こんにちは、当ブログの管理人、元高校球児のみっつです!
金光大阪高校は大阪府高槻市にある私立高校です。1982年に創立され、40年の歴史を刻んできました。勉強だけでなく部活動にも力を入れていて、全国レベルの部もあります。
野球部も2021年の秋の近畿大会でベスト4に入り、13年ぶりの甲子園への切符を手にしました。
今回は、金光大阪高校の野球部を特集します。2021年秋の公式戦のメンバーや成績、監督の紹介、さらに甲子園での活躍ぶりやプロ野球に入ったOBにも触れますので、楽しみにしてくださいね。
あくまでも参考情報としてご覧ください。
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金光大阪高校の2021年秋のメンバーをご紹介!
まずは、直近の公式戦である、2021年秋季近畿地区大会出場時の登録メンバーをご紹介いたします。
| 背番号 | 名前 | 学年 | ポジション | 出身中学校 | 中学時の所属チーム |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 古川温生選手 | 2年生 | 投手 | 茨木市東中 | 中学軟式野球部 |
| 2 | 岸本紘一選手 | 2年生 | 捕手 | 兵庫県西宮市甲陵中 | 宝塚ボーイズ |
| 3 | 今北玲央選手 | 1年生 | 内野手 | 兵庫県川西市川西南中 | 兵庫伊丹ヤング |
| 4 | 澤田拓磨選手 | 2年生 | 内野手 | 豊中市第三中 | 兵庫伊丹ヤング |
| 5 | 貴島琉惺選手 | 2年生 | 内野手 | 兵庫県尼崎市武庫中 | 尼崎北シニア |
| 6 | 佐々木駿弥選手 | 1年生 | 内野手 | 守口市庭窪中 | 淀川ボーイズ |
| 7 | 小林峻大選手 | 1年生 | 外野手 | 大阪市高倉中 | 大阪都島ボーイズ |
| 8 | 福冨龍之介選手 | 1年生 | 外野手 | 大阪市三稜中 | 大阪西成シニア |
| 9 | 岡治尚希選手 | 1年生 | 外野手 | 吹田市片山中 | 高槻オールブラックス |
| 10 | 武富匠汰選手 | 2年生 | 投手 | 大阪市緑中 | 中学軟式野球部 |
| 11 | 片山竜之介選手 | 2年生 | 内野手 | 大阪市瑞光中 | 東大阪北ボーイズ |
| 12 | 喜田雄大選手 | 2年生 | 捕手 | 大阪府豊能町吉川中 | 兵庫川西ヤング |
| 13 | 新宮結斗選手 | 2年生 | 外野手 | 高槻市第七中 | 高槻クラウン |
| 14 | 森下右京選手 | 2年生 | 内野手 | 吹田市第一中 | 北大阪ボーイズ |
| 15 | 稲畑誠己選手 | 1年生 | 外野手 | 豊中市第一中 | 宝塚ボーイズ |
| 16 | 小野響大選手 | 2年生 | 外野手 | 高槻市第四中 | 高槻クラウン |
| 17 | 遠藤康輔選手 | 2年生 | 内野手 | 兵庫県川西市川西中 | 大阪箕面ボーイズ |
| 18 | 越智哲平選手 | 1年生 | 捕手 | 吹田市片山中 | 千里山ボーイズ |
| 19 | 松澤優大選手 | 1年生 | 外野手 | 高槻市如是中 | 高槻ボーイズ |
| 20 | 中村颯生選手 | 1年生 | 内野手 | 高槻市五領中 | 北大阪ボーイズ |
金光大阪高校は大阪府北部の高槻市にありますが、登録の20名全員が通学圏内の出身者となっています。シニア、ボーイズ、ヤング、軟式クラブと様々な団体でプレーした選手がメンバー入りしています。
金光大阪高校の私のイチオシ選手!
