こんにちは、当ブログの管理人、元高校球児のみっつです!
健大高崎高校は、群馬県の高崎市にある私立高校です。近年野球部の活躍が目覚ましく、その名が全国に知れ渡っています。
2023年の春の関東大会でも優勝し、夏の甲子園の群馬県代表の最有力候補となりました。
今回は、そんな健大高崎高校の野球部を特集します。
あくまでも参考情報としてご覧ください。
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健大高崎高校の2023年新メンバーをご紹介!
まずは、第105回夏全国高校野球選手権群馬大会のベンチ入りメンバーをご紹介します。
背番号 | 名前 | 学年 | ポジション | 出身中学校 | 中学時の所属チーム |
---|---|---|---|---|---|
1 | 小玉湧斗選手 | 3年生 | 投手 | 秋田県男鹿市男鹿東中 | 秋田北リトルシニア |
2 | 箱山遥人選手 | 2年生 | 捕手 | 東京都足立区第九中 | 江戸川中央リトルシニア |
3 | 團之原樹選手 | 3年生 | 内野手 | 埼玉県所沢市上山口中 | 武蔵府中リトルシニア |
4 | 森田光希選手 | 3年生 | 内野手 | 静岡県富士宮市第二中 | 静岡裾野リトルシニア |
5 | 狩野陸人選手 | 3年生 | 内野手 | 高崎市中尾中 | 中学軟式野球部 |
6 | 半田真太郎選手 | 3年生 | 内野手 | 神奈川県横浜市青葉台中 | 横浜緑ボーイズ |
7 | 川口龍吾選手 | 3年生 | 外野手 | 神奈川県川崎市橘中 | 都筑中央ボーイズ |
8 | 増渕晟聖選手 | 3年生 | 外野手 | 高崎市矢中中 | 高崎中央ボーイズ |
9 | 森柊太選手 | 3年生 | 外野手 | 埼玉県飯能市加治中 | 武蔵嵐山ボーイズ |
10 | 加藤達哉選手 | 3年生 | 投手 | 東京都世田谷区鳥山中 | 武蔵府中リトルシニア |
11 | 多田結祐選手 | 3年生 | 投手 | 茨城県かすみがうら市下稲吉中 | 中学軟式野球部 |
12 | 堀江大和選手 | 3年生 | 外野手 | 秋田県大仙市西仙北中 | 大曲仙北クラブ |
13 | 髙山裕次郎選手 | 2年生 | 外野手 | 前橋市南橘中 | 前橋ボーイズ |
14 | 塚原蒼斗選手 | 3年生 | 内野手 | 岐阜県関市旭ヶ丘中 | 愛知瀬戸ボーイズ |
15 | 佐藤志龍選手 | 3年生 | 内野手 | 神奈川県川崎市西中原中 | 東京城南ボーイズ |
16 | 橋本颯太郎選手 | 3年生 | 内野手 | 京都府京都市勧修中 | 京都南山城ボーイズ |
17 | 佐藤龍月選手 | 1年生 | 投手 | 神奈川県川崎市西中原中 | 東京城南ボーイズ |
18 | 石垣元気選手 | 1年生 | 投手 | 北海道登別市西陵中 | 洞爺湖リトルシニア |
19 | 田中陽翔選手 | 2年生 | 内野手 | 東京都狛江市第二中 | 東練馬リトルシニア |
20 | 齋田俊弥選手 | 3年生 | 捕手 | 埼玉県草加市青柳中 | 東京城南ボーイズ |
関東地区出身者を中心に硬式クラブ出身の選手が多数を占めており、地元出身の選手は3名です。また、大所帯のチームですが、ポテンシャルの高い1年生もベンチ入りしています。
健大高崎高校の私のイチオシ選手!
