ファーム日本選手権!出場資格や歴代優勝チームなど徹底紹介

豆知識

こんにちは、当ブログの管理人、元高校球児のみっつです!

プロ野球では、日本シリーズによりセパ両リーグを通じた年間のチャンピオンを決定していますが、2軍(ファーム)においてもファーム日本選手権として、イースタンリーグとウエスタンリーグの優勝チーム同士の対戦によりチャンピオンを決定しています。

今回は、ファーム日本選手権について特集します。出場できる資格のある選手やチーム、ルールや歴代の優勝チームといった事にも触れますので、楽しみにしてくださいね。

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ご紹介する内容は、2021年9月現在となります




ファーム日本選手権に出場できる資格とは?

1987年にジュニア日本選手権としてスタートし、1997年から名前が変わったファーム日本選手権、出場できる資格が決められています。

それは、優勝するために1軍でバリバリ活躍している選手を一時的に2軍に降格させて試合に出場させること等を防ぐためです。

NPBの公式サイトに、ファーム日本選手権の出場資格者について紹介されていますが、おおまかに説明すると

・新人選手
・年間で1度も1軍登録のない選手
・1軍登録のある選手のうち、2軍の試合にある程度出場(打者なら100打席強、投手なら30イニング強)している選手

ということになります。

なお、2020年と2021年については、コロナの影響もあって「登録の期限」が設けられていませんが、基本的には8月末ぐらいまでにそのチームに所属している選手でなければなりません。

また、新人選手以外で1軍登録があった場合は、日本選手権の数日前までに先ほど説明した規定打席か規定投球回を超える必要があります。




出場できるチームとは?

1軍の日本シリーズでは、クライマックスシリーズとその後の日本シリーズでリーグ日本一を決定しており、リーグ3位でもクライマックスシリーズを勝ち抜けば、日本一を栄光を掴むことができます。

しかし、ファーム日本選手権の出場チームは、イースタンリーグとウエスタンリーグのそれぞれの優勝チームのみととなっています。

ベンチ入りできる選手やコーチ陣は?

ベンチ入りできる選手やスタッフの人数についても細かく規定されており、NPBの公式サイトによると以下のとおりです。

まずは指導者ですが、基本的には監督1名、コーチ5名となっていますが、申請があればブルペン専任のコーチが1名が認められます。

選手については先ほど説明した出場資格を満たした選手の中から26名までがベンチ入りすることができます。

選手はもちろん、指導者やマネージャーを含む全出場資格者名簿は、試合の2日前に公示され、変更することはできません。

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ファーム日本選手権のルールや開催要領とは

ファーム日本選手権のルールや開催要領についても細かく定められています。

その詳細をご紹介します。

試合数

最大7試合で行われる1軍の日本シリーズとは異なり、ファーム日本選手権は1試合のみの開催です。

1試合のみのため「ファーム日本シリーズ」ではなく、日本選手権という名称となっています。

開催日時

例年10月上旬に行われており、2021年は10月9日(土)に行われる予定です。

10月ごろから若手選手が出場するフェニックスリーグ等の教育リーグが開催されていますが、その前に行われます。

開催される球場

過去にはジャイアンツが本拠地としていた川崎球場で開催されたこともありましたが、1試合のみの開催のため、現在は毎年、中立地の球場で開催されています。

沖縄や松山坊ちゃんスタジアムで開催されることが多かったのですが、ここ9年間は宮崎市の「ひなたサンマリンスタジアム宮崎」で開催されています。

球場選定については公式には発表されていませんが、スポンサーやその後に開催されるフェニックスリーグのの兼ね合いによるものが大きいのかもしれません。

試合規定

延長戦については回数制限なく行われていましたが、2020年からは延長11回以降は無死一二塁からスタートするタイブレーク制が採用されています。回数や時間制限はなく、決着がつくまで行われます。

ホームチームはイースタンとウエスタンのチームが毎年交互に設定されています。ホームチームが一塁側ベンチを使用し、後攻となります。

DH制はホームチームのファーム公式戦時の規定に準じています。 1軍がパリーグのチームがホームチームの場合はDH制を採用といった形ですが、ジャイアンツ・スワローズ・ベイスターズの3チームはリーグ戦でもホームの場合はDH制を採用しているため、日本選手権でもそれに準じます。

