龍谷大平安高校野球部!2022年メンバーや成績・監督や甲子園の活躍をご紹介

こんにちは、当ブログの管理人、元高校球児のみっつです!

龍谷大平安高校は、京都府京都市にある私立学校です。1876年の設立と、150年近い歴史を刻んできました。

野球部は昔から全国で強豪校として知られ、2023年春の選抜大会で42回目、夏は34回の出場を誇ります。

今回は、龍谷大平安高校の野球部の紹介です。2022年秋のメンバーや戦績、監督の紹介、さらに甲子園での活躍ぶりやプロ野球に進んだOBにも触れますので、楽しみにしてくださいね。

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今回ご紹介するにあたって、学校のホームページなどで出来るだけ正確な情報を心がけて調べてみましたが、一部不明な点や間違っている可能性もあります。
あくまでも参考情報としてご覧ください。




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龍谷大平安高校の2022年新メンバーをご紹介!

まずは、直近の公式戦である2022年秋季近畿地区大会出場時の登録メンバーをご紹介します。

背番号名前学年ポジション出身中学校中学時の所属チーム
1桒江駿成選手2年生投手奈良県大和高田市高田中五條リトルシニア
2松浦玄士選手2年生捕手長崎県松浦市調川中糸島ボーイズ
3平中清太郎選手2年生内野手兵庫県姫路市東中まるはり姫路ベースボールクラブ
4廣田和希選手2年生内野手城陽市城陽中京都木津川リトルシニア
5八鳥煌紀選手2年生内野手大阪府枚方市渚西中枚方リトルシニア
6山口翔梧選手2年生内野手大阪府大阪市城陽中大阪交野リトルシニア
7稲内煕哉選手2年生外野手久御山町久御山中京都二条ボーイズ
8白石力翔選手2年生外野手兵庫県西宮市上ヶ原中甲子園リトルシニア
9山下慶士選手2年生外野手大阪府大阪市淀中大阪柴島ボーイズ
10伊禮德風選手2年生投手奈良県桜井市桜井中桜井リトルシニア
11荒井翔征選手2年生投手奈良県奈良市三笠中中学軟式野球部
12藤原一輝選手1年生捕手東海大仰星中大阪交野リトルシニア
13倉園大希選手2年生内野手大阪府阪南市鳥取東中KIXベースボールクラブ21
14植田元喜選手2年生内野手京都市修学院中京都嵐山ボーイズ
15大竹人暉選手2年生内野手広島県神石高原町三和中府中広島2000
16上甲蓮誠選手2年生投手大阪府茨木市東中淀川ボーイズ
17木村繁人選手2年生外野手大阪府松原市第二中住吉ボーイズ
18大西傳心選手1年生外野手兵庫県神戸市北神戸中兵庫夙川ボーイズ
19高田諭選手2年生外野手不明東淀川リトルシニア
20松井駿汰選手2年生内野手関メディベースボール学院関メディベースボール学院

全国的な強豪校ということもあり、地元京都出身の選手は少ないですが、ほとんどの選手が近畿圏の出身で、強豪硬式クラブ出身の選手が多くを占めています。

龍谷大平安高校の私のイチオシ選手!

私のイチオシ選手は、豪快なスイングが持ち味の平中清太郎(ひらなかせいたろう)選手です。

兵庫県出身の平中選手ですが、中学時代は、まるはり姫路ベースボールクラブでプレーしました。

平安高校入学後は上級生の下で実力を磨く時期が続きます。そんな中、才能が花開いたのが最上級生となった2022年秋の大会でした。

県大会から徐々に打順を上げ、近畿大会では3番に座り、初戦の海南高校戦では5打点をあげるなどの活躍を見せ、チームの選抜出場に大きく貢献しました。

168cm・70kgと体は小柄ですが、ガッチリとした体形をしておりパンチ力のある打撃が魅力です。気持ちの良い豪快なスイングは侍ジャパンの吉田正尚選手を彷彿とさせます。

