ビールかけはプロ野球でいつから?由来や未成年者の問題等も解説

豆知識

こんにちは、当ブログの管理人、元高校球児のみっつです!

最近のプロ野球はクライマックスシリーズを導入した事もあり、セリーグ・パリーグともにどの球団が優勝するかわからない状況になっていますね。

そんな大混戦のプロ野球を制したチームが、喜びを爆発させるイベントそれが「ビールかけ」です!

一年間、闘い続けた選手たちが、その労をねぎらいビールを浴びまくる最高の時間です。ファンからしても、選手たちのうれしそうな瞬間が見れるビールかけは必見ですよね?

そんなビールかけですが、日本のプロ野球ではいつから始まったのか、なぜビールをかけるのか?考えてみれば、いろいろと不思議な催しですよね?

ということで、今回は日本のプロ野球での「ビールかけ」にまつわるあれこれを調べてみましたので、楽しみにしてくださいね。




■目次(クリックすると飛びます)

日本のプロ野球でいつからピールかけが始まった?

まずは、日本プロ野球でビールかけが始まったのはいつか調べたところ、1959年(昭和34年)の南海ホークスから、ビールかけは始まったということがわかりました。

日本シリーズで読売ジャイアンツを破った南海ホークスが日本一となり。宿舎である中野ホテルで行われた祝勝会の中で、当時ホークスに在籍していた内野手・半田春夫選手(カールトン半田)が、他の選手にビールをかけたことが始まりだと言われています。

ちなみに半田選手にビールをかけられたのは、ホークスのエースだった杉浦選手。そしてビールの銘柄は「キリンビール」でした。

今では当たり前のビールかけですが、当時はビールをかけて喜びを表現するというスタイルに、斬新さを感じていた人も多そうですよね(笑)

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ビールかけの由来

次に、「ビールかけ」の由来について、解説していきたいと思います。

日本の「ビールかけ」の由来は、アメリカの文化である「シャンパンファイト」からきている事がわかりました。

日本で初めてビールかけをした半田選手は、「カールトン半田」という登録名でプレーしていた、アメリカのハワイ出身のプロ野球選手。アメリカでのプレー経験があった半田選手は、アメリカの風習に習ってビールをかけたそうです。

野球発祥の地、アメリカでは古くからスポーツの優勝者や優勝チームが、その喜びを分かち合う「シャンパンファイト」が行われていました。

このアメリカの文化を知っていた半田選手が、ホークスの祝勝会でキリンビールをシャンパンに見立てて、シャンパンファイトならぬ「ビールファイト」をしたのです。

野球だけでなく文化も最先端を行くのは、さすがアメリカといったところでしょうか?

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未成年者はビールかけに参加できる?

ビールかけについての素朴な疑問として、お酒を飲めない未成年者は参加することができるのか気になったので、調べてみました。

「お酒は20歳から」と法律で決まっているので、未成年者はお酒を口にすることは一切できません!ですが、これは飲む事を禁止している法律であって、お酒を飲む場への参加は法律違反にはなりません。

つまり、プロ野球のビールかけに未成年者は参加可能ということです!

実際に、1986年の清原和博選手、1987年の桑田真澄選手、2008年の坂本勇人選手らが未成年の段階でビールかけに参加しています。

しかし、近年では未成年者のビールかけへの参加を問題視する声も多く、参加の自粛やノンアルコールでの代用などの対応を取る球団も増えています。

2008年に読売ジャイアンツがセリーグ優勝を果たした際に行った祝勝会では、当時未成年だった坂本勇人選手に、「×」と書かれたマスクを着用させるなどの、未成年である事に対しての対応が見られました。

また、2013年の東北楽天ゴールデンイーグルスのリーグ優勝時にも、球団は未成年だった釜田佳直選手はビールかけに参加出来ませんでした。球団創設の初優勝に、ビールかけできないなんて残念だったでしょうね。

しかしその後、プロ野球日本一も果たした東北楽天ゴールデンイーグルス。日本一に輝いた時点で釜田選手は20歳を迎えていたので、その祝勝会ではビールかけに参加できたそうです。釜田選手のためにも日本一になれてよかったです(笑)

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変わり種?こんなビールかけもあった!

過去の日本プロ野球では、変わったビールかけも多くみられました!その一部をご紹介しますね。

ビールかけではなく炭酸水かけ

1999年と2000年に優勝を果たした福岡ダイエーホークスは、その祝勝会でビールの代わりになんと「炭酸水」をかけあったそうです。これにはスポンサー契約などの理由があり、ビール会社などへの影響を考慮して「炭酸水」を使用したとありました。

ちなみにこの炭酸水、「優勝水」と名付けられていたようですよ(笑)なんとか雰囲気だけでも出したいということでしょうかね。

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ファンが参加

また、ビールかけにファンが参加できたこともあったようです。

西武ライオンズは、かつて祝勝会を球団事務所の3階にある宴会場で行っていたことがありました。宴会場にはバルコニーが設置されており、その下に大勢のファンが集まっていたそうです。

選手たちは交代で、バルコニーからファンたちにビールをかけることで喜びを分かち合いました。なかなかプロ野球選手からビールをかけられる経験なんてないですよね?

ファンからすれば、選手と優勝の喜びを共有できる夢の時間だったでしょうね!

コスプレしてビールかけ

他には、ビールかけを行う際に、選手たちがコスプレをする球団もありました。

2014年にリーグ優勝を果たした読売ジャイアンツは、祝勝会で若手選手を中心とした「コスプレショー」を開催。

片岡治大選手が、「ドラえもん」ののび太、ロペス選手がジャイアンなどのコスプレを披露する中、幼稚園児の格好で登場した大竹寛選手。大竹選手は、他の選手たちにビールの集中攻撃を浴び、顔面泡だらけになったそうです(笑)

プロ野球選手のユーモアが炸裂するビールかけは、やっぱり見ているだけで面白いですね!

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おわりに

今回は、日本のプロ野球のビールかけについて特集してきましたが、いかがだったでしょうか?はじまりや由来、未成年の対応など参考になりましたでしょうか?

プロ野球の選手は、シーズンの開幕からずっと心身ともに非常に疲れる状況が続きます。その先に優勝があり、待ちに待ったビールかけがあります。

賛否両論あるビールかけではありますが、厳しい状況を乗り越えて得た優勝のご褒美ですから、個人的にはアリではないかと思います。

ずっとビールかけが見られるように、心から願っています(^_^;)

最後までお読みいただき大感謝!みっつでした。