【祝・甲子園初出場！】広島新庄高校野球部！メンバーや成績・監督や甲子園の活躍をご紹介

こんにちは、当ブログの管理人、元高校球児のみっつです！

広島新庄高校は、広島県の北部にある私立高校です。その歴史は古く、創立から110年以上経過しています。

野球部は、2014年に甲子園初出場して以来、全国的に名を知られるようになってきました。2020年の秋の中国大会でも優勝を果たし、2021年春の選抜大会の出場を決めています。

今回は、広島新庄高校野球部の特集です。2020年秋の大会のメンバーや戦績、監督の紹介、さらに甲子園での活躍ぶりにも触れますので、楽しみにして下さいね。

広島新庄高校のメンバーのご紹介

まずは、公式戦である2020年秋季中国地区大会出場時の登録メンバーをご紹介します。

広島新庄高校は全国的に知られてきている強豪校ですが、登録の18名中13名が地元広島県出身です。また、ベンチ入りの17名が2年生と、下級生がほとんどベンチ入りしておらず層の厚さが伺えます。

広島新庄高校の私のイチオシ選手！

広島新庄高校の私のイチオシ選手は、秋の大会では背番号10番ながら注目投手の、秋山恭平（あきやまきょうへい）選手です。

秋山選手は、福岡県出身で、中学時代には筑後サザンホークスでプレーしました。全国大会への出場は無かったものの、2018年にはU15日本代表メンバーに選出され、世界と戦った経歴を持っています。

当然、多くの強豪校からスカウト受けましたが、田口選手（現巨人）や堀選手（現日本ハム）などの好左腕を育成することに定評のある
広島新庄高校への入学を決めました。

鳴り物入りで入学した秋山選手ですが、早速1年夏からベンチ入りしており、1年生だった昨年度の時点で、センバツの選考委員から中国地区No.左腕の評価も受けています。

170cm・61kgと、小柄な秋山選手ですが、ストレートのスピードは140キロに迫ります。腕を大きく振り、柔らかい肘の振りをするので球にキレがあり、体感はそれ以上です。

ピッチングのテンポの良さや武器とするチェンジアップなども光るものを持っています。2020年の秋は右のエースの花田選手が背番号1を背負っていました。

センバツまでにこのエースナンバーを奪取できるか、また、好左腕として名を馳せプロで活躍した先輩達のような活躍ができるのか注目です。

広島新庄高校2020年秋の公式戦の戦績

次に、広島新庄高校の、2020年秋季大会の戦績をご紹介します。

中国地区大会で見事に優勝して、甲子園出場を決めました。

広島新庄高校の監督ってどんな人？

2021年2月現在、広島新庄高校野球部を率いるのは、宇多村聡(うたむらそう)さんです。

宇多村監督ってこんな人

宇多村監督は、広島の古豪である広島商業高校出身で、高校3年時には夏の甲子園にも出場しています。大学も強豪である東洋大に進学し、現役時代は捕手として活躍しました。

その後、社会人で野球を続けていましたが、高校時代の恩師である迫田氏に請われる形で広島新庄高校のコーチに就任しています。

前任の迫田守昭監督は、広島新庄高校を全国でも知名度のある強豪校に育てあげたことや、広島商業高校や如水館高校で監督を務めた広島県を代表する名将である迫田穆成氏と兄弟です。

広島県内では有名な監督でしたが、昨年勇退し、愛弟子の宇多村監督に後任を託しました。宇多村監督も、迫田イズムを引き継いだ野球を展開します。

攻撃野球がもてはやされる現代の高校野球にあって、広島商の流れを汲み、守備やバントを重視した野球です。

宇多村監督らしさというのが、「みんなの心一つに」という信条です。「自分一人の力には限りがあるが、グラウンドやベンチ、スタンド、みんなの心を一つにすれば無限の力となる」と語るようにベンチ入りしている選手だけでなく、チーム一丸となって勝利を目指しています。

その信条が実際にもチームに波及し、昨夏の新チーム発足後は練習中も声をかけて励まし合い、公式戦10試合を含む39試合を全勝しました。

昨年の夏には甲子園での交流試合で采配を揮い、見事にチームを勝利に導いた宇多村監督ですが、いよいよセンバツ甲子園本番での初采配が近づいてきています。

広島新庄高校野球部の甲子園での戦績

広島新庄高校野球部のこれまでの甲子園での戦績をご紹介します。

強豪校のイメージが強いですが、出場回数は意外と少なく、上位進出もありません。中国地区王者としてのぞむ春の甲子園では、ベスト8以上入りし、この成績を越えらるか注目です。

甲子園での思い出の試合

私の広島新庄高校の思い出の試合として、2016年第98回夏全国高校野球選手権大会の1回戦の試合をご紹介します。

この年の夏の甲子園は、ドラフト上位候補と目される好投手が多く集まった大会でした。広島新庄高校のエースの堀瑞輝投手も好投手の一角でしたが、より評価を上げることとなったのがこの試合です。

対戦相手は、前年の甲子園でベスト4入りもしている東東京の強豪校の関東第一高校でした。

試合は、試合運びの上手な関東第一が、初回に固さの残る堀選手から1点を先制することに成功します。対する広島新庄は4回まで大きなチャンスを作れないまま、テンポよく試合が進みました。

そんな中、5回表に堀選手が2塁打で出塁すると、1番杉村選手がタイムリーを放ち、同点に追いつきます。その裏、関東第一も大きなチャンスを作りましたが、ここは広島新庄の持ち味である固い守りで失点を防ぎました。

その後は両チームともチャンスらしいチャンスを作れないまま、試合は延長戦に入ります。堀選手も好投していましたが、関東第一の佐藤選手も好投でした。

しかし、佐藤選手にも疲れが見えてきた延長10回に、関東第一は継投策をとります。すると、12回表、広島新庄はヒットと2つの四球で1死満塁の大チャンスが訪れました。

ここで、3番北谷選手の犠牲フライで虎の子の1点を勝ち越しに成功します。その裏は、堀選手が相手の下位打線に対し、気迫のピッチングで何とかリードを守り抜き死闘を制しました。

この試合、序盤では乱れのあった堀選手でしたが、6回以降の7イニングでは被安打2、四死球0と完璧なピッチングを披露しています。

広島新庄は3回戦で、早川選手（現楽天）を擁する木更津総合高校に負けてしまいますが堀選手は好投手としての地位を確実なものとし、見事、高校日本代表入りとその後のプロ入りを確実なものとしました。

広島新庄高校野球部出身の主なプロ野球選手

広島新庄高校は、強豪校としての地位を確立したのが最近と言っても過言ではないため、これまでに4人しかOBがプロ野球入りしていないのが意外でした。

おわりに

今回は、広島新庄高校の野球部を特集してきましたが、いかがだったでしょうか？

近年の活躍によって、全国的に名が知れてきた広島新庄高校ですが、前述の通り甲子園では3回戦どまりとなっています。

中国地区王者として、狙いは過去最高になるベスト8、さらに上も目指していると思います。その戦いぶりは要注目ですね。

最後までお読みいただき大感謝！みっつでした。