私のイチオシ選手は、エースナンバーを背負う小玉湧斗(こだまゆうと)選手です。
秋田県出身の小玉選手は、幼少時から注目の選手で、小学生時代には東北楽天ジュニアにも選出されました。秋田北シニア時代にも順調に成長を続け、県内外の強豪高校から勧誘を受けましたが健大高崎高校への進学を決意します。
健大高崎高校入学後も下級生時代から公式戦を経験し、最上級生になるとエースナンバーをつかみます。秋の大会では上位に勝ち進み、選抜にも出場しましたが自身の乱調もあり初戦敗退を喫してしまいました。
しかし、その後もチームのエースにふさわしいレベルでの成長を続けました。
秋の時点では最速140キロを少し超える程度でしたが、現在は150キロ近くまで球速を伸ばしています。
175cm・68kgと、細身ながらもバランスの取れた体格で、球のキレで勝負するタイプの投手で、圧倒的なピッチングを披露するというよりは、粘りの投球を持ち味としています。
春の群馬県大会準決勝では甲子園を目指すうえでのライバルの前橋育英高校を相手に18奪三振の快投を見せますが、関東地区大会は故障の影響で登板機会はありませんでした。
しかし、佐藤選手・石垣選手の全国屈指の1年生コンビなどの控えの投手陣の活躍もあり、春の関東地区大会では見事に優勝をおさめます。
小玉選手のエースの地位や重要な試合での登板は盤石のものではなくなったかもしれませんが、消耗の激しい夏の大会では複数投手の起用は当たり前となっており、小玉選手の将来や夏の甲子園優勝に向けては明るい材料となっています。
小玉選手はもちろん、健大高崎投手陣の活躍に期待したいです。
健大高崎高校2022年秋からの公式戦の戦績
健大高崎高校野球部現チームの、初めての公式戦となる2022年秋季大会からの戦績をご紹介します。
日付 | 大会名 | 何回戦 | 対戦相手 | スコア | 備考(県大会出場決定など) |
---|---|---|---|---|---|
2022年9月10日 | 第75回 秋季関東地区高等学校野球大会 群馬県予選 | 2回戦 | 高崎商科大附属高校 | 〇3-0 | |
2022年9月17日 | 3回戦 | 太田東高校 | 〇10-0 | ||
2022年9月26日 | 準々決勝 | 前橋育英高校 | 〇4-1 | ||
2022年10月1日 | 準決勝 | 樹徳高校 | 〇7-3 | 関東地区大会出場決定 | |
2022年10月2日 | 決勝 | 明和県央高校 | 〇1-0 | ||
2022年10月22日 | 第75回 秋季関東地区高等学校野球大会 | 1回戦 | 青藍泰斗高校 | 〇4-2 | |
2022年10月25日 | 準々決勝 | 横浜高校 | 〇5-2 | ||
2022年10月29日 | 準決勝 | 山梨学院 | ●2-5 | ||
2023年3月24日 | 第95回 選抜高等学校野球大会 | 2回戦 | 報徳学園高校 | ●2-7 | |
2023年4月22日 | 第75回 春季関東地区高等学校野球大会 群馬県予選 | 2回戦 | 高崎高校 | 〇5-0 | |
2023年4月27日 | 3回戦 | 高崎経済大学附属高校 | 〇11-0 | ||
2023年4月29日 | 準々決勝 | 桐生第一高校 | 〇4-2 | ||
2023年5月4日 | 準決勝 | 前橋育英高校 | 〇5-4 | 関東地区大会出場決定 | |
2023年5月5日 | 決勝 | 明和県央高校 | 〇14-3 | ||
2023年5月21日 | 第75回 関東地区高等学校野球大会 | 2回戦 | 土浦日大高校 | 〇6-5 | |
2023年5月24日 | 準々決勝 | 帝京高校 | 〇2-0 | ||
2023年5月27日 | 準決勝 | 専修大学松戸高校 | 〇6-4 | ||
2023年5月30日 | 決勝 | 木更津総合高校 | 〇10-7 |
見事に春の関東大会で優勝を果たしました。
健大高崎健大高崎高校の監督ってどんな人?
2023年7月現在、健大高崎高校の野球部を率いる監督は、青栁博文(あおやぎひろふみ)さんです。
指導者としての経歴
2002年 健大高崎高校野球部監督就任
2011年 第93回夏全国高校野球選手権大会出場
2012年 第84回春選抜高校野球大会初出場
青柳監督ってこんな人
群馬県出身の青柳監督は、前橋商業高校3年時に春の選抜大会にも出場しました。進学した東北福祉大学時代は、同学年の和田選手(元中日)らハイレベルの選手らとプレーしています。
卒業後はしばらく一般の会社員生活を送り、野球は会社の軟式野球部でプレーする程度でした。
しかし、高校時代の恩師から健大高崎高校が共学化に伴い野球部が発足する話を聞いたことで通信教育を利用し、教員免許を取得し健大高崎高校の監督に就任しました。
当初は女子校から共学化された直後で、全国的に無名で強豪校とは練習試合を組めないだけではなく、専用のグラウンドや部室も無く、テニスコートで練習を行っていたそうです。
その後は着実に力をつけ、就任10年目に甲子園初出場をしますが2回戦で横浜高校にサヨナラ負けを喫してしまいます。
