野球の9番バッター!どんな役割なの?プロ野球の主な9番もご紹介!

豆知識

こんにちは、みっつです。

野球では、1番バッターから9番バッターまでが順番に打席に入ります。ですので、9番バッターは最後に打席に入る事になりますね。

最後に打席に入る9番バッターには、どのような役割があるのでしょうか?最後に打席に入ったり、次は1番バッターだったりといった事に、ヒントがあるような気がします(笑)

9番バッターの役割の他にも、プロ野球で大活躍した9番バッターもご紹介しますので、楽しみにしてくださいね。

ご注意
ご紹介する内容は、筆者の思いや推測が含まれています。また正確さを保証している訳ではありませんので、御理解の上お読みください。

■目次(クリックすると飛びます)

9番バッターの2つの役割って?

9番バッターの役割は、私が考えると主に次の2点になります。それは

  • 上位打線に繋ぐバッティング
  • 9人目のバッターになる

です。この2つについて解説していきますね。

上位打線に繋ぐバッティング

最後の打順となる9番バッターの役割は、上位打線に繋ぎチャンスメイクをすることになります。9番バッターが出塁をして、上位打線に繋ぐということは、それは大きなチャンスとなるからです。

例えば、1番バッターが打席に入った時点で、すでにランナー1人のアドバンテージを受けていることになるからです。もちろん、試合後半の接戦の場面であれば、1番バッターに出塁ではなく送りバントが指示されることもあります。

それは確実にチャンスを拡げることであり、9番バッターが出塁することで取れる戦略になります。このことから、9番バッターには影の巧打者と呼ばれる選手が抜擢されます。

ただしこの役割は、ピッチャーが打席に入らないDH制を取り入れている、パ・リーグに取り入れやすい戦略です。ピッチャーが打席に入るセ・リーグでは、あまり採用されていないようです。

9人目のバッターになる

セ・リーグでは投手が9番バッターを努めることが一般的です。ピッチャーの場合は、バッティングでで無理をすることは禁物です。

何故かというと、ピッチャーが投げた速球とバットが当たるときの衝撃は計り知れないからです。その衝撃で手の痺れが取れなくなり、次の回のマウンドでピッチングが狂ってしまう危険もあります。

その一方では、投手も9人目のバッターである気持ちを忘れてはいけません。自分のチームが負けているにもかかわらず、打席の中で全く打つ素振りを見せないのは、相手の投手を助けるだけになります。

スポンサーリンク

プロ野球での主な9番バッター!

次に、プロ野球で大活躍した9番バッターを3人ご紹介します。セ・リーグの場合は9番にピッチャーが入る事が多いので、パ・リーグの選手のみのご紹介となります。

辻発彦選手

生年月日  1958年10月24日
出身地   佐賀県
投/打   右/右
プロ野球歴 西武ライオンズ(1984年~1995年)
      ヤクルトスワローズ(1996年~1999年)
タイトル  首位打者1回
表彰    ゴールデングラブ賞8回 

辻選手は堅実な二塁の守備で、歴代最多の8回のゴールデングラブ賞に輝きました。

辻選手は「守備の人」と思われがちですが、粘り強いバッティングも信条です。身長182cmの長身でありながら、バットを短く持ち、コンパクトなスイングを心掛ける選手でした。

その結果、1993年には首位打者を獲得、1996年38歳の時には、過去最高の打率333を記録しました。

9番打者としても、上位打線へ繋ぐバッティングを心掛け、「フォア・ザ・チーム」に徹したスタイルを貫きました。まさに、辻選手は走行守を兼ね備えた、「職人」の言葉が似合う選手であったといえます。

スポンサーリンク

嶋基宏選手

生年月日  1984年12月13日
出身地   岐阜県
投/打   右/右
プロ野球歴 東北楽天ゴールデンイーグルス(2007年~)
表彰    ゴールデングラブ賞2回

嶋選手は、高校時代はセカンドでしたが、大学野球で肩の強さを買われてキャッチャーにコンバートされました。キャッチャーとしては経験の浅い嶋選手ですが、現在ではプロ野球を代表するキャッチャーに成長しています。

若干の力不足の面がありますが、意外性を持ったバッティングが持ち味です。そして、左ピッチャーにはめっぽう強いのが特徴です。

田辺徳雄選手

生年月日  1966年5月11日
出身地   山梨県
投/打   右/右
プロ野球歴 西武ライオンズ(1985年~1999年)
      読売ジャイアンツ(2000年)
表彰    ゴールデングラブ賞2回

田辺選手は1999年代の西武黄金期に、「恐怖の9番打者」と相手チームから恐れられた選手です。

1989年には打率部門で2位、1992年には打率部門で3位と、首位打者こそ獲得は出来なかったが、常に高打率を残せる選手でした。

特に、勝負強いバッティンを信条としており、相手投手に嫌がれる打者でした。守備では2塁の辻選手と、3塁の石毛選手に挟まれた遊撃手として、強肩・好守を見せる選手でした。 

スポンサーリンク

まとめ

今回は、野球の9番バッターについて特集してきました。最後に打席に入る9番バッターには

  1. 上位打線に繋ぐバッティング
  2. 9人目のバッターになる

といった役割があります。

上位の打順に比べると重要性は低いかもしれませんが、9番バッターが充実しているチームは強い!と言えるかもしれませんね。

最後までお読み頂き大感謝!みっつでした。