野球の独立リーグ!全てのリーグと所属チーム・疑問点をご紹介

独立リーグ

こんにちは、当ブログの管理人、元高校球児のみっつです!

日本には、日本野球機構(NPB)に所属している12チームの他に、独立リーグと呼ばれる組織に属しているチームがあります。

その独立リーグについて、今回は特集していきたいと思います。全ての独立リーグやグランドチャンピオンシップ、独立リーグの功績や問題点についても触れますので、楽しみにしてくださいね。

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ご紹介する内容は、2021年9月現在となります




日本にある全ての独立リーグのご紹介

現在、国内には5つの独立リーグがあり、リーグ戦を行っています。その5つのリーグについてご紹介します。

なお、発足年度については実際にリーグ戦を開始した年度に統一しています。

ルートインBCリーグ

・発足年度  2007年

所属チーム

東地区

 埼玉武蔵ヒートベアーズ
 栃木ゴールデンブレーブス
 茨城アストロプラネッツ
 神奈川フューチャードリームス

中地区

 新潟アルビレックスBC
 信濃グランセローズ
 群馬ダイヤモンドペガサス
 福島レッドホープス

西地区

 富山GRNサンダーバーズ
 石川ミリオンスターズ
 福井ワイルドラプターズ
 オセアン滋賀ブラックス 

特色

ルートインBCリーグの正式名称はベースボール・チャレンジ・リーグといいます。2014年から命名権によりリーグ名称が「ルートインBCリーグ」となり、現在まで親しまれています。

北信越4県で2007年にスタートしたBCリーグですが、徐々に加盟チームを増やし、現在では12球団が所属し3地区に別れてリーグ戦が行われています。

福島県から滋賀県までチームがあり、日本の独立リーグとしては最も規模の大きいリーグです。

NPBのドラフト会議では、リーグ戦が開始された2007年以降毎年指名があり、多くの選手をプロ野球界に送り出しています。特に2015年以降は、毎年5~6名がドラフト指名されており、レベルが高くなっていることが伺えます。

なお、2022年からは西地区に所属している富山・石川・福井・滋賀の4チームがリーグを離脱し、「日本海オセアンリーグ」を発足させる予定です。




四国アイランドリーグplus

・発足年度  2005年

所属チーム

愛媛マンダリンパイレーツ
香川オリーブガイナーズ
高知ファイティングドッグス
徳島インディゴソックス

特色

四国アイランドリーグplusは、2005年からリーグ戦を開始し、国内各地に展開する独立リーグのさきがけとなりました。かつては九州や三重県のチームも所属していた時期もありますが、現在は四国4県でリーグ戦が行われています。

4チームのみのリーグですが、毎年ドラフト指名選手が生まれており、首位打者に2度輝いたロッテの角中選手なども輩出しています。

また、BCリーグの年間王者と行われるグランドチャンピオンシップでは全チームに優勝経験があり、優勝回数もBCリーグに勝ち越していることから、リーグのレベルの高さは独立リーグでもナンバーワンと言っても過言ではありません。

経営問題やNPBや他国のリーグの提携など、全てがうまくいっているとは言いがたいですが、独立リーグとして選手のキャリアや野球の地元密着化といった部分で野球界に与えた影響や功績は大きいと感じます。

関西独立リーグ

・発足年度  2014年

所属チーム

神戸三田ブレイバーズ
06BULLS
和歌山ファイティングバーズ
堺シュライクス

特色

関西独立リーグは、兵庫・大阪・和歌山の3府県の4チームによりリーグ戦が行われています。

もともと、関西独立リーグは2009年に3チームでスタートしましたが、方針の違いから兵庫(現神戸三田)と06の2チームが独立し、2014年にベースボール・ファースト・リーグを立ち上げました。

これに和歌山と堺が加わり、2019年のシーズンからはリーグ名称が関西独立リーグとなりました。旧関西独立リーグとは一部球団が重なっていますが、運営組織等は別組織となっており、2014年からスタートした新しいリーグという形です。

関西独立リーグからNPB入りした選手はこれまでに3名で、旧リーグ時代を含めても5名とBCリーグと四国ILに比べると実績はまだまだです。しかし、人口も多く野球熱の高い関西のリーグですので、今後に期待したいです。




北海道ベースボールリーグ

・発足年度  2020年

所属チーム

富良野ブルーリッジ
美唄ブラックダイヤモンズ
石狩レッドフェニックス
士別サムライブレイズ

特色

北海道ベースボールリーグは2020年に富良野と美唄の2チームでスタートした新しいリーグです。2021年からは石狩と士別の2チームが加わり、4チームでリーグ戦が行われています。

