こんにちは、当ブログの管理人、元高校球児のみっつです!
有明高校は、福岡県荒尾市にある私立高校です。1961年の設立以来、50年以上の歴史を刻んできました。
部活動にも力を入れていて、春の九州大会では見事に優勝し、夏の甲子園出場の熊本県代表の有力候補となりました。
今回はそんな有明高校の野球部を特集します。
あくまでも参考情報としてご覧ください。
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有明高校の2023年新メンバーをご紹介!
まずは、直近の公式戦である2023年春季九州地区大会出場時の登録メンバーをご紹介します。
背番号 | 名前 | 学年 | ポジション | 出身中学校 | 中学時の所属チーム |
---|---|---|---|---|---|
1 | 稲岡寛太選手 | 2年生 | 投手 | 佐賀県基山町基山中 | 福岡フェニックス |
2 | 池邉翔選手 | 3年生 | 捕手 | 福岡県春日市春日東中 | 福岡春日ボーイズ |
3 | 長嶋葵裕選手 | 3年生 | 内野手 | 福岡県福岡市当仁中 | 福岡ボーイズ |
4 | 小川愉月選手 | 3年生 | 内野手 | 荒尾市第三中 | フレッシュ熊本菊池 |
5 | 村田雅道選手 | 3年生 | 内野手 | 熊本市下益城城南中 | 熊本東リトルシニア |
6 | 徳安栄良選手 | 2年生 | 内野手 | 福岡県糸島市前原東中 | 中学軟式野球部 |
7 | 小林陽選手 | 3年生 | 外野手 | 福岡県福津市福間東中 | 福岡福津ボーイズ |
8 | 森翔太郎選手 | 3年生 | 外野手 | 福岡県春日市春日西中 | 福岡春日ボーイズ |
9 | 足立翔太選手 | 2年生 | 外野手 | 福岡県福津市津屋崎中 | 福岡福津ボーイズ |
10 | 吉田空雅選手 | 3年生 | 投手 | 荒尾市第三中 | 大牟田ビクトリー |
11 | 旭田琉斗選手 | 3年生 | 投手 | 荒尾市第三中 | 中学軟式野球部 |
12 | 岩元太一選手 | 2年生 | 捕手 | 福岡県福岡市青葉中 | 福岡ボーイズ |
13 | 葛原陽輝選手 | 3年生 | 内野手 | 菊池市菊池北中 | フレッシュ熊本菊池 |
14 | 山下登阿選手 | 3年生 | 内野手 | 菊池市菊池南中 | 中学軟式野球部 |
15 | 松崎翔悟選手 | 3年生 | 内野手 | 福岡県大野城市大野中 | 福岡志免ボーイズ |
16 | 滝川瑠己選手 | 2年生 | 内野手 | 大分県日田市三隈中 | 日田ボーイズ |
17 | 岩根英都選手 | 3年生 | 外野手 | 菊池市旭志中 | 熊本田原坂ボーイズ |
18 | 戸田愛翔選手 | 3年生 | 不明 | 西原村西原中 | フレッシュ熊本菊池 |
19 | 井上結喜選手 | 3年生 | 内野手 | 福岡県福岡市野間中 | 中学軟式野球部 |
20 | 丸尾祐斗選手 | 2年生 | 外野手 | 福岡県宗像市中央中 | 中学軟式野球部 |
福岡県に近い荒尾市に所在を置く私立校の有明高校ということもありベンチ入り20名のうち、福岡出身が10名、熊本出身が8名と福岡出身者の方が多くなっています。
有明高校の私のイチオシ選手!
