こんにちは、みっつです。
数字の1って、何か特別な感じがしますね。1番とか1等賞とか、これ以上はないといった表現で使われる事が多いと思います。
野球においても背番号1番は特別な存在として使われるケースが多いです。
今回は、野球における背番号1番の意味を、プロ野球と高校野球、大学野球にわけてお届けしたいと思います。
そして、プロ野球で背番号1番をつけた主な選手もご紹介しますので、楽しみにしていてくださいね!
■目次(クリックすると飛びます)
プロ野球での背番号1番の意味
1という数字は、ものごとのトップをあらわします。プロ野球で背番号1番の意味は、実力や人気を兼ね備えた、チームでもっともスター選手が背番号に1番をつけています。
背番号1番の選手は、投手・野手に関係なく、チームの顔と呼べる選手です。その中でも、もっとも印象の強い背番号1番の選手が、読売ジャイアンツの王貞治選手である事は誰もが認めるところですね。
王選手は所属していた巨人軍の9年連続の優勝に大きく貢献し、1977年にはアメリカのハンク・アーロン選手の持つホームラン記録755本を更新しました。
「世界のホームラン王」と賞賛される王貞治選手は、現役合計868本のホームランを放ち、今なお世界記録として刻まれています。王選手はまさに背番号1番の代名詞といえるでしょう。
プロ野球界では、過去に活躍した選手の背番号にあやかるといった意味で、背番号を割り当てる傾向があります。
しかし、余りに偉大な功績を残した選手には、その栄光をたたえる意味で、つけていた背番号を永久に欠番とすることがあります。
そして、王選手の背番号1番は、読売ジャイアンツの永久欠番となっています。
アマチュア野球での背番号1番の意味
高校野球では各ポジションにより背番号が割り当てられます。規定はないのですが、高校野球において背番号1番はエースピッチャーがつける番号です。
一方、大学野球では選手によって背番号を選択することが出来ます。ただし、チームのエース投手が背番号1番もしくは背番号18番をつけることが多いようです。
また、大学野球では所属するリーグによって、チームの主将が背番号1番をつけるように、定められているケースもあります。
プロ野球での主な背番号1番の選手
多くの輝かしい実績を持つ選手がつけていた背番号1番、今回はその中で5人の選手をご紹介したいと思います。
鈴木啓示選手
生年月日 1947年9月28日
出身地 兵庫県
投/打 左/左
プロ野球歴 近鉄バッファローズ(1966年~1985年)
タイトル 最多勝3回
最優秀防御率1回
最多奪三振8回
鈴木投手は、チームのエース投手は背番号18番をつけることが多いなかで、背番号1番をつけて活躍をした大投手です。
通算で317勝を達成し、ノーヒットノーランを2回も記録をしています。
また、座右の銘、「草魂(そうこん)」はとても有名です。
鈴木選手の背番号1番は所属していた近鉄バッファローズが消滅する時点では、パ・リーグで唯一の永久欠番でした。
高木守道選手
生年月日 1941年7月17日
出身地 岐阜県
投/打 右/右
プロ野球歴 中日ドラゴンズ(1960年~1980年)
タイトル 盗塁王3回
表彰歴 ダイヤモンドグラブ賞3回
高木選手は高校野球の名門、岐阜県立岐阜商業高等学校から、1960年に中日ドラゴンズに入団しました。
中日ドラゴンズで一筋、20年間の現役生活のなかで、背番号1番を18年間つけていました。
盗塁王を3回獲得するなど足が速く、いぶし銀のセカンドとして、長く活躍をした選手です。
2番打者として通算2274本の安打を放ち、236本のホームランを記録するなど、長打力も持ち合わせていました。
その一方で、200犠打を記録するなど、のちに野球殿堂入りを果たした名選手です。
若松勉選手
生年月日 1947年4月17日
出身地 北海道
投/打 右/左
プロ野球歴 ヤクルトスワローズ(1971年~1989年)
タイトル 首位打者2回
表彰歴 ダイヤモンドグラブ賞2回
東京ヤクルトスワローズの背番号1番として活躍した名選手です。
ヤクルトスワローズでは、歴代チームの看板となる野手が背番号1番を背負っていますが、その初代とも呼べる、背番号1番をつけた名選手が若松選手です。
若松選手は1970年に北海道の北海高校から、当時のヤクルトアトムズに入団しました。
北海道が生んだ「小さな大打者」として賞賛され、通算2173本の安打を放ち、2回の首位打者にも輝きました。
山田哲人選手
生年月日 1992年7月16日
出身地 兵庫県
投/打 右/右
プロ野球歴 ヤクルトスワローズ(2011年~現役)
タイトル 最多安打1回
本塁打王1回
盗塁王2回
初代スワローズの若松選手がつけた背番号1番を、現役選手として継承しているのが山田選手です。
山田選手は大阪の履正社高校から2011年に東京ヤクルトスワローズに入団しました。
入団当初は背番号23番をつけていましたが、2016年から背番号1番に変更しました。
2015年に打率3割以上、ホームラン30本以上、盗塁30個以上の「トリプルスリー」と呼ばれる記録を65年ぶりに達成いたしました。
そして、翌年も2年連続でトリプルスリーを達成し、その類まれなバッティングセンスは、現役最高の選手といわれています。
松井祐樹選手
生年月日 1995年10月30日
出身地 神奈川県
投/打 左/左
プロ野球歴 東北楽天ゴールデンイーグルス(2014年~現役)
タイトル 特になし
背番号1番をつけた現役の投手として活躍しているのが、楽天イーグルスの松井祐樹選手です。
2014年神奈川県の桐光学園高校から東北楽天ゴールデンイーグルスに入団しました。
松井選手が高校時代に憧れの舞台の甲子園で、1試合22奪三振を記録しました。
27個のアウトのうちで22個の三振のこの記録は、破られるのは難しいといわれています。
松井選手は背番号1番を選択したのは、自分の野球の原点の高校野球で長くつけていた背番号1番でスタートしたい、と言う理由があるようです。
高校出身の松井選手に希望通りの背番号1番を与えたことは、球団としての期待のあらわれです。
まとめ
今回は、野球において背番号1番の意味について、そしてプロ野球の主な背番号1番の選手をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
背番号は野球発祥の地であるアメリカで、便宜上、打順にあわせて番号が割り振られたことが始まりです。しかし、長い歴史のなかで、背番号は単なる登録番号ではなく、その数字がひとつの個性を持つようになってきたのです。
その中でも背番号1番は、野球でも特別な数字として使われてきた事が、よくわかりますね。今後も野球では特別な番号として使われていく事でしょう。
最後までお読み頂き大感謝!みっつでした。