盟発足から15年経った1995年ですが2000年代以降、一気に優勝回数を伸ばし松山大学に肉薄する25回のリーグ優勝があります。
四国地方の強豪校出身の選手が多いのですが、沖縄の高校出身の選手も多数入部しているのも特徴的です。戦力的には四国地区大学野球連盟随一で、毎シーズン優勝候補に挙げられています。
リーグ優勝回数は順調に伸ばしていますが、他連盟に敗れ、明治神宮大会の出場がないので、今後は全国大会での実績を作りたいところです。
また、プロ野球選手の輩出などで魅力的な環境をアピールできるかが課題となりそうです。
高知大学
優勝回数 11回
主なOB 福田岳洋
特色
高知大学は、四国地区大学野球連盟に所属する国立大学の中で最多となる11回のリーグ優勝があります。
国立大学ながら、リーグ戦でも強豪の私立大学に負けない実績はありますが『四国No.1。応援されるチームに。』のスローガンのもと、優勝を目標に練習に取り組んでいます。
5年ほど四国優勝から遠のいており、悔しい結果が続いている中で、四国で1位になるためにはどうすれば良いのか練習場所や練習時間も限られている中で効率の良い練習をするために、一人ひとりが常に意識を高く持ち練習に取り組んでいます。
また、注目度の高い選手ではなかったものの、甲子園に出場している選手も何人か入部しており、実戦の豊富さやレベルの高い環境でのプレー経験の少ない国立大の選手にとっては貴重な戦力となっています。
愛媛大学
優勝回数 9回
特色
愛媛大学も、国立大ながら、これまで9度のリーグ優勝を果たしています。そのうち4回は1980年~1990年代のもので、ここまでは地方リーグでも珍しいことではないのですが、愛媛大の面白いところは、2015年~2017年に4度もリーグ優勝をしているところです。
近年の優勝を逃したシーズンでも上位に位置しており、未だに存在感を出し続けています。
「国立の雄」を自負しており、リーグ優勝と全国大会出場を目指して活動をしています。
国立大のライバルである高知大と同様、満足な練習環境・時間が無い中で、いかに効率よく出来るか、自分を成長させることが出来るのかを考え練習に取り組んでおり、大学野球の模範的な姿が印象的です。
香川大学
優勝回数 3回
特色
香川県唯一の国立大である香川大学も、リーグ戦で3度の優勝経験があります。しかし、いずれも昭和期のもので、平成以降は優勝がありません。
また、平成以降は下位に沈むことも多く、1部と2部を往復しているのが現状で、今シーズンは2部リーグでの戦いとなっています。
近年の実績や中国地方や関西地方へのアクセスがいいという地理的要因のせいか、高知大や愛媛大に比べて部員数も少なく、チームとしては苦しい状況といえます。
愛媛大と並び、神宮大会出場経験のある5つの国立大学の1つでもあり、国公立大でもリーグ優勝を狙える四国地区大学野球連盟ですので、今後の復権を期待したいです。
高知工科大学
優勝回数 2回
特色
高知工科大学は、1997年に新設された歴史の新しい大学です。元々は私立大学として運営されてきましたが、2009年から公立化されています。
加盟校が少なく、レベルもさほど高くない四国地区大学野球連盟なので、1部昇格は特筆するほど難しくはないのですが高知工科大の1部リーグへの初昇格は2015年秋と、ごく最近です。
それだけでなく、2018年秋、2019年春とリーグ2連覇し、2021年秋にも優勝しており、近年非常に力をつけてきた大学です。
強豪校としての歴史は浅いので、今後、どのような実績を残し、優秀な選手をプロや社会人の舞台に送り込めるのかが注目されます。
歴代優勝校のご紹介
四国地区大学野球連盟の1部リーグ戦の歴代優勝校をご紹介します。
年度(西暦) | 年度(和暦) | 春の優勝校 | 秋の優勝校 |
---|---|---|---|
1981年 | 昭和56年 | 高知大 | 松山商科大 |
1982年 | 昭和57年 | 高知大 | 香川大 |
1983年 | 昭和58年 | 高知大 | 香川大 |
1984年 | 昭和59年 | 愛媛大 | 松山商科大 |
1985年 | 昭和60年 | 愛媛大 | 松山商科大 |
1986年 | 昭和61年 | 高知大 | 松山商科大 |
1987年 | 昭和62年 | 松山商科大 | 松山商科大 |
1988年 | 昭和63年 | 松山商科大 | 香川大 |
1989年 | 平成元年 | 松山大 | 高知大 |
1990年 | 平成2年 | 松山大 | 高知大 |
1991年 | 平成3年 | 松山大 | 松山大 |
1992年 | 平成4年 | 愛媛大 | 愛媛大 |
1993年 | 平成5年 | 高知大 | 松山大 |
1994年 | 平成6年 | 松山大 | 松山大 |
1995年 | 平成7年 | 松山大 | 四国学院大 |
1996年 | 平成8年 | 松山大 | 四国学院大 |
1997年 | 平成9年 | 松山大 | 松山大 |
1998年 | 平成10年 | 高知大 | 松山大 |
1999年 | 平成11年 | 四国学院大 | 四国学院大 |
2000年 | 平成12年 | 松山大 | 四国学院大 |
2001年 | 平成13年 | 四国学院大 | 四国学院大 |
2002年 | 平成14年 | 四国学院大 | 四国学院大 |
2003年 | 平成15年 | 四国学院大 | 高知大 |
2004年 | 平成16年 | 松山大 | 松山大 |
2005年 | 平成17年 | 四国学院大 | 松山大 |
2006年 | 平成18年 | 松山大 | 高知大 |
2007年 | 平成19年 | 四国学院大 | 四国学院大 |
2008年 | 平成20年 | 愛媛大 | 四国学院大 |
2009年 | 平成21年 | 松山大 | 四国学院大 |
2010年 | 平成22年 | 四国学院大 | 四国学院大 |
2011年 | 平成23年 | 四国学院大 | 四国学院大 |
2012年 | 平成24年 | 四国学院大 | 松山大 |
2013年 | 平成25年 | 四国学院大 | 松山大 |
2014年 | 平成26年 | 松山大 | 愛媛大 |
2015年 | 平成27年 | 愛媛大 | 高知大 |
2016年 | 平成28年 | 愛媛大 | 愛媛大 |
2017年 | 平成29年 | 四国学院大 | 四国学院大 |
2018年 | 平成30年 | 四国学院大 | 高知工科大 |
2019年 | 令和元年 | 高知工科大 | 四国学院大 |
2020年 | 令和2年 | 新型コロナの影響で中止 | 高知工科大 |
2021年 | 令和3年 | 松山大 |
学校別優勝回数ランキング
続いて、学校別にリーグ戦の優勝回数とランキングを紹介します。
順位 | 学校名 | 優勝回数(春・秋) |
---|---|---|
1位 | 松山大学 | 29回(15・14) |
2位 | 四国学院大学 | 25回(12・13) |
3位 | 高知大学 | 11回(6・5) |
4位 | 愛媛大学 | 9回(6・3) |
5位 | 香川大学 | 3回(0・3) |
6位 | 高知工科大学 | 3回(1・2) |
優勝回数は、松山大が最多となっていますが、四国学院大学も順調に優勝回数を伸ばしています。
⇒全日本大学野球選手権!歴代の優勝校や優勝回数ランキング・出場資格をご紹介
⇒明治神宮野球大会!大学の出場条件と歴代優勝校をご紹介!
最後までお読みいただき大感謝!みっつでした。