中国地区大学野球連盟!全加盟校と歴代の優勝校や注目選手をご紹介

大学野球

こんにちは、当ブログの管理人、元高校球児のみっつです!

中国地区大学野球連盟は中国地方に所在を置く大学の中で広島六大学連盟以外の大学により構成され連盟です。地方リーグとしては規模が大きく、20校が加盟し4部制でリーグ戦が行われています。

今回は、そんな中国地区大学野球連盟を特集します。全加盟校や優勝校のご紹介、さらに2021年秋のリーグ戦の注目選手にも触れますので、楽しみにしてくださいね。



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ご紹介する内容は、2021年8月現在となります

中国地区野球連盟の全加盟校のご紹介

まずは、中国地区野球連盟に所属する、全ての加盟校をご紹介します。

東亜大学
・連盟加入年 1992年

環太平洋大学
・連盟加入年 2007年

広島文化学園大学
・連盟加入年 1998年

徳山大学
・連盟加入年 1980年

福山大学
・連盟加入年 1980年

至誠館大学
・連盟加入年 2007年

吉備国際大学
・連盟加入年 1990年

岡山商科大学
・連盟加入年 1980年

山口大学
・連盟加入年 1980年

岡山大学
・連盟加入年 1980年

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島根大学
・連盟加入年 1980年

広島国際大学
・連盟加入年 2000年

根県立大学
・連盟加入年 2002年

川崎医療福祉大学
・連盟加入年 1992年

鳥取大学
・連盟加入年 1980年

比治山大学
・連盟加入年 2002年

岡山理科大学
・連盟加入年 1980年

倉敷芸術科学大学
・連盟加入年 1996年

尾道市立大学
・連盟加入年 2004年

岡山県立大学
・連盟加入年 1996年




主な加盟校のご紹介

次に、中国地区大学野球連盟に加盟している大学の中から、1部リーグで優勝経験のある大学についてご紹介します。

徳山大学

・創部   1974年
・優勝回数 28回
・主なOB  井戸伸年、飯田宏之、高宮和也、中熊大智

特色

中国地区大学野球連盟のリーグ戦で最多となる28回の優勝を記録するのが山口県の徳山大学です。

リーグ戦は1980年春から開始されましたが、初代王者で8期連続優勝などの輝かしい成績をおさめています。

中国地区大学野球連盟の1部リーグは「中国六大学野球リーグ」として親しまれていますが、4部制で中国地方5県に渡る規模の大きな厳しいリーグです。そのリーグで現在まで安定した強さを誇り、常に上位をキープしており連盟を代表する強豪校として知られています。

地方リーグの大学ですが、野球に力を入れているだけあり、チームには栄養士やトレーナーもおり、選手に対するバックアップの環境もよさそうです。

また、走塁アドバイザーには読売ジャイアンツで走塁のスペシャリストとして活躍した鈴木尚広氏を迎えるなどの取り組みもあります。

全国大会での成績は最高でベスト8で、プロで目立つ活躍したOBも少ないため全国的な知名度や認知度はまだ伸びしろがあります。

2018年のドラフトでは中熊選手が育成3位で西武ライオンズに入団しましたが、社会人や独立リーグを経ずに直接プロ入りした選手は中熊選手が初となりました。

今後、このような選手が増えたり、全国の舞台での躍進などがあれば高校球児の進路としても魅力的なものとなるように思います。中国六大学の優勝回数トップのリーグを代表する大学として、さらなる活躍を期待したいです。

東亜大学

・創部   1991年
・優勝回数 26回
・主なOB  中東直己

特色

東亜大学は山口県下関市に所在を置く大学です。リーグ戦へは後発組となる1992年の参戦となりましたが、すぐさま2部リーグで優勝し1部に昇格しました。

以降、1990年代から2000年代にかけて圧倒的な強さを誇り、一気に優勝回数を伸ばしてきました。近年では優勝のペースは落ちてきたものの、直近の2021年春のリーグ戦でも優勝し、優勝回数はリーグで2位となる26回となっています。

そして、何と言っても東亜大学野球部の偉業は、全国大会である明治神宮大会に創部4年目にして初出場し初優勝したことです。さらに、2003年と2004年にも明治神宮大会に出場し、連覇の偉業も成し遂げています。