秋の近畿地区大会の大阪桐蔭高校戦でもフェンス直撃の打球を飛ばすなど実力は全国トップクラスにも通用しています。

将来は、京都出身で阪神等で活躍した糸井嘉男選手のような、体の強いフォロースルーのしっかりした選手へと成長する可能性を秘めています。春の甲子園でも活躍が楽しみな打者の1人です。




龍谷大平安高校2022年秋からの公式戦の戦績

龍谷大平安高校野球部新チームの、初めての公式戦となる2022年秋季大会からの戦績をご紹介いたします。

日付大会名何回戦対戦相手スコア備考(県大会出場決定など)
Sunday, September 06, 2020令和2年度 秋季京都府高等学校野球大会 1次戦2回戦京都廣学館高校○9-2
Saturday, September 12, 2020代表決定戦洛西高校○10-0
Saturday, September 19, 2020令和2年度 秋季京都府高等学校野球大会 2次戦1回戦洛東高校○4-0
Saturday, September 26, 2020準々決勝京都外大西高校○11-0
Saturday, October 03, 2020準決勝龍谷大平安高校●1-3
Sunday, October 04, 20203位決定戦東山高校○3-2近畿地区大会出場決定
Monday, October 19, 2020令和2年度 秋季近畿地区高等学校野球大会1回戦和歌山東高校○4-3
Sunday, October 25, 2020準々決勝神戸国際大附属高校○6-5
Saturday, October 31, 2020準決勝大阪桐蔭高校●5-12

近畿大会でベスト4に入り、甲子園出場を決めました。




龍谷大平安高校の監督ってどんな人?

2023年2月現在、龍谷大平安高校野球部を率いる監督は、同校OBの原田英彦(はらだひでひこ)さんです。

出身校 平安高校
指導者としての経歴
1993年 平安高校野球部監督就任
2014年 第86回春選抜高校野球大会優勝

原田監督ってこんな人

原田監督は、京都府出身で平安高校野球部のOBです。現役時代は外野手として活躍しました。卒業後は日本新薬に入社し、13年間現役を続け、10度の都市対抗野球出場を果たします。

