こんにちは、当ブログの管理人、元高校球児のみっつです!
長崎日大高校は、長崎県の諫早市にある私立高校です。1666年に創立され、55年以上の歴史を刻んできました。
野球部は平成に入ってから力をつけ、何度も甲子園に出場し全国に名を知られるようになっています。
今回は2023年の春の選抜大会に出場が決まった、長崎日大高校の野球部を特集します。
あくまでも参考情報としてご覧ください。
■目次(クリックすると飛びます)
長崎日大高校の2022年新メンバーをご紹介!
まずは、直近の公式戦である、2022年秋季九州地区出場時の登録メンバーをご紹介いたします。
背番号 | 名前 | 学年 | ポジション | 出身中学校 | 中学時の所属チーム | |
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1 | 西尾海純選手 | 1年生 | 投手 | 福岡県嘉麻市山田中 | 飯塚ボーイズ | |
2 | 豊田喜一選手 | 2年生 | 捕手 | 折尾愛真中 | 中学軟式野球部 | |
3 | 加藤太陽選手 | 1年生 | 内野手 | 大村市西大村中 | 中学軟式野球部 | |
4 | 栗山由雅選手 | 2年生 | 内野手 | 福岡県福岡市晴吉中 | 福岡ボーイズ | |
5 | 平岩悠生選手 | 2年生 | 内野手 | 雲仙市千々石中 | AC野球部 | |
6 | 下坂聖磨選手 | 2年生 | 内野手 | 福岡県大川市大川桐薫中 | 佐賀藤本BBC | |
7 | 坂本直隆選手 | 2年生 | 外野手 | 波佐見町波佐見中 | 中学軟式野球部 | |
8 | 平尾大和選手 | 2年生 | 外野手 | 福岡県北九州市菅生中 | 自由ケ丘ベースボールクラブ | |
9 | 松本健人選手 | 2年生 | 外野手 | 川棚町川棚中 | 西松ボーイズ | |
10 | 廣田樹大選手 | 2年生 | 投手 | 波佐見町波佐見中 | 中学軟式野球部 | |
11 | 三丸悠成選手 | 1年生 | 投手 | 雲仙市吾妻中 | 中学軟式野球部 | |
12 | 福島孝太選手 | 2年生 | 投手 | 大村市大村中 | 長崎中央リトルシニア | |
13 | 松山宝聖選手 | 2年生 | 捕手 | 諫早市明峰中 | 諫早ボーイズ | |
14 | 末川泰地選手 | 1年生 | 捕手 | 佐世保市大野中 | 西海オーシャンズ | |
15 | 城島慶太郎選手 | 2年生 | 内野手 | 諫早市立諫早中 | 中学軟式野球部 | |
16 | 中村浩聖選手 | 2年生 | 内野手 | 波佐見町波佐見中 | 中学軟式野球部 | |
17 | 立石莉徠選手 | 1年生 | 外野手 | 福岡県筑後市筑後北中 | 筑後ボーイズ | |
18 | 小泉治輝選手 | 2年生 | 投手 | 山口県下関市山の田中 | 自由ケ丘ベースボールクラブ | |
19 | 林田瑛士選手 | 1年生 | 外野手 | 佐賀県佐賀市城西中 | 中学軟式野球部 | |
20 | 内藤大空選手 | 2年生 | 投手 | 福岡県那珂川市南中 | 那珂川ベースボールクラブ |
地元出身選手主体のチームではありますが近県出身の選手も多く入部しているのがわかります。また軟式野球部出身の選手も多く、地方の私立高校といった選手構成になっています。
長崎日大高校の私のイチオシ選手!