全国大会での優勝は中国六大学リーグでは東亜大学のみです。小柄ながらも脚のある選手を揃え、スイッチヒッターとして育てるなどスモールベースボールで掴んだ栄光です。

創部当初は高校時代は無名の選手しか入部しておらず、そんな選手を鍛え上げた末に掴んだこの結果は多くの地方大学のお手本かもしれません。

岡山商科大学

・創部   1965年
・優勝回数 9回
・主なOB  大立恭平、近藤弘樹、蔵本治孝

特色

 
中国六大学リーグでは、優勝回数上位2校の山口県勢が合計で優勝回数50回以上と圧倒的ですが、それに次ぐのが岡山商科大学です。

昭和から平成にかけてリーグ4連覇すると、以降も強豪校として安定して上位をキープし優勝の機会をうかがってきました。直近では2017年春に優勝しています。

2017年のドラフト会議では、近藤弘樹選手が楽天イーグルスから1位指名を受け、蔵本治孝選手がヤクルトスワローズから3位指名を受け
地方大学のダブルエースがともに上位指名を受けたことで大きな話題となりました。

近藤選手は戦力外通告を受けてしまいましたが、育成契約で入団したヤクルトスワローズでは早くも支配下登録を勝ち取りました。

今シーズンからは再び蔵本選手とチームメイトとなり、ともにプロの舞台での活躍を目指します。




環太平洋大学

・創部   2007年
・優勝回数 8回
・主なOB  松本直晃、亀澤恭平、又吉克樹

特色

環太平洋大学は、2007年に「どこにもない大学」 を目指して岡山市に開学された、歴史の新しい大学です。同じ岡山県の高校野球強豪校の創志学園高校や北海道のクラーク記念国際高校は同じ法人が運営する系列校となっています。

大学には体育学部があり、最新鋭で大学としてはトップクラスの施設や設備を備えており、各種スポーツで活躍する学生アスリートも在学中です。

中でも女子柔道部に所属する素根輝選手は、東京オリンピックで見事に金メダルを獲得しました。

野球部の方は、創部2年目に順調に1部に昇格し、1期生が4年生となった4年目にはリーグ初優勝を達成しました。

数年間低迷した時期はあったものの、2015年には復調し2020年までの6年間で7回のリーグ優勝と、一気にリーグの勢力図を変えました。明治神宮大会には4年連続で出場し、準優勝するなどの好成績も収めています。

OBでは、松本選手・亀澤選手・又吉選手の3名が独立リーグを経てプロ入りしました。リーグの他の強豪校と同様、西日本の強豪校出身の選手が多数入部してきていますので、大学から直接プロ入りする選手が生まれる日も近そうです。

福山大学

・創部   1975年
・優勝回数 8回
・主なOB  山﨑友輔

特色

中国六大学リーグで広島県勢最多のリーグ優勝回数を記録するのが福山大学です。リーグ優勝回数は8回で、うち5回は昭和期のものですが、この10年でも3度リーグ優勝しています。

過去は上位争いをしていましたが、近年では中位~下位でリーグ戦を終えることが多いようです。しかし、1980年にリーグ戦が開始されて以降、2部降格を経験していない大学の1つでもあります。

過去には何度もリーグ戦で最下位となっていますが、全ての入替戦に勝利し、2部の大学からすると門番のように1部リーグを守り続けています。

野球部の情報が少ないのですが、部員数や部員の出身校は1部のライバル校とさほど変わりはないようです。

常に1部リーグで戦ってきた大学ですが、これまでプロ野球選手がなかなか生まれてきませんでした。そんな中、2020年秋のドラフト会議で、山﨑選手が読売ジャイアンツから育成10位とギリギリで指名を受け、大学初のプロ野球選手となりました。

吉備国際大学

・創部   1990年
・優勝回数 1回

特色

吉備国際大学は、人口3万人弱の過疎化が進む岡山県高梁市に本部を置く大学です。地方大学としては珍しく、岡山市や淡路島などに複数のキャンパスを構えています。

もともとは短期大学だったのですが、4年制大学となった1990年に連盟に加盟し、1994年秋に1部昇格を果たしました。1部昇格以降もリーグ戦では5位や6位がほとんどだったのですが、2013年春に悲願の1部優勝を成し遂げ、これが現在までで唯一の優勝となっています。