金光大阪高校の私のイチオシ選手は、主将、キャッチャー、4番打者とチームの大黒柱となっている岸本紘一(きしもとこういち)選手です。
中学硬式野球の名門・宝塚ボーイズでプレーした岸本選手は、難関校への進学を希望していましたが残念ながら不合格となってしまい、再考の上に金光大阪高校へ進学することとなりました。
入学後は、2年生の夏に古川投手とともに下級生では2人のみベンチ入りし、夏の大会を経験します。
174cm・71kgと、さほど大きな体ではありませんが、チームでは4番に座り、秋の公式戦では4割5分の打率を記録しました。
その打撃力以上に岸本選手が評価されているのはキャッチャーとしてのリードやブロッキングの面です。
低めのボールを捕る際にミットがあまり下がらないキャッチングのうまさやワンバウンドのボールを後ろにそらさないことから、切れ味鋭いスライダーを持つ古川投手が思い切って腕を振れるのも、岸本選手への信頼感によるものです。
手元で捕球すると、素早い握り替えから遠投強肩を活かしたライナー性のボールを投げ込み、二塁送球は1.83秒(手動計測)をマークしています。
横井監督も「ウチのような大所帯でチーム運営するうえでは、彼の存在はとても大きいです」と絶賛しています。身振り手振りも交えながらピッチャーに意志を伝え、野手への声掛けも忘れません。
チーム全体を巻き込める統率力は、まさに「グラウンドの監督」です。甲子園初勝利には岸本選手の活躍が欠かせません。
金光大阪高校2021年秋の公式戦の戦績
次に、初めての公式戦となった2021年秋季大会の戦績をご紹介いたします。
| 日付 | 大会名 | 何回戦 | 対戦相手 | スコア | 備考(県大会出場決定など) |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021年9月5日 | 令和3年度 秋季近畿地区高等学校野球大会 大阪府予選 | 2回戦 | 大阪電通大学高校 | 〇4-1 | |
| 2021年9月12日 | 3回戦 | 高槻北高校 | 〇3-1 | ||
| 2021年9月23日 | 4回戦 | 箕面学園高校 | 〇2-1 | ||
| 2021年9月26日 | 5回戦 | 阪南大学高校 | 〇9-0 | ||
| 2021年10月2日 | 準々決勝 | 大阪産業大学附属高校 | 〇2-1 | ||
| 2021年10月3日 | 準決勝 | 星翔高校 | 〇12-4 | 近畿地区大会出場決定 | |
| 2021年10月9日 | 決勝 | 大阪桐蔭高校 | ●0-7 | ||
| 2021年10月17日 | 令和3年度 秋季近畿地区高等学校野球大会 | 1回戦 | 高田商業高校 | 〇2-0 | |
| 2021年10月24日 | 準々決勝 | 近江高校 | 〇7-6 | ||
| 2021年10月30日 | 準決勝 | 有田工業高校 | ●1-8 |
近畿大会でベスト4に入り、2022年の春の甲子園出場を果たしました。
金光大阪高校の監督ってどんな人?
2022年3月現在、金光大阪高校の野球部を率いる監督は、同校OBである横井一裕(よこいかずひろ)さんです。
指導者としての経歴
1997年 金光大阪高校野球部監督就任
2002年 第74回春選抜高校野球大会出場
横井監督ってこんな人
横井監督は、金光大阪高校の出身で二塁手として活躍し、三年時には主将も務めています。大阪体育大学卒業後の1997年に、保健体育の教諭として母校の金光大阪高校に赴任しました。
同年の8月に新チームとなった後には22歳の若さで監督に就任しています。
大阪といえば、大阪桐蔭高校と履正社高校の全国的な超強豪の2校がトップに君臨しています。横井監督は、その2校に「心」に勝機を見いだしました。
「大阪桐蔭、履正社は日本全国のチームが対戦を求め、勝負してみたいと思う学校で、私どもも同じ。」
「ただ同じようなことをしていたら、勝負にはならない。」
「金光大阪らしく“1”を大切にする。1球、1イニング、1つのアウトに執着心を持って戦う。」
と語っています。
打倒2強を夢見て入学してくる選手の多くが地元出身の無名選手で、スター選手がいなくても目の前の1点にこだわり、1点を渡さない、しぶとい野球で激戦区を戦ってきました。