独立リーグは県をまたいでのリーグ戦が主流となっていますが、北海道内のみのチームで構成されているのが特徴的です。

また、札幌・旭川・函館などの北海道内の大都市のチームが参加しておらず、規模の小さい市のチームのみというのも面白いところです。

2020年のスタートからコロナウイルスの影響等もありましたが、2022年から砂川ドリームリバーズが加盟が決定しており、今後8球団まで拡張する構想があるなど明るいニュースやビジョンもあります。

日本独立リーグ野球機構には未加盟で全国的な知名度もまだまだといったところではありますが、今後リーグのレベルの向上や話題性のある選手の加入などに期待したいです。

九州アジアリーグ

・発足年度  2021年

所属チーム

大分B-リングス
火の国サラマンダーズ

特色

九州アジアリーグは、2021年からリーグ戦が開始された独立リーグの中では最も新しいリーグです。2021年9月より命名権により「ヤマ工久野 九州アジアリーグ」となっています。

初年度は大分B-リングスと熊本の火の国サラマンダーズの2チームのみの加盟となっていますが、2022年からは堀江貴文氏が設立した福岡北九州フェニックスが参戦予定です。

堀江氏にとっては球界再編問題で揺れた2004年以来の球界への参入で、話題を集めています。将来的には九州各県の8チームに拡大する構想があるそうで今後の展開に注目です。

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選手はどうやって入団するの?

プロ野球界(NPB)では移籍等を除いて、日本人選手はドラフト会議で指名された選手しか入団できない決まりです。独立リーグにおいては、各リーグによって多少の違いはありますが、基本的にトライアウトによって入団選手を決定します。

ただし、トライアウトには誰でも参加できるわけではなく、プロ野球のドラフトで指名できる選手に準じています。

BCリーグの場合だけ、11月に合同トライアウトを実施し、トライアウトに参加した選手の中から各球団の首脳陣がドラフトで選手を指名し入団する選手を決定しています。

元プロ野球選手や他リーグに所属していた選手の場合は、トライアウトを経由しなくても個別に契約は可能です。また、各リーグとも、プロ契約の選手の他に野球以外の副業も可能な契約の選手がいたりする点はプロ野球界とは違った点です。

これらの契約とは別に、練習生として球団として契約した後、実績が認められて正式に選手として契約するパターンもあります。




独立リーグ日本一を決めるグランドチャンピオンシップ

国内の独立リーグとしては歴史が長く、レベルも高いのがBCリーグと四国アイランドリーグです。この2つのリーグの年間王者同士で、日本一の座をかけて行っているのがグランドチャンピオンシップです。

グランドチャンピオンシップって?

2007年に国内に2つ目の独立リーグとなるBCリーグができたことから、2つのリーグの間でグランドチャンピオンシップが開催されるようになりました。5戦制で行われ、先に3勝したチームが優勝となります。

コロナウイルスの影響で中止となった2020年と2021年を除き、これまで13回開催されましたが、四国が8勝、BCリーグが5勝という成績です。

歴代の出場チームと戦績とランキング

これまでに開催されたグランドチャンピオンシップの歴代出場チームと成績、そして優勝回数のランキングをご紹介します。

年度(西暦)年度(和暦)優勝チーム(所属リーグ)スコア準優勝チーム(所属リーグ)
2007年平成19年香川オリーブガイナーズ(四国IL)3勝1敗石川ミリオンスターズ(BCL)
2008年平成20年香川オリーブガイナーズ(四国IL)3勝2敗富山サンダーバーズ(BCL)
2009年平成21年高知ファイティングドッグス(四国IL)3勝2敗群馬ダイヤモンドペガサス(BCL)
2010年平成22年香川オリーブガイナーズ(四国IL)3勝1敗石川ミリオンスターズ(BCL)
2011年平成23年石川ミリオンスターズ(BCL)3勝徳島インディゴソックス(四国IL)
2012年平成24年新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ(BCL)3勝香川オリーブガイナーズ(四国IL)
2013年平成25年石川ミリオンスターズ(BCL)3勝1敗徳島インディゴソックス(四国IL)
2014年平成26年徳島インディゴソックス(四国IL)3勝1敗1分群馬ダイヤモンドペガサス(BCL)
2015年平成27年愛媛マンダリンパイレーツ(四国IL)3勝2敗新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ(BCL)
2016年平成28年群馬ダイヤモンドペガサス(BCL)3勝2敗愛媛マンダリンパイレーツ(四国IL)
2017年平成29年徳島インディゴソックス(四国IL)3勝2敗信濃グランセローズ(BCL)
2018年平成30年群馬ダイヤモンドペガサス(BCL)3勝1分香川オリーブガイナーズ(四国IL)
2019年令和元年徳島インディゴソックス(四国IL)3勝2敗栃木ゴールデンブレーブス(BCL)
2020年令和2年コロナウイルスの影響で開催見送り
2021年令和3年コロナウイルスの影響で開催見送り
順位チーム名(所属リーグ)優勝回数
1位香川オリーブガイナーズ(四国IL)3回
1位徳島インディゴソックス(四国IL)3回
3位群馬ダイヤモンドペガサス(BCL)2回
3位石川ミリオンスターズ(BCL)2回
5位新潟アルビレックス・ベースボール・クラブ(BCL)1回
5位高知ファイティングドッグス(四国IL)1回
5位愛媛マンダリンパイレーツ(四国IL)1回