昇格以降は下位に甘んじながらも、1部をキープしていましたが、2021年春のリーグ戦では入替戦で至誠館大学に接戦の末敗れて2部降格となってしまいました。

創部当初はグラウンドもなく厳しい環境でしたが、大学のある高梁市の協力もあり、現在は公式戦も行える市内の球場を使用しています。

また、室内練習場やウエイトルームに食事付きの寮を完備し、小さい市ながら野球をするには充分の環境が整っています。

部員数はゆうに100名以上を超え、主力選手では無かったものの、広陵高校などの甲子園出場校出身の選手も多数入部してきています。

野球の強豪校の場合、部員が多すぎると練習の効率が悪くなるため、ほとんどの大学がセレクションを行っていますが吉備国際大ではセレクションを行わず、大好きな野球を大学でもやりたいと思った選手全員が野球に取り組めているようです。

地方の小さな市にあるこのような大学野球の光景も、無くして欲しくない素晴らしいものです。

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島根大学

・創部   1954年
・優勝回数 1回

特色

島根大学は島根県勢の大学で唯一1部リーグ優勝を経験している大学です。リーグ戦開始時から1部リーグと2部リーグを行ったり来たりしていましたが、1984年春のリーグ戦では見事に優勝しました。

1部リーグ6校のうち、島根大学を含めた国立大学勢が3校を占めて上位をうががう時代もありましたが、1990年代以降は私立大学の強化もあり、1993年春のリーグ戦を最後に1部リーグからは遠ざかっています。

先ほど紹介した島根大学の優勝が、中国六大学リーグでの国立大学勢では最後の優勝です。そんな島根大学野球部ですが、中国地方の5県の国立大学で争う中国五大学学生競技大会では優勝するなど、現在もある程度の強さがあります。

島根県内には大学が島根大学と島根県立大学の2校しかなく、地元の野球をやりたいという学生が分散しないというメリットがあるのかもしれません。

岡山大学

・創部   1949年
・優勝回数 1回

特色

岡山大学はリーグ戦が始まった時から1部リーグに参戦していた国立大学です。リーグ戦が開始された1980年秋にはリーグ王者に輝き、岡山県勢としても国立大学としても初の優勝となりました。

以降は他の連盟やリーグの国立大勢と同様、次第に順位を下げ、2000年以降は2期のみ1部で戦ったシーズンがあったものの2部リーグが主戦場となっています。

中国六大学リーグが開始される以前からも当然野球部は存在していましたが、1953年と1956年の全日本大学野球選手権ではそれぞれ1勝を挙げ、ベスト4入りしています。

この全日本大学野球選手権での成績は、なんと中国地区大学野球連盟としては最高成績です。リーグ上位の私立大学でも最高成績はベスト8と、全日本大学野球選手権では苦戦しています。

部員全員の出身校等は確認できなかったのですが、野球部員のほとんどは野球強豪校というよりも進学校出身の選手のようです。




歴代優勝校のご紹介

中国地区大学野球連盟のリーグ戦の歴代優勝校について、リーグ戦が開始された1980年のものからご紹介します。

年度(西暦)年度(和暦)春の優勝校秋の優勝校
1980年昭和55年徳山大岡山大
1981年昭和56年福山大徳山大
1982年昭和57年徳山大福山大
1983年昭和58年福山大徳山大
1984年昭和59年島根大徳山大
1985年昭和60年徳山大徳山大
1986年昭和61年福山大福山大
1987年昭和62年徳山大岡山商科大
1988年昭和63年岡山商科大岡山商科大
1989年平成元年岡山商科大徳山大
1990年平成2年徳山大徳山大
1991年平成3年徳山大徳山大
1992年平成4年徳山大徳山大
1993年平成5年徳山大東亜大
1994年平成6年東亜大東亜大
1995年平成7年岡山商科大東亜大
1996年平成8年徳山大東亜大
1997年平成9年徳山大東亜大
1998年平成10年岡山商科大東亜大
1999年平成11年東亜大東亜大
2000年平成12年岡山商科大徳山大
2001年平成13年東亜大徳山大
2002年平成14年東亜大東亜大
2003年平成15年東亜大東亜大
2004年平成16年徳山大東亜大
2005年平成17年東亜大東亜大
2006年平成18年徳山大東亜大
2007年平成19年東亜大東亜大
2008年平成20年東亜大東亜大
2009年平成21年徳山大徳山大
2010年平成22年東亜大環太平洋大
2011年平成23年徳山大福山大
2012年平成24年岡山商科大福山大
2013年平成25年吉備国際大徳山大
2014年平成26年福山大徳山大
2015年平成27年東亜大環太平洋大
2016年平成28年環太平洋大環太平洋大
2017年平成29年岡山商科大環太平洋大
2018年平成30年徳山大環太平洋大
2019年令和元年環太平洋大東亜大
2020年令和2年新型コロナの影響で中止環太平洋大
2021年令和3年東亜大