さらに横井監督の依頼で、金光大阪高校のOBで最多勝を獲得するなど活躍した吉見一起氏が昨年から特別コーチとしてチームに加わりました。
引退以降、事あるごとにグラウンドに顔を出し、現在では月1~2回のペースで指導をしています。選手たちの意識の変化や細かい部分でのレベルアップという点での効果は絶大です。
金光大阪高校野球部の甲子園での戦績
金光大阪高校野球部のこれまでの甲子園での戦績をご紹介します。
| 大会名 | 回数 | 勝敗数 |
|---|---|---|
| 春選抜高校野球大会 | 2回 | 0勝2敗 |
| 夏全国高校野球選手権大会 | 1回 | 0勝1敗 |
| 合計 | 3回 | 0勝3敗 |
これまでに2000年代に春2回、夏1回の出場経験がありますが、いずれも初戦で敗退しています。大阪では強豪校の一角として名を連ねていましたが、13年ぶりの甲子園出場となります。
| 大会名 | 西暦 | 戦績 |
|---|---|---|
| 第74回春選抜高校野球大会 | 2002年 | 1回戦敗退 |
| 第89回夏全国高校野球選手権大会 | 2007年 | 1回戦敗退 |
| 第81回春選抜高校野球大会 | 2009年 | 1回戦敗退 |
甲子園での思い出の試合
私の金光大阪高校野球部の甲子園での思い出の試合として、2009年第81回春選抜高校野球大会の1回戦の試合をご紹介します。
この試合は、リニューアル工事を終えた新装甲子園球場での初の高校野球大会となった選抜大会の開会式直後の開幕戦でした。
試合は金光大阪が主導権を握る展開が続きます。初回に3つの四死球で満塁のチャンスを作ると、5番有川選手のヒットで幸先よく2点を先制。1点を返されるものの、1番石井選手のホームランなどで2回と4回に1点ずつ追加し、4-1とリードを広げます。
しかし、倉敷工も4回裏に3番三村選手のスリーランで一振りで同点に追いつきました。同点に追いつかれた直後の5回表、金光大阪は連続長打などで2点をあげ、再び勝ち越しに成功しました。
粘る倉敷工は、6回と8回に1点ずつを返し、再び同点に追いつきます。
一進一退の攻防を続けたまま終盤戦を迎え、どう転ぶかわからない展開の試合は9回を迎えます。9回表、金光大阪は4本のヒットを集めて3点を勝ち越し、9-6と試合を決定づけました。
驚異的な粘りを見せる倉敷工は、9回裏に8番山形選手のスリーベースなどで3点差を追いつき、三度同点にします。続くサヨナラのチャンスでスクイズが決まったかのように見えましたが、微妙な判定でアウト。試合は延長戦に突入します。
延長12回表、金光大阪は犠牲フライで1点をあげ、4度目の勝ち越しに成功します。しかし、この試合がこのまま終わるわけがないという予感が現実のものとなります。
倉敷工は連打で4度目の同点追いつくと、続くチャンスに5番日下選手のヒットでサヨナラを決めました。開幕戦での両軍合計で38安打の超乱打戦が強く印象に残った試合でした。
金光大阪高校野球部出身の主なプロ野球選手
金光大阪高校野球部からは、これまでに6名の選手がプロ入りしています。中日のエースとして活躍した吉見選手や阪神で活躍している陽川選手が代表格です。
そこで、吉見選手ら6名の卒業年度と最初に入団した球団をご紹介します。
| 選手名 | 卒業年度 | 最初に入団した球団 |
|---|---|---|
| 愛敬尚史 | 1994年 | 大阪近鉄バファローズ |
| 山本拓司 | 1997年 | オリックス・ブルーウェーブ |
| 梅原伸亮 | 2001年 | 広島東洋カープ |
| 吉見一起 | 2002年 | 中日ドラゴンズ |
| 植松優友 | 2007年 | 千葉ロッテマリーンズ |
| 陽川尚将 | 2009年 | 阪神タイガース |
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おわりに
今回は、金光大阪高校の野球部を特集しましたが、いかがだったでしょうか?
13年ぶりの甲子園、まずは甲子園での初勝利、そして1つでも多く勝つという戦いが見られるでしょう。そんな金光大阪高校に注目していきたいと思います。
最後までお読みいただき大感謝!みっつでした。