そこで甲子園を勝ち上がるためにチームのテーマに掲げたのが「機動破壊」でした。健大高崎高校の積極的な走塁は、盗塁をするしないにかかわらず相手選手に大きな重圧を与え甲子園でも一大旋風を巻き起こしました。
そんな青柳監督率いる健大高崎高校の試合を観て健大高崎への進学を決め、現在ではコーチとして後輩を指導しているのが小谷コーチです。
ベースの踏み方、体の向きなど細かく走塁を指導しています。
「1秒以下のタイムを削り出す。1つの走塁で人生が変わるかもしれない。」 と、青柳監督のイズムをしっかり受け継ぎ、後輩の指導を行っています。
近年、健大高崎高校には中学トップクラスの素材も入学しており、青柳監督らの指導によりどんな成長を見せてくれるのか非常に楽しみです。
健大高崎高校野球部の甲子園での戦績
健大高崎高校野球部のこれまでの甲子園での戦績をご紹介します。
大会名 | 回数 | 勝敗数 |
---|---|---|
春選抜高校野球大会 | 6回 | 8勝6敗※ |
夏全国高校野球選手権大会 | 3回 | 6勝3敗 |
合計 | 9回 | 14勝9敗 |
※大会中止に伴う交流試合での敗戦含む |
上位進出が印象的ですが、近年力をつけてきたという事もあり甲子園出場は10回にも満たず、夏の大会は3度しか出場していません。それでもインパクトがあるというのが凄いところです。
大会名 | 西暦 | 戦績 |
---|---|---|
第93回夏全国高校野球選手権大会 | 2011年 | 2回戦敗退 |
第84回春選抜高校野球大会 | 2012年 | ベスト4 |
第96回夏全国高校野球選手権大会 | 2014年 | ベスト8 |
第87回春選抜高校野球大会 | 2015年 | ベスト8 |
第97回夏全国高校野球選手権大会 | 2015年 | 3回戦敗退 |
第89回春選抜高校野球大会 | 2017年 | ベスト8 |
第92回春選抜高校野球大会 | 2020年 | 中止※ |
第93回春選抜高校野球大会 | 2021年 | 2回戦敗退 |
第95回春選抜高校野球大会 | 2023年 | 2回戦敗退 |
※中止後の交流試合で敗戦 |
甲子園での思い出の試合
健大高崎高校の甲子園での思い出の試合として、2021年第93回春選抜高校野球大会の1回戦の試合をご紹介します。
それまで「機動破壊」と言われる強力な走塁のイメージが強かった健大高崎高校ですが、その前の甲子園出場時に秀岳館高校に完敗を喫したことにより「打撃」のチームへとシフトチェンジしていました。
そしてその通り秋の大会で15本塁打を記録し、関東地区大会を制した「強打」のチームという触れ込みでした。
そんな新生・健大高崎高校の初戦の相手は下関国際高校です。試合は自慢のクリーンナップに当たりは出なかったものの、下位打線の長打などで健大高崎が2点を先制しました。
しかし、その後は両校の投手陣が好投を見せ、試合は膠着状態に入ります。そんな中、8回裏にゲームが大きく動きます。
健大高崎が相手のエラーに長打を絡め、4点を追加しました。9回表には下関国際も2点を返しますが、反撃はそこまでで6-2のスコアで健大高崎が快勝しました。
自慢の強打は鳴りを潜めた感がありましたが、試合途中から下関国際のマウンドに立ったのは、翌年夏の甲子園準優勝の立役者で楽天に育成指名を受けた、古賀選手という好投手だったということも関係ありそうです。
その後も「強打」の健大高崎をイメージづける試合はまだ甲子園では披露されていませんが、今後も大いに甲子園出場が期待されますので、新しいカラーの健大高崎の試合が楽しみです。
健大高崎高校野球部出身のプロ野球選手
健大高崎高校野球部からは、これまでに9人の選手がドラフト指名を受けています。全国でも屈指の好素材が入学している高校ですので、今後もプロ入り選手は増えそうです。
そんな注目の野球部である健大高崎高校からプロ入りした広島のルーキー清水選手ら9名の卒業年度と最初に入団した球団をご紹介します。
選手名 | 卒業年度 | 最初に入団した球団 |
---|---|---|
三ツ間卓也 | 2010年 | 中日ドラゴンズ |
長坂拳弥 | 2012年 | 阪神タイガース |
脇本直人 | 2014年 | 千葉ロッテマリーンズ |
柘植世那 | 2015年 | 埼玉西武ライオンズ |
湯浅大 | 2017年 | 読売ジャイアンツ |
山下航汰 | 2018年 | 読売ジャイアンツ |
是澤涼輔 | 2018年 | 埼玉西武ライオンズ |
下慎之介 | 2020年 | 東京ヤクルトスワローズ |
清水叶人 | 2022年 | 広島東洋カープ |
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おわりに
今回は、健大高崎高校の野球部を特集しましたが、いかがだったでしょうか?
春の関東王者として臨んだ夏の大会、目標は甲子園出場だけでなく過去最高の全国ベスト4以上でしょうね。その戦いぶりに期待したいと思います。
最後までお読みいただき大感謝!みっつでした。