野球の3番バッター!どんな役割なの?プロ野球の主な3番もご紹介!

豆知識

こんにちは、みっつです。

野球において3番バッターというと、どのようなイメージをお持ちでしょうか?チーム内でバッティングが良い選手が3番バッターになる、といった感じかもしれませんね。

確かに3番バッターは4番バッターと並んで、チームの勝敗を決めるようなバッティングを求められる傾向にあるといえます。

今回は3番バッターの役割はどのような物なのかを解説していきたいと思います。日本のプロ野球で大活躍した3番バッターもご紹介しますので、楽しみにしていてくださいね。

ご注意
ご紹介する内容は、筆者の思いや推測が含まれています。また正確さを保証している訳ではありませんので、御理解の上お読みください。

■目次(クリックすると飛びます)

3番バッターの役割って?

3番バッターの役割は主に次の2つになります。

  1. チャンスを確実に生かして、得点に結びつける
  2. 単打と長打の両方の打力を持つ

次に、この2つについて解説していきます。

チャンスを確実に生かして、得点に結びつける

3番バッターはクリーンナップのなかで、真っ先に打席に立つ選手です。チャンスで打席が回ってくることが多い反面、ツーアウトで打席に立つことも多くなるのです。

特に、後ろに4番バッターが控えていることから、敬遠されることも少なくなります。したがって、3番バッターはチャンスを確実に生かせ、勝負強い選手が抜擢されます。

単打と長打の両方の打力を持つ

プロ野球選手は、たとえ巧打者であっても、安打が出る確率は3打席に1回程度です。そのなか、ワンチャンスで得点をするためには、3番打者にも長打力が求められます。

3番バッター、1番バッターよりは長打力があるが、4番バッターほどの長打力はない、中距離スラッガーこそが適任といえます。

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プロ野球での主な3番バッター!

次にプロ野球で大活躍した、3番バッターを3人ご紹介します。

門田博光選手

生年月日  1948年2月26日
出身地   山口県
投/打   左/左
プロ野球歴 南海ホークス(1970年~1988年)
      オリックス・ブレーブス(1989年~1990年)
      福岡ダイエーホークス(1991年~1992年)
タイトル  本塁打王3回、打点王2回
表彰    年間MVP1回

歴史に残る強打の3番打者が、門田選手です。門田選手は歴代3位となる567本塁打を放ち、3度の本塁打王に輝いています。小柄ながらパンチのあるバッティンが魅力の選手でした。

ちなみに、これほどの長打力を秘めていながら、3番打者を任されていたのは、当時の南海ホークスの主砲には、野村克也選手がいたからです。

また、1988年には、40歳にして本塁打王と打点王の二冠王に輝くなど、息の長い選手として活躍をいたしました。

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張本勲選手

生年月日  1940年6月19日
出身地   広島県
投/打   左/左
プロ野球歴 日本ハムファイターズ(1959年~1975年)
      読売ジャイアンツ(1976年~1979年)
      ロッテオリオンズ(1980年~1981年)
タイトル  首位打者7回、最多安打3回
表彰    新人王、年間MVP1回

史上初の3000本安打を記録した、元祖「安打製造機」と讃えられた選手です。やや、バットを斜めに寝かした構えから、シュアな打撃で安打を量産いたしました。

その一方で、長打力も持ち合わせた、まさに中距離スラッガーでした。

23年間の現役生活で、3085安打、打率3割1分9厘、そして504本塁打は、「あっぱれ」といえる記録を残した選手です。

谷沢健一選手

生年月日  1947年9月22日
出身地   千葉県
投/打   左/左
プロ野球歴 中日ドラゴンズ(1970年~1986年)
タイトル  首位打者2回、最多安打1回
表彰    新人王

早稲田大学時代には、当時歴代2位タイの111安打を放つなど、6大学を代表する強打者として活躍をしました。その後、中日ドラゴンズに入団すると、初年度から即戦力として活躍し、新人王に輝きます。

谷沢選手は主に3番打者とし、クリーンアップの中核を担い続けました。当初、タイトルに恵まれなかった谷沢選手は、1976年に背番号を41番に変更します。「41」を「よい」と読むことから、語呂合わせで選んだといわれています。 

そして、背番号を41番に変更すると、早速、首位打者の初タイトルに輝きました。プロ野球タイ記録の4打席連続本塁打を放つなど、長打力を秘めた3番打者として活躍し、現役生活17年間で2062本の安打を記録しました。

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3番バッターと4番バッター、どちらが最強?

アメリカ大リーグでは、4番バッターよりも3番バッターに重点を置いた、打順を組む傾向があります。これは、2番バッター最強説と考え方は同じく、効率よく得点をするためには、強い打者を前に配置するのが合理的と考えるからです。

長打力のある打者が多いアメリカ大リーグでは、単打をつないで得点するのではなく、1打で塁上のランナーを生還させる作戦が好まれます。

そこで、打席数が多くなる3番バッターに、4番バッターよりも打撃の良い選手を3番に据えることで、得点力を挙げようといたします。

特に試合開始直後の初回は、ピッチャーにとってテンポやリズムがつかみにくい最も難しいイニングです。その初回に、3番打者は必ず打席が回ることから、先制得点を狙うべく、3番に最強打者を抜擢いたします。

その他にも、3番打者は後ろに4番打者が控えていることで、敬遠されにくい傾向もあるのです。

近年では、日本プロ野球において、福岡ソフトバンクホークスの柳田選手のように、実力的には4番打者ですが、3番打者に抜擢されているケースがあります。

まとめ

今回は野球の3番バッターについて特集してきましたが、いかがだったでしょうか?

3番バッターは4番バッターと並んで、チーム内でバッティングが良い選手が任せれる事が多いようです。そして4番バッターの前に打つという事もあり、ヒット等で塁に出る事も求められています。

そういった意味では、1番バッター的な役割も求められていると言えるのかもしれませんね。

最後までお読み頂き大感謝!みっつでした