長崎日大高校の私のイチオシ選手は、昨秋の大会では1年生エースとして活躍した西尾海純(にしおみいと)選手です。
中学時代は福岡県を代表する強豪クラブの飯塚ボーイズでプレーした西尾選手は、県内の強豪校ではなく長崎日大高校へ進学します。
初めての夏の大会では県大会ベスト8での敗退となったものの、秋の大会では1年生ながら背番号1番を背負い躍動します。特に秋の九州地区大会準決勝の大分商戦では8回1失点の好投を見せ、県外の強豪校相手にも通用することを証明しました。
177cm・71kgと細身の右腕投手で上から投げ下ろすストレートは最速141キロを記録しています。得意のカットボールの他にスライダーやフォークを織り交ぜ、三振を奪う投球が持ち味です。
下級生エースということでポテンシャルは非常に高い投手ですが、コントロールに精彩を欠く場面も見られます。長崎日大の先輩で広島の大瀬良大地投手に憧れ、選抜大会に向けコントロールアップに励んでいます。
選抜大会では一冬を越えてどれぐらい成長をしたのかが注目されますが、活躍次第では一躍来年のドラフトを賑わせる存在になる可能性も秘めていますので今後が非常に楽しみです。
長崎日大高校2022年秋からの公式戦の戦績
次に選抜大会に出場する長崎日大高校野球部新チームの、初めての公式戦となる2022年秋季大会の戦績をご紹介いたします。
日付 | 大会名 | 何回戦 | 対戦相手 | スコア | 備考(県大会出場決定など) |
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2022年9月21日 | 第151回 九州地区高等学校野球 長崎県大会 | 2回戦 | 島原高校 | 〇4-1 | |
2022年9月24日 | 3回戦 | 長崎西高校 | 〇10-2 | ||
2022年10月1日 | 準々決勝 | 波佐見高校 | 〇12-0 | ||
2022年10月8日 | 準決勝 | 大崎高校 | 〇5-1 | 九州地区大会出場決定 | |
2022年10月10日 | 決勝 | 海星高校 | 〇2-0 | ||
2022年10月23日 | 第151回 九州地区高等学校野球大会 | 1回戦 | 文徳高校 | 〇4-3 | |
2022年10月26日 | 準々決勝 | 日本ウェルネス沖縄高校 | 〇11-4 | ||
2022年10月28日 | 準決勝 | 大分商業高校 | 〇4-1 | ||
2022年10月29日 | 決勝 | 沖縄尚学高校 | ●5-8 |
九州大会で準優勝し、見事に甲子園出場を決めました。
長崎日大高校の監督ってどんな人?
2023年2月現在、長崎日大高校の野球部を率いる監督は、同校OBでもある平山清一郎(ひらやませいいちろう)さんです。
指導者としての経歴
2002年 長崎日大高校コーチ就任
2018年 長崎日大高校野球部監督就任
平山監督ってこんな人
平山監督は長崎日大高校野球部のOBで主将兼捕手として活躍しました。日大卒業後の2002年に、社会科教諭として母校のに赴任し野球部の副部長や部長を務めてきました。
2018年夏に監督に就任し、監督歴は5年ほどですが指導者歴は20年になります。
平山監督には選手時代から父のサポートがありました。小学生時代から欠かさず試合に駆け付け、それは指導者になってからも続きます。
2005年には退職金を前借りして自宅兼選手寮をつくり、母と一緒に選手たちをサポートしました。平山監督自らも寮の隣に家を建て、3世代で暮らすのが日常になっています。
そんな平山監督の父も2年前に亡くなってしまい、息子が監督して甲子園の舞台に立つ姿を見ることはできませんでした。
平山監督の指導の特徴として、練習には自らが一番乗りし、グラウンド整備も徹底的に求める部分に見られます。
「子どもたちが、どんな表情で練習に入って来るのか」
「あくまでも主役は子どもたち。私たちは脇でどれだけサポートできるか」
「グラウンドは野球部の伝統であり、卒業生が3年間やった場所が汚かったらがっかりする」
と語っており、指導者としても長崎日大高校野球部OBとしても責任も負っています。
昨春の選抜大会では初戦で準優勝した近江高校にタイブレークの末に敗れてしまいました。父からの想い、先輩指導者から受け継いだバトンを胸に監督としての甲子園初勝利を目指します。