1993年に名門復活を託され母校・平安高校野球部監督に就任しました。監督在任期間は30年目に突入し、長い歴史のある平安高校野球部の監督で史上最長になっています。

その歴史の中では、夏の京都予選で初戦負けをした際、帰りの平安バスをファンに取り囲まれたり熱いオールドファンからの数えきれない罵声にも耐えて来ました。

名門が故、平安であるが為に背負うプレッシャーは計り知れないものがあります。試合、そして試合以外でも幾度の修羅場を乗り越えて来た百戦錬磨の名将となった原田監督。

ここまでこれたのは、自身が平安のユニフォームに憧れ平安に入学した経緯があり自ら「平安ファン」と断言する母校への愛があったからです。

教え子はもちろん、平安ファンからの人望も厚く、これまで多くの選手を育ててきたからこそ生まれた各方面へのパイプなど、高校野球の監督を超えた存在感を放っています。

平安高校として甲子園通算100勝を達成した際の歓喜の涙が印象的でしたが今後もどこまで勝ち数を積み重ねていくのか楽しみでもあります。




龍谷大平安高校野球部の甲子園での戦績

龍谷大平安高校野球部のこれまでの甲子園での戦績をご紹介します。

大会名回数勝敗数
春選抜高校野球大会41回42勝40敗
夏全国高校野球選手権大会34回61勝31敗
合計75回103勝71敗

何と言っても春夏通算75度の甲子園出場は2位以下に15回の差をつけて断トツです。その中で4度の優勝を誇る全国屈指の名門校です。

大会名西暦戦績
第13回夏全国高校野球選手権大会1927年ベスト8
第5回春選抜高校野球大会1928年1回戦敗退
第14回夏全国高校野球選手権大会1928年準優勝
第6回春選抜高校野球大会1929年1回戦敗退
第15回夏全国高校野球選手権大会1929年ベスト8
第7回春選抜高校野球大会1930年ベスト4
第16回夏全国高校野球選手権大会1930年ベスト4
第8回春選抜高校野球大会1931年2回戦敗退
第17回夏全国高校野球選手権大会1931年2回戦敗退
第9回春選抜高校野球大会1932年1回戦敗退
第10回春選抜高校野球大会1933年1回戦敗退
第19回夏全国高校野球選手権大会1933年準優勝
第12回春選抜高校野球大会1935年2回戦敗退
第21回夏全国高校野球選手権大会1935年2回戦敗退
第13回春選抜高校野球大会1936年ベスト4
第22回夏全国高校野球選手権大会1936年準優勝
第14回春選抜高校野球大会1937年ベスト8
第23回夏全国高校野球選手権大会1937年2回戦敗退
第15回春選抜高校野球大会1938年2回戦敗退
第24回夏全国高校野球選手権大会1938年優勝
第16回春選抜高校野球大会1939年ベスト8
第17回春選抜高校野球大会1940年ベスト8
第18回春選抜高校野球大会1941年1回戦敗退
第21回春選抜高校野球大会1949年1回戦敗退
第31回夏全国高校野球選手権大会1949年2回戦敗退
第23回春選抜高校野球大会1951年1回戦敗退
第33回夏全国高校野球選手権大会1951年優勝
第24回春選抜高校野球大会1952年ベスト8
第25回春選抜高校野球大会1953年2回戦敗退
第36回夏全国高校野球選手権大会1954年1回戦敗退
第27回春選抜高校野球大会1955年ベスト8
第38回夏全国高校野球選手権大会1956年優勝
第39回夏全国高校野球選手権大会1957年2回戦敗退
第40回夏全国高校野球選手権大会1958年ベスト8
第31回春選抜高校野球大会1959年2回戦敗退
第41回夏全国高校野球選手権大会1959年ベスト8
第32回春選抜高校野球大会1960年2回戦敗退
第42回夏全国高校野球選手権大会1960年2回戦敗退
第33回春選抜高校野球大会1961年ベスト4
第34回春選抜高校野球大会1962年1回戦敗退
第44回夏全国高校野球選手権大会1962年1回戦敗退
第36回春選抜高校野球大会1964年ベスト8
第46回夏全国高校野球選手権大会1964年ベスト8
第38回春選抜高校野球大会1966年ベスト8
第48回夏全国高校野球選手権大会1966年ベスト8
第39回春選抜高校野球大会1967年2回戦敗退
第40回春選抜高校野球大会1968年ベスト8
第50回夏全国高校野球選手権大会1968年1回戦敗退
第41回春選抜高校野球大会1969年2回戦敗退
第51回夏全国高校野球選手権大会1969年ベスト8
第42回春選抜高校野球大会1970年1回戦敗退
第52回夏全国高校野球選手権大会1970年2回戦敗退
第43回春選抜高校野球大会1971年1回戦敗退
第46回春選抜高校野球大会1974年ベスト4
第56回夏全国高校野球選手権大会1974年ベスト8
第52回春選抜高校野球大会1980年1回戦敗退
第72回夏全国高校野球選手権大会1990年3回戦敗退
第69回春選抜高校野球大会1997年ベスト8
第79回夏全国高校野球選手権大会1997年準優勝
第71回春選抜高校野球大会1999年ベスト8
第83回夏全国高校野球選手権大会2001年ベスト8
第74回春選抜高校野球大会2002年1回戦敗退
第75回春選抜高校野球大会2003年ベスト8
第85回夏全国高校野球選手権大会2003年3回戦敗退
第80回春選抜高校野球大会2008年ベスト8
第91回夏全国高校野球選手権大会2009年1回戦敗退
第93回夏全国高校野球選手権大会2011年1回戦敗退
第94回夏全国高校野球選手権大会2012年2回戦敗退
第85回春選抜高校野球大会2013年2回戦敗退
第86回春選抜高校野球大会2014年優勝
第96回夏全国高校野球選手権大会2014年1回戦敗退
第87回春選抜高校野球大会2015年1回戦敗退
第88回春選抜高校野球大会2016年ベスト4
第100回夏全国高校野球選手権大会2018年3回戦敗退
第91回春選抜高校野球大会2019年ベスト8