独立リーグの功績や問題点

独立リーグが各地に設立されて以降、野球界には様々なメリットや功績があったと言えます。主なメリットとしては、
・受け皿の拡大
・地域密着・地域貢献
といった事があげられます。

受け皿の拡大

これまで、ドラフトに指名漏れした選手は進学か就職を選択しなくてはなりませんでした。

しかし、独立リーグに所属することができれば、大学や社会人野球と同等かそれ以上のレベルで野球を続けることができ最短1年で再度ドラフト指名の可能性があるため、より早くプロ野球界に進みたい選手にとっては魅力的な選択肢ではないでしょうか。

また、大学を中退したり社会人野球を続けられなくなった選手が新たにプロを目指す場としても機能しています。さらに、プロを戦力外となった選手が、独立リーグで活躍し、再度プロ野球界に返り咲くケースも増え、選手に多くのチャンスをもたらしているのです。

地域密着・地域貢献

プロ野球は12球団しかなく、球団は大都市部に集中しています。地方の野球ファンにとっては、身近に応援できる球団が増えたことでより野球を楽しむことができています。

また、野球教室等を通じて子供たちに野球を教えたり、地域の野球人口の拡大にも貢献しています。さらに、地域の企業とのコラボや球団の経済効果は地域活性化にも一役買っています。

その一方で
・球団の経営
・観客動員数の伸び悩み
・待遇の悪さ
・プロへのステップアップ
といった問題点や課題点も多く抱えています。

球団の経営

多くの球団はギリギリの状況で運営しており、経営危機により運営会社が変わった球団も少なくありません。

ちょっとしたきっかけで球団はおろか、リーグ自体が崩壊しかねないリスクは小さくありません。

観客動員数の伸び悩み

観客が購入するチケット代は球団の大きな収入源の1つでもあります。しかし、どのリーグ・球団でも観客動員数は頭打ちといったところのようです。

各球団とも様々な手段で地域に根差した球団をつくっていますが、なかなか簡単ではない部分もあるのが伺えます。

さらに、コロナウイルスの影響で無観客試合もあり、球団の経営を圧迫するだけでなく、野球離れも加速しかねません。

待遇の悪さ

独立リーグとプロ野球の1軍選手の待遇の差には天と地ほど開きがあります。規模の大きいBCリーグや四国アイランドリーグですら、野球だけで食べていくのはきつい年俸です。

BCリーグや四国アイランドリーグの場合、シーズン期間の3月から10月までの8か月間に月10~40万円が支給されます。しかし、オフシーズンは無給となるため、仕事やアルバイトをしながらトレーニングをすることとなるのです。

また、用具の支給などもプロに比べると限られたものになるため、基本的に自分で用具を揃えなければなりません。

ハングリー精神は身につくかもしれませんが、独立リーグでプレーすることを目標として目指す選手はほとんどいないと言っていいでしょう。

プロへのステップアップ

毎年独立リーグからはドラフト指名を受ける選手がおり、受け皿の拡大をメリットとしてあげましたが、ほとんどが下位指名や育成での指名によるもので、ドラフトの目玉となるような選手はこれまでにいません。

また、独立リーグからプロになれる選手もほんの一握りと言ってよく、独立リーグの球団を退団した後のセカンドキャリアについても課題があります。

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おわりに

今回は、野球の独立リーグについて特集してきましたが、いかがだったでしょうか?

多くの課題も抱えていますが、私としては野球界の裾野が広がり、プロを目指す選手の選択肢が増えたことや、野球の地域密着化などの功績は大きいものだと思います。

独立リーグが開始してまだそれほど時間が経っておらず、今後も大きな変革等があるかと思います。

プロを目指す選手や地域にとって良い影響が出るような存在として、独立リーグが野球界をこれからも盛り上げていって欲しいですね。

最後までお読みいただき大感謝!みっつでした。

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