長崎日大高校野球部の甲子園での戦績
長崎日大高校野球部のこれまでの甲子園での戦績をご紹介します。
大会名 | 回数 | 勝敗数 |
---|---|---|
春選抜高校野球大会 | 3回 | 2勝3敗 |
夏全国高校野球選手権大会 | 9回 | 10勝9敗 |
合計 | 12回 | 12勝12敗 |
これまでに12度の甲子園出場していますが、最高ベスト4などの好成績も残しています。
大会名 | 西暦 | 戦績 |
---|---|---|
第65回春選抜高校野球大会 | 1993年 | ベスト8 |
第75回夏全国高校野球選手権大会 | 1993年 | 2回戦敗退 |
第77回夏全国高校野球選手権大会 | 1995年 | 1回戦敗退 |
第80回夏全国高校野球選手権大会 | 1998年 | 2回戦敗退 |
第71回春選抜高校野球大会 | 1999年 | 1回戦敗退 |
第81回夏全国高校野球選手権大会 | 1999年 | 3回戦敗退 |
第82回夏全国高校野球選手権大会 | 2000年 | ベスト8 |
第85回夏全国高校野球選手権大会 | 2003年 | 1回戦敗退 |
第89回夏全国高校野球選手権大会 | 2007年 | ベスト4 |
第91回夏全国高校野球選手権大会 | 2009年 | 1回戦敗退 |
第92回夏全国高校野球選手権大会 | 2010年 | 2回戦敗退 |
第94回春選抜高校野球大会 | 2022年 | 1回戦敗退 |
長崎日大高校の甲子園での思い出の試合
長崎日大高校野球部の甲子園での思い出の試合として、2009年第91回夏全国高校野球選手権大会の1回戦の試合をご紹介します。
2009年春の甲子園で長崎県勢初の優勝を遂げた清峰高校。プロでも活躍する今村選手を擁するこの清峰高校を夏の県大会で撃破し、見事に甲子園に乗り込んだ長崎日大高校です。
初戦の相手は選抜の決勝の舞台で清峰高校に敗れた、菊池雄星投手を擁する花巻東高校となりました。一見花巻東高校が優位に見えましたが、長崎日大高校も大瀬良投手を擁しており、実力を蓄えておりました。
試合は2回表に長崎日大高校が7番山田選手のソロホームランで先制します。さらに6回表には4番本多選手のホームランで2点を追加しました。
理想の展開でゲームを進める長崎日大でしたが、6回裏に大瀬良投手が2点を返されます。
7回表には1点を追加されますが、その裏に2点を失い、4-4の同点となりました。嫌な展開の中でも8回表に2番小柳選手にホームランで1点を勝ち越します。
しかし、その裏に花巻東高校が4点を奪い終盤の逆転劇で試合を勝利しました。
菊池投手を擁する花巻東高校が圧倒的に優位かと思われましたが、しっかりと対策をしてきた長崎日大高校が3本のホームランで試合を優位に進めた展開が非常に印象的でした。
また、試合中盤まで見事なピッチングを見せた大瀬良投手は実は試合数日前に腰を故障し、その際は自力で歩けないほどの痛みだったようです。
たらればになってしまいますが、大瀬良投手が万全の状態だったら試合の結果は違うものになっていたかもしれません。
長崎日大高校野球部出身のプロ野球選手
長崎日大高校からはこれまでに5名の選手がプロ野球界入りしています。そんな中でも4年連続で広島の開幕投手を務める大瀬良投手の活躍が目立ちます。そこで大瀬良選手ら5名の卒業年度と最初に入団した球団をご紹介します。
選手名 | 卒業年度 | 最初に入団した球団 |
貝塚政秀 | 1992年 | 西武ライオンズ |
中村隼人 | 1993年 | 日本ハムファイターズ |
宮崎祐樹 | 2004年 | オリックス・バファローズ |
野原将志 | 2006年 | 阪神タイガース |
大瀬良大地 | 2009年 | 広島東洋カープ |
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おわりに
今回は、長崎日大高校の野球部を特集してきましたが、いかがだったでしょうか?
過去の甲子園ではベスト4に食い込んだこともあるので、ベスト4以上の成績が目標になるのではないでしょうか?長崎日大高校の活躍に期待したいと思います。
最後までお読みいただき大感謝!みっつでした。