野球の背番号を決めるのに意味はある?高校とプロの場合を徹底検証!

豆知識

こんにちは、みっつです。

野球のユニフォームに当たり前のようについている背番号。どのようにつける背番号を決めているのでしょうか?

選手が好きに選べる?監督の独断?(^_^;)

今回は、野球の背番号を決めるのに何か意味があるのかを、高校とプロ野球例にとって解説したいと思います。

そして、プロ野球でつけられる背番号についてもご紹介しますので、楽しみにしていてくださいね!

ご注意
ご紹介する内容は、筆者の思いや推測が含まれています。また正確さを保証している訳ではありませんので、御理解の上お読みください。

■目次(クリックすると飛びます)

高校の背番号を決めるのに意味はある?

まずは高校野球で、背番号を決めるのに意味があるのかを、ご説明していきたいと思います。

高校野球においては背番号の決め方について、特別な規定があるわけではありません。高校野球では背番号は基本的には監督が決めますが、ほとんどの高校で守備番号に基づいて背番号が付けられます。

次に守備番号について説明したいと思います。守備番号とは、野球で守備位置に与えられた番号です。

具体的には投手が1、捕手が2、一塁手が3、二塁手が4、三塁手が5、遊撃手が6、左翼手が7、中堅守が8、右翼手が9

となっています。

背番号10番以降に決め事はあるの?

では背番号9番までをつけられなかった、10番以降の選手は決めごとがあるのでしょうか?背番号9番以前と同じような決めごとがあるのか、あるいはどういう傾向があるのかについて説明したいと思います。

背番号10番以降の付け方については特別な規定も、守備番号のような決まりごとも存在していません。しかし、背番号10番・11番を控えの投手が、12番を控えの捕手が、13番から18番を控えの内野手や外野手がつける、という傾向があるようです。

例えば、第90回選抜高等学校野球大会で準決勝に進出した大阪桐蔭、智弁和歌山、東海大相模、三重のうち、大阪桐蔭高等学校で背番号10番を付けていた選手は投手、12番を付けていた選手は捕手、13番、16番、17番、18番を付けていた選手は内野手または外野手です。

智弁和歌山高等学校でも背番号11番は投手、13番、14番、16番を付けていた選手は内野手または外野手でした。

そして東海大附属相模高等学校と三重高等学校では背番号10番、11番の選手が投手、背番号12番の選手が捕手です。

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プロの背番号を決めるのに意味はある?

次にプロ野球では背番号はどのような意味を持つのかをご紹介していきます。

1936年に日本プロ野球リーグが誕生しますが、当初は1番打者が背番号1番、4番打者が背番号4番、というように打順に応じた背番号になっていました。

例外として、阪神タイガースの前身である「大阪タイガース」の選手はいろは順の背番号、オリックス・バファローズの前身である「阪急軍」の選手は契約順に背番号をつけていました。

その後は背番号の選択肢が広がったことや永久欠番の制定などにより背番号の意味も多様化していきます。

それでは、現在の日本プロ野球の選手の背番号にはどのような法則があるのでしょうか。投手、捕手、内野手、外野手の順に見て行きたいと思います。

投手では11番、14番、16番、17番、18番、19番、20番、21番を力のある先発投手、22番を抑えのエースがつけていることが多いです。

捕手では2番、22番、27番を付けている選手が多いです。内野手では2番、3番、6番、33番を攻撃力と守備力を兼ね備えた選手がつけています。

外野手では攻守両面で実績のある選手が1番を付けているケースが多いです。また、51番や55番など突出して活躍した選手が付けていた番号を付ける場合もあります。

プロ野球選手がつけられる背番号は?

プロ野球選手が付けられる背番号はどのようなものがあるのでしょうか?

2018年現在、支配下登録選手は00番、0番、1番~99番までの整数の背番号を、育成選手は3桁の背番号を着用することができます。

監督やコーチも支配下登録選手と同様に00番、0番、1番~99番までの背番号を付けられます。育成選手は、3桁の背番号であればOKとされ、001番なども許可されています。

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長い歴史の中で変化してきました

日本の野球選手が最初に背番号の付いたユニフォームを使用したのは、1931年の第一回日米野球大会中でした。

1936年の日本プロ野球リーグ設立当初は、背番号は打順に応じたものだったり名前のいろは順、契約順だったりしたのですが、太平洋戦争後に付けられる背番号が多様化していきました。

1976年には鳥坂九十九選手が日本プロ野球の現役選手として初めて背番号99番を付け、1983年には長嶋清幸選手が支配下登録選手として初めて背番号0番を着用しました。

1988年にルパート・ジョーンズ選手によって初めて着用されたのが、背番号00番です。

3桁の背番号は、1992年にロビンソン・チェコ選手が初めて使用しました。

時代とともに背番号も多様化していきましたが、規制する動きが出たのは、1993年に二村忠美選手の背番号を007番にしようとして却下されたことがきっかけです。

同年、支配下登録選手の背番号を00番、0番、1番~99番までの整数とする決まりがパシフィック・リーグにおいて作られ、1994年にはセントラル・リーグでもこの決まりが適用されました。

このことによって、1993年に02の背番号を着用した松永浩美選手が00、0、1~99以外の背番号を付けた最初で最後の選手となりました。

2006年に育成選手制度が始まった際には、育成選手は100番より大きい背番号を付けることとされていましたが、2010年に緩和され、3桁の背番号であれば001番などもOKとなっています。

これによって、育成選手である伊集院峰弘選手が背番号007番を付けた最初の日本プロ野球選手となりました。

まとめ

今回は、野球の背番号の決め方に意味があるのか、高校野球とプロ野球を例にとってご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?

高校野球にしてもプロ野球にしても、明確な規定はないものの暗黙の了解のようなものが存在していて、興味深かったですね。

そして、当初は007をつけようとして却下されたのもわかる気もします(笑)

野球観戦する時は、この選手は何故この番号なんだろう?と考えてみるのも面白いかもしれませんね!

最後までお読み頂き大感謝!みっつでした。