ベンチ入り人数

ベンチ入り人数は、監督1名・コーチ5名・選手26名・マネジャー1名・トレーナー1名・広報担当または用具係1名・通訳1名までとなっています。

また、外国人選手については、投手1名・野手3名までしか同時出場できません。育成選手は、5人まで出場が認められています。

表彰

優勝チームにはチャンピオンフラッグが与えられますが、出場球団資金として勝利チームに100万円程度、敗戦チームには50万円程度がNPBから進呈されます。

優勝チームからは最優秀選手賞1名が選出され、トロフィーと賞金50万円程度が贈られます。

両チームから1名ずつの計2名が優秀選手賞として選出され、トロフィーと賞金20万円程度が贈られます。

またホームランを打った選手には、ホームラン賞としてスポンサー企業から金一封が贈られます。

チケット

チケットは公式戦と同様、各種チケットサイトで購入することができます。価格は外野自由席が500円程度、内野指定席SSが5,500円程度と2軍の試合としては高めの価格が設定されています。




歴代出場チームと結果のご紹介

ファーム日本選手権は、1987年から30年以上の歴史がありますが歴代の出場チームとその結果をご紹介します。

年度(西暦)年度(和暦)優勝チーム(所属リーグ)スコア準優勝チーム(所属リーグ)
1987年昭和62年読売ジャイアンツ(イースタンリーグ)〇9-0●中日ドラゴンズ(ウエスタンリーグ)
1988年昭和63年読売ジャイアンツ(イースタンリーグ)〇5-2●中日ドラゴンズ(ウエスタンリーグ)
1989年平成元年読売ジャイアンツ(イースタンリーグ)〇3-0●オリックス・ブルーウェーブ(ウエスタンリーグ)
1990年平成2年中日ドラゴンズ(ウエスタンリーグ)〇6-4●読売ジャイアンツ(イースタンリーグ)
1991年平成3年読売ジャイアンツ(イースタンリーグ)〇8-7●広島東洋カープ(ウエスタンリーグ)
1992年平成4年読売ジャイアンツ(イースタンリーグ)〇3-2●中日ドラゴンズ(ウエスタンリーグ)
1993年平成5年読売ジャイアンツ(イースタンリーグ)〇3-0●中日ドラゴンズ(ウエスタンリーグ)
1994年平成6年オリックス・ブルーウェーブ(ウエスタンリーグ)〇6-4●読売ジャイアンツ(イースタンリーグ)
1995年平成7年読売ジャイアンツ(イースタンリーグ)〇1-0●近鉄バファローズ(ウエスタンリーグ)
1996年平成8年未開催(リーグ優勝チームはロッテと近鉄)
1997年平成9年日本ハムファイターズ(イースタンリーグ)〇1-0●オリックス・ブルーウェーブ(ウエスタンリーグ)
1998年平成10年ヤクルトスワローズ(イースタンリーグ)〇4-1●阪神タイガース(ウエスタンリーグ)
1999年平成11年阪神タイガース(ウエスタンリーグ)〇7-3●日本ハムファイターズ(イースタンリーグ)
2000年平成12年中日ドラゴンズ(ウエスタンリーグ)〇4-2●読売ジャイアンツ(イースタンリーグ)
2001年平成13年西武ライオンズ(イースタンリーグ)〇5-0●阪神タイガース(ウエスタンリーグ)
2002年平成14年阪神タイガース(ウエスタンリーグ)〇16-3●西武ライオンズ(イースタンリーグ)
2003年平成15年阪神タイガース(ウエスタンリーグ)〇3-0●日本ハムファイターズ(イースタンリーグ)
2004年平成16年中日ドラゴンズ(ウエスタンリーグ)〇4-3●北海道日本ハムファイターズ(イースタンリーグ)
2005年平成17年千葉ロッテマリーンズ(イースタンリーグ)〇7-5●阪神タイガース(ウエスタンリーグ)
2006年平成18年阪神タイガース(ウエスタンリーグ)〇6-0●千葉ロッテマリーンズ(イースタンリーグ)
2007年平成19年中日ドラゴンズ(ウエスタンリーグ)〇7-2●読売ジャイアンツ(イースタンリーグ)
2008年平成20年福岡ソフトバンクホークス(ウエスタンリーグ)〇5-1●東京ヤクルトスワローズ(イースタンリーグ)
2009年平成21年中日ドラゴンズ(ウエスタンリーグ)〇2-0●読売ジャイアンツ(イースタンリーグ)
2010年平成22年千葉ロッテマリーンズ(イースタンリーグ)〇6-5●阪神タイガース(ウエスタンリーグ)
2011年平成23年中日ドラゴンズ(ウエスタンリーグ)〇4-3●北海道日本ハムファイターズ(イースタンリーグ)
2012年平成24年千葉ロッテマリーンズ(イースタンリーグ)〇4-0●福岡ソフトバンクホークス(ウエスタンリーグ)
2013年平成25年福岡ソフトバンクホークス(ウエスタンリーグ)〇4-3●東京ヤクルトスワローズ(イースタンリーグ)
2014年平成26年千葉ロッテマリーンズ(イースタンリーグ)〇6-4●福岡ソフトバンクホークス(ウエスタンリーグ)
2015年平成27年福岡ソフトバンクホークス(ウエスタンリーグ)〇2-0●読売ジャイアンツ(イースタンリーグ)
2016年平成28年読売ジャイアンツ(イースタンリーグ)〇6-2●福岡ソフトバンクホークス(ウエスタンリーグ)
2017年平成29年広島東洋カープ(ウエスタンリーグ)〇5-2●読売ジャイアンツ(イースタンリーグ)
2018年平成30年阪神タイガース(ウエスタンリーグ)〇8-4●読売ジャイアンツ(イースタンリーグ)
2019年令和元年福岡ソフトバンクホークス(ウエスタンリーグ)〇6-3●東北楽天ゴールデンイーグルス(イースタンリーグ)
2020年令和2年東北楽天ゴールデンイーグルス(イースタンリーグ)〇6-4●福岡ソフトバンクホークス(ウエスタンリーグ)