有明高校の私のイチオシ選手は、春の九州地区大会優勝の原動力の左腕エースの稲岡寛太(いなおかんた)選手です。
稲岡選手は佐賀県出身ですが、中学時代は地理的にも近い福岡のクラブチームでプレーしました。
強い高校と対戦したいという理由で熊本の新鋭校ともいえる有明高校に進学します。
1年秋からベンチ入りを果たしますが、2年秋の背番号は11番でした。さらに、その秋の大会では初戦負けを喫してしまいます。
一冬越えた春の大会では、監督から成長が認められエースナンバーを背負います。チームは熊本県を勝ち抜くと、勢いそのままに九州大会でも勝ち進み見事九州チャンピオンに輝きました。
身長170cmにも満たない小柄な左腕で、球速も130キロ代中盤と剛速球を持っているわけではありません。
しかし技巧派左腕ならではの変化球を駆使した緩急で勝負するピッチングスタイルに加え時折、野茂選手を参考にしたトルネード投法も織り交ぜ、打者を翻弄します。
春の大会では強い高校と対戦するだけでなく勝利までおさめ、入学時の目標は達成しつつありますが、球児の最大の目標は何と言っても甲子園出場です。
稲岡選手をはじめとする有明高校ナインが甲子園初出場をつかみ取ることができるか注目です。
有明高校2022年秋からの公式戦の戦績
見事に春季九州チャンプに輝いた有明高校野球部の、初めての公式戦となる2022年秋季大会からの戦績をご紹介します。
日付 | 大会名 | 何回戦 | 対戦相手 | スコア | 備考(県大会出場決定など) |
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2022年9月22日 | 第151回 九州地区高等学校野球熊本大会 | 2回戦 | 熊本国府高校 | ●2-6 | |
2023年3月23日 | 第152回 九州地区高等学校野球熊本大会 | 1回戦 | 水俣高校 | ○5-0 | |
2023年3月27日 | 2回戦 | 東海大星翔高校 | ○2-1 | ||
2023年3月29日 | 3回戦 | 天草高校 | ○20-0 | ||
2023年3月31日 | 準々決勝 | 熊本国府高校 | ○4-2 | 九州地区大会出場決定 | |
2023年4月2日 | 準決勝 | 城北高校 | ○8-2 | ||
2023年4月4日 | 決勝 | 文徳高校 | ○7-3 | ||
2023年4月22日 | 第142回 九州地区高等学校野球大会 | 1回戦 | 日南学園高校 | ○7-5 | |
2023年4月24日 | 準々決勝 | 大分商業高校 | ○4-1 | ||
2023年4月26日 | 準決勝 | 福岡大大濠高校 | ○3-2 | ||
2021年4月27日 | 決勝 | 大分舞鶴高校 | ○16-3 | 優勝 |
有明高校の監督ってどんな人?
2023年7月現在、有明高校を率いる監督は、高見一茂(たかみかずしげ)さんです。
指導者としての経歴
2015年 有明高校野球部監督就任
高見監督ってこんな人
高見監督は熊本県出身で、翔陽高校、崇城大学と地元の高校・大学でプレーし、現役時代は主に投手として活躍しました。
大学卒業後は教員として球磨工業高校に赴任します。その後、有明高校に赴任し野球部コーチ・部長を経て、2015年に監督に就任しました。
春の大会の躍進の要因として投打のバランスが良かったというのもありますが、ひとつのカギとして熊本県大会で21度の盗塁を試みた「走力」が挙げられます。
冬から「走り専門のトレーナー」を招き、走りに特化したトレーニングを行ってきたのです。
この背景には、秋の大会で初戦敗退した際に、選手たちから「もっと技術的な練習に時間を割くべき」「トレーニングのアプローチを変えるべき」という意見が出たことにありました。
それを踏まえ「何を目的に」「なぜ」「どのようにして」のアプローチを改めて大切にしました。
県内に肩の強い捕手がいないから勝つなら走力を鍛えたいという目的を伝え、選手たちの共通認識にし、やみくもに走っていたトレーニングを廃止して、トレーナーを招く「質」重視の指導にシフトチェンジしたのです。
またランニングデータを見える化し、選手たちが自分に今何が足りなのか何をすればいいのか、自分で主体的に考えられるようになり、一人一人の意識が変化してきました。
現チームのスローガンは「甲子園に導かれるチームになること」です。そのために、野球で、日常生活で、何をすべきなのかが、逆算して選手たちの認識となっています。
簡単ではありませんが「甲子園に導かれる」可能性は過去を見てもトップクラスに高まっていることは間違いありません。
有明高校野球部出身のプロ野球選手
有明高校野球部からは、2019年のドラフト会議で浅田翔汰選手が横浜DeNAベイスターズから7位指名を受け、有明高校初のプロ野球選手となりました。
しかし故障の影響もあり好成績を残せず、2022年のシーズンオフに戦力外となり現役引退しました。
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おわりに
今回は、有明高校の野球部を特集しましたが、いかがだったでしょうか?
九州王者として迎える夏の大会、やはり目指すは甲子園初出場でしょうね。そして甲子園では1つでも多くの勝ち星を重ねたいところです。有明高校の戦いぶりに注目したいと思います。
最後までお読みいただき大感謝!みっつでした。