学校別優勝回数ランキング

続いて、学校別にリーグ戦の優勝回数とそのランキングを紹介します。

順位学校名優勝回数(春・秋)
1位徳山大28回(15・13)
2位東亜大26回(11・15)
3位岡山商科大9回(7・2)
4位環太平洋大8回(2・6)
4位福山大8回(4・4)
6位吉備国際大1回(1・0)
6位島根大1回(1・0)
6位岡山大1回(0・1)

優勝回数では、徳山大学と東亜大学が最多を争っていますが、近年では環太平洋大学も優勝回数を伸ばしています。




2021年秋の中国地区大学野球連盟の注目選手

中国地区野球連盟所属の学校の中で、私が注目している3選手をご紹介したいと思います。

大石将斗選手

在籍校/学年 環太平洋大学/4年  
身長/体重  180cm/90kg 
投/打    右投げ右打ち   
ポジション  投手  
出身高校   創成館高校

大石選手は、最速150キロを誇る環太平洋大学のエース投手です。

福岡県出身の大石選手は、長崎県の強豪の創成館高校に進学しましたが、エースの座を奪うことができず控え投手でした。

環太平洋大学に進学すると、1年春からリリーフ投手として試合に出場し、3年からは先発に転向しました。さらに、入学後の練習では最速150キロを記録し、一躍ドラフト候補と目される存在に浮上し、3年生の冬に大学日本代表候補メンバー入りも果たしています。

180cm90kgと下半身のガッチリした体格の持ち主で、自慢のストレートの他に縦のスライダーやチェンジアップを操ります。

開催予定だった野球のアジア大学選手権がコロナの影響で中止になってしまい、日本代表としてプロのスカウトにアピールする機会がなくなってしまいましたが、最後のアピールの舞台となる秋のリーグ戦でも好成績を残したいところです。

安藤優汰選手

在籍校/学年 環太平洋大学/4年  
身長/体重  183cm/75kg 
投/打    右投げ左打ち    
ポジション  外野手  
出身高校   米子北高校

安藤選手は、走攻守のバランスがとれたスケール感のある大型外野手です。

米子北高校時代はほとんど無名の選手でしたが、大学入学後は1年時から神宮大会でクリーンナップを任され、1年生ながら3試合で5安打4打点の大活躍で、チームの決勝進出に大きく貢献し注目を集めました。

主に1番や3番を任されるだけあり俊足の持ち主で、ライトの深い位置からでもキャッチャーミットへ一直線に届く強肩も持っています。

何と言っても最大の魅力は、ボールに逆らわず広角にヒットを打てるバットコントロールの良さです。憧れの選手はメジャーで活躍する秋山翔吾選手というだけあり、秋山2世と目されております。

大卒で直接プロに行けるかは今後の活躍次第と言ったところですが、社会人や独立リーグを経由してのプロ入りは大いに可能性がありそうです。

渕上竜椰選手

在籍校/学年 環太平洋大学/1年 
身長/体重  180cm/85kg  
投/打    右投げ右打ち   
ポジション  投手  
出身高校   早鞆高校

最後に紹介するのは、またしても環太平洋大学の注目の1年生投手の渕上選手です。福岡県出身の渕上選手は、中学時代は先に紹介した大石選手と同じ飯塚ボーイズでプレイし全国優勝も経験しました。

高校は山口県の早鞆高校に進学し、1年生夏からベンチ入りを果たします。高校3年時には最速146キロを記録し、試合にはプロ12球団が視察に訪れました。

惜しくもドラフト指名はなりませんでしたが、プロ全球団が注目した逸材ですので、大学でも追い続けてくれる球団は多そうです。

180cm・85kgと、堂々の体格ですので、体の使い方を覚えれば更なるスケールアップが期待できます。今後の4年間に注目したい選手の1人です。




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