歴代優勝回数ランキング

続いて、優勝回数のランキングをご紹介します。

順位チーム名優勝回数
1位読売ジャイアンツ8回
2位中日ドラゴンズ6回
3位阪神タイガース5回
4位千葉ロッテマリーンズ4回
4位福岡ソフトバンクホークス4回
6位東京ヤクルトスワローズ1回
6位広島東洋カープ1回
6位埼玉西武ライオンズ1回
6位東北楽天ゴールデンイーグルス1回
6位北海道日本ハムファイターズ1回
6位オリックス・バファローズ1回

ジャイアンツが8回で1位となっています。唯一、横浜ベイスターズだけが日本一どころかリーグ優勝の経験がありません。




歴代のMVP選手のご紹介

優勝チームからはMVPが選出されていますが、歴代のMVPをご紹介します。

年度(西暦)年度(和暦)選手名所属チーム
1987年昭和62年加茂川重治選手読売ジャイアンツ
1988年昭和63年松原靖選手読売ジャイアンツ
1989年平成元年橋本清選手読売ジャイアンツ
1990年平成2年清水雅治選手中日ドラゴンズ
1991年平成3年呂明賜選手読売ジャイアンツ
1992年平成4年杉山直輝選手読売ジャイアンツ
1993年平成5年松谷竜二郎選手読売ジャイアンツ
1994年平成6年戎信行選手オリックス・ブルーウェーブ
1995年平成7年門奈哲寛選手読売ジャイアンツ
1996年平成8年未開催
1997年平成9年大貝恭史選手日本ハムファイターズ
1998年平成10年五十嵐亮太選手ヤクルトスワローズ
1999年平成11年濱中治選手阪神タイガース
2000年平成12年筒井壮選手中日ドラゴンズ
2001年平成13年三井浩二選手西武ライオンズ
2002年平成14年藤原通選手阪神タイガース
2003年平成15年早川健一郎選手阪神タイガース
2004年平成16年土谷鉄平選手中日ドラゴンズ
2005年平成17年辻俊哉選手千葉ロッテマリーンズ
2006年平成18年中村泰広選手阪神タイガース
2007年平成19年吉見一起選手中日ドラゴンズ
2008年平成20年岩嵜翔選手福岡ソフトバンクホークス
2009年平成21年鈴木義広選手中日ドラゴンズ
2010年平成22年細谷圭選手千葉ロッテマリーンズ
2011年平成23年前田章宏選手中日ドラゴンズ
2012年平成24年塀内久雄選手千葉ロッテマリーンズ
2013年平成25年田上秀則選手福岡ソフトバンクホークス
2014年平成26年大嶺翔太選手千葉ロッテマリーンズ
2015年平成27年岩嵜翔選手福岡ソフトバンクホークス
2016年平成28年岡本和真選手読売ジャイアンツ
2017年平成29年坂倉将吾選手広島東洋カープ
2018年平成30年熊谷敬宥選手阪神タイガース
2019年令和元年二保旭選手福岡ソフトバンクホークス
2020年令和2年村林一輝選手東北楽天ゴールデンイーグルス

ジャイアンツの岡本選手など、後に球界トップクラスの選手も選出されていますが、行われる試合が1試合のみのため、その後1軍で活躍できないまま引退している選手もいます。

また、ソフトバンクホークスの岩嵜選手はルーキーイヤーに続き、8年目にも選出され、唯一の複数回受賞となっています。

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