こんにちは、みっつです。
野球での背番号6番、どのようなイメージがありますでしょうか?
一桁の数字だし有名な選手がつけている事が多いのだろうな!だったり、背番号6番といったらあの選手!といった感じかもしれませんね。
今回は、野球における背番号6番について特集します。背番号6番の意味をプロ野球とアマチュア野球で検証したり、主な選手もご紹介します。
■目次(クリックすると飛びます)
プロ野球での背番号6番の意味
プロ野球界で背番号6番は、巧打打者や強打者のイメージが強くあります。
これまで、プロ野球の歴史で三冠王を獲得した強打者は、わずかに7名しかいません。そのなかで、3回も受賞した落合選手は、背番号6番の印象がもっとも強い選手です。
プロ野球では、打率3割以上・本塁打30本以上・盗塁30回以上を達成した事をトリプルスリーと呼びますが、これまでトリプル・スリーを達成した巧打者は10名だけです。
その中の1人が背番号6番で達成した、金本選手なのです。
背番号6番は、パワーを備えた強打者から、走攻のバランスの良い選手など、優れた打者が多くつけていると言えるのではないでしょうか。
アマチュア野球での背番号6番の意味
高校野球では各ポジションにより背番号が割り当てられます。高校野球において背番号6番は、遊撃手をあらわしています。
大学野球では監督や主将の背番号は連盟によって決められています。しかし、選手は背番号を決められておらず自由に選択することが出来ます。
ただし、各々の大学によって背番号に伝統が残っているケースもあります。
例えば、早稲田大学では正捕手が背番号6番をつけることが伝統になっています。
プロ野球での主な背番号6番の選手
プロ野球で背番号6番をつけて大活躍した選手を5名ご紹介しますね。
落合博満選手
生年月日 1953年12月9日
出身地 秋田県
投/打 右/右
プロ野球歴 ロッテオリオンズ(1979年~1986年)
中日ドラゴンズ(1987年~1993年)
読売ジャイアンツ(1994年~1996年)
日本ハムファイターズ(1997年~1998年)
タイトル 首位打者5回
本塁打王5回
打点王5回
最多勝利打点5回
最高出塁率7回
表彰歴 MVP2回
ベストナイン10回
首位打者5回、本塁打王5回、打点王5回、そして史上最多の3回の三冠王を獲得した、プロ野球最強の右打者といえます。
落合選手の独特のバッティングフォームは、バットを持った両腕を身体の前に突き出すスタイルから「神主打法」と呼ばれていました。
この神主打法で打球を広角に打ち分け、ヒットを量産したのです。
落合選手のバッティングはまさに職人技であり、3割以上の打率をマークしたシーズンは11回にもなります。
落合選手は背番号6番へのこだわりを強く持っており、3球団を渡り歩きましたが、すべて背番号6番でプレーをいたしました。
藤田平選手
生年月日 1947年10月19日
出身地 和歌山県
投/打 右/左
プロ野球歴 阪神タイガース(1966年~1984年)
タイトル 首位打者1回
表彰歴 ダイヤモンド・グラブ賞3回
藤田選手は巧打者のイメージが強い背番号6番の選手のなかでも、まさにヒットメーカと呼べる選手です。
阪神タイガースの生え抜きでは、2000本安打を放ち名球界入りした唯一の選手です。
また、1978年には208打席連続無三振の日本記録を樹立しました。
肩にバットを寝かした独特の構えの藤田選手は、ボールをミートする能力に長けた選手でした。
金本知憲選手
生年月日 1968年4月3日
出身地 広島県
投/打 右/左
プロ野球歴 広島東洋カープ(1992年~2002年)
阪神タイガース(2003年~2012年)
タイトル 打点王1回、
表彰歴 MVP1回
広島東洋カープに所属していた10年間は背番号10をつけていましたが、FA宣言により阪神タイガースへの移籍をきっかけに、背番号6番をつけるようになりました。
これは、阪神タイガースでは、背番号10番が藤村富美男選手の永久欠番であったことが理由です。
金本選手は広島時代に、打率3割以上・本塁打30本以上・盗塁30回以上のトリプル・スリーを記録するなど、打って走れる4番バッターとして、すでにスター選手でした。
阪神タイガースでは、移籍1年目にはリーグ優勝に大きく貢献し、2年目には4番バッターとして打点王を獲得しました。
金本選手は1492試合フルイニング連続出場の記録を持っており、生え抜き選手ではなくても、阪神タイガースを代表する選手として記憶に残っています。
篠塚和典選手
生年月日 1957年7月16日
出身地 千葉県
投/打 右/左
プロ野球歴 読売ジャイアンツ(1976年~1994年)
タイトル 首位打者2回
表彰歴 ゴールデングラブ賞4回
篠塚選手は読売ジャイアンツの背番号6番として、長年にわたり主力選手として活躍をしました。
巧打者が多い背番号6番にふさわしいスラッガーで、長打力もあることから、主に3番バッターとして活躍をいたしました。
篠塚選手も背番号6番へのこだわりが強く、落合選手がFAで中日ドラゴンズから読売ジャイアンツに移籍した際には、背番号6番を譲渡することを頑なに拒否した逸話が残っています。
中田翔選手
生年月日 1989年4月22日
出身地 広島県
投/打 右/右
プロ野球歴 北海道日本ハムファイターズ(2008年~現役)
タイトル 打点王2回
表彰歴 ゴールデングラブ賞2回
中田選手は高校1年生の頃からプロ野球球団に注目されるスラッガーでした。
高校通算87本塁打を放ち、期待の超大物ルーキーとして、2008年に北海道日本ハムファイターズに入団をしました。
中田選手が背番号6番をつけるきっかけには逸話が残っています。
前年度までチームで背番号6番をつけていたのは、田中幸雄選手です。
22年間北海道日本ハムファイターズでプレーした田中選手の貢献度から、球団は永久欠番の申し出を本人におこないました。
しかし、田中選手はその申し出を断り、将来有望な中田選手に背番号6番を譲ることを球団に提案したのです。
中田選手は入団3年目に、内野から外野にコンバートされたことで、出場機会にも恵まれるようになりました。
その後、2014年には打点王を獲得し、日本代表チームの4番バッターを務めるまでに成長をいたしました。
また、中田選手のホームランは、阪神タイガース等で活躍した田淵選手を彷彿させるような、滞空時間が長い飛球が魅力です。
まとめ
今回は、野球における背番号6番についてお届けしましたが、いかがだったでしょうか?
6番はピッチャーがつけるような事はほとんどなく、バッティングが売り物の選手が多くつけている事がわかりました。
バッティングが売り物の選手は他の背番号についても言えますが、走力もある選手が多いのも特徴かもしれませんね。
最後までお読み頂き大感謝!みっつでした。