甲子園での思い出の試合

龍谷大平安高校の甲子園での思い出の試合として、2018年第100回夏全国高校野球選手権大会の1回戦の試合をご紹介します。

記念すべき100回目の夏の甲子園。全国最多の甲子園出場回数を誇る龍谷大平安高校でも毎年甲子園に出場できるほど甲子園出場は簡単ではありません。

しかし、見事に京都府予選を勝ち抜き記念すべき大会に出場を決めた平安の対戦相手は鳥取城北高校となりました。

ネームバリューや実績は龍谷大平安に軍配が上がりますが、鳥取城北高校も近畿圏の硬式野球出身者が多く弱いチームではありません。

試合は、初回から平安がチャンスを作り、幸先よく先制します。その後も4回に1点を追加し2-0と試合を優位に進めます。

平安先発の小寺投手も相手打線にチャンスらしいチャンスを作らせませんが、平安も得点機以外はチャンスを作れません。

そんな中、次第に流れは鳥取城北に傾きます。試合中盤から終盤にかけて毎回のようにランナーを出します。そして8回表、下位打線が出塁すると、1番吉田選手のスリーベースでランナー2人を返し、2-2の同点に追いつきます。

完全に流れは鳥取城北かと思われましたが、平安高校も試合巧者ぶりを見せます。9回裏二死から1番水谷選手が四球で出塁すると、すかさず盗塁を決めます。続く2番安井選手のヒットで水谷選手が生還し、電撃的にサヨナラ勝ちをおさめました。

龍谷大平安高校が、記念すべき100回大会で、甲子園通算100勝目を達成した瞬間でした。最終回のワンチャンスをものにした点に、これまで平安高校が積み重ねてきたものを感じた試合でした。




龍谷大平安高校野球部出身の主なプロ野球選手

選手名     卒業年度最初に入団した球団
衣笠祥雄1964年広島東洋カープ
植木一智1964年阪神タイガース
梅村好彦1964年南海ホークス
門野利治1966年近鉄バファローズ
江島巧1967年中日ドラゴンズ
石山一秀1968年近鉄バファローズ
渋谷通1969年広島東洋カープ
川本浩次1969年阪神タイガース
市場博己1970年ヤクルトスワローズ
山越吉洋1980年阪急ブレーブス
小島弘務1985年中日ドラゴンズ
江坂政明1985年近鉄バファローズ
桧山進次郎1987年阪神タイガース
松岡正樹1990年読売ジャイアンツ
竹清剛治1992年千葉ロッテマリーンズ
川口知哉1997年オリックス・ブルーウェーブ
岸本秀樹2000年横浜ベイスターズ
赤松真人2000年阪神タイガース
今浪隆博2002年北海道日本ハムファイターズ
炭谷銀仁朗2005年西武ライオンズ
酒井知文2010年千葉ロッテマリーンズ
髙橋大樹2012年広島東洋カープ
高橋奎二2015年東京ヤクルトスワローズ
岡田悠希2018年読売ジャイアンツ

長い歴史を誇る龍谷大平安高校からはこれまでに多くのプロ野球選手を輩出しています。WBC日本代表にも選出された高橋奎二選手が話題となっていますが、最も偉大な選手と言えば、国民栄誉賞も受賞した衣笠選手かもしれません。
そこで衣笠選手以降、平安高校からプロ入りした選手の卒業年度と最初に入団した球団をご紹介します。

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おわりに

今回は、龍谷大平安高校の野球部を特集しましたが、いかがだったでしょうか?

春の甲子園では、優勝を狙っての戦いになるのではないでしょうか?古豪旋風を巻き起こせるか、注目したいと思います。

最後までお読みいただき大感謝!みっつでした。