東海大甲府高校野球部!2020年・2021年の新メンバーや成績・監督や甲子園の活躍をご紹介

高校野球

こんにちは、当ブログの管理人、元高校球児のみっつです!

全国に13校ある東海大学系列校の中で神奈川県・東海大相模高校に次ぐ甲子園出場回数を誇るのが、山梨県の東海大甲府高校です。1980年代の10年間で7度も夏の甲子園に出場し、すっかり甲子園常連校となりました。

しかし近年は、山梨学院高校や日本航空高校などの新興私学の攻勢、さらに甲府商業高校や甲府工業高校などの古豪公立高が奮起したことで、山梨県内における絶対的地位は失われ、2004年夏に出場して以来8年間、甲子園から遠ざかる事になります。

2012年、8年ぶりに夏の甲子園出場を果たすとベスト4入りし、復活をアピールしました。2020年秋季高校野球関東大会で4強に進出し、5年ぶりのセンバツ出場が確実視されています。

今回は東海大甲府高の新メンバー、そして監督の経歴や甲子園での活躍をご紹介します。




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今回ご紹介するにあたって、学校のホームページなどで出来るだけ正確な情報を心がけて調べてみましたが、一部不明な点や間違っている可能性もあります。
あくまでも参考情報としてご覧ください。

東海大甲府高校の2020年新メンバーをご紹介!

まずは東海大甲府高の2020年秋の大会のベンチ入りメンバーをご紹介します。

背番号名前学年ポジション出身中学校中学時の所属チーム
1若山恵斗投手2年生中野リトルシニア
2三浦諒太捕手2年生湘南ボーイズ
3久井竣也内野手2年生忠岡ボーイズ
4塚本柊真内野手2年生竜ケ崎リトルシニア
5後藤紘和内野手2年生愛知名港ボーイズ
6中澤空芽内野手2年生東練馬リトルシニア
7木下凌佑外野手2年生愛知瀬戸ボーイズ
8猪ノ口絢太外野手1年生佐野リトルシニア
9野田彪雅外野手2年生静岡蒲原リトルシニア
10加藤太陽投手2年生東練馬リトルシニア
11山口優星投手1年生東練馬リトルシニア
12木下芳風捕手2年生
13三枝正弥内野手2年生山梨・竜王
14桑島里人内野手2年生京都嵯峨野ボーイズ
15福興大地外野手2年生飯田リトルシニア
16宮本泰成内野手2年生
17國政来斗外野手2年生生駒ボーイズ
18赤井海人投手2年生滋賀南郷ボーイズ

ベンチ入り18人中、2年生が16人、1年生は2人。強豪私学校だけあって関東のみならず関西方面からも選手が集まっているのが特徴です。

1年生の猪ノ口絢太選手は3番打者、山口優星投手は3番手投手としてともに秋季山梨大会優勝に貢献しました。エース・若山恵斗投手と同じく2年生の加藤太陽投手は左腕、山口投手は右投げです。

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東海大甲府高校の私のイチオシ選手

次に、東海大甲府高校野球部ベンチ入りメンバー18人のうち、私のイチオシの選手として猪ノ口選手をご紹介しましょう。

猪ノ口選手は、栃木・佐野リトルシニア時代に、日台国際野球大会の北関東選抜に選出された経歴を持っています。高校進学後は1年生ながら中堅手のレギュラーに抜擢、さらに打順も3番を任されました。

秋季山梨大会で猪ノ口選手は打ちまくり、18打数9安打7打点、打率5割を記録します。関東大会ではマークされ、10打数2安打に終わりましたが、それだけ警戒されていたということでしょう。

センバツ大会ではどんなバッティングを見せてくれるのか。猪ノ口選手の左打席に注目が集まることは必至です。

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東海大甲府高校2020年秋の公式戦の戦績

秋季大会山梨県予選では決勝までの6試合で43得点、1試合平均約7点という強力打線と、エースの若山投手を中心とした投手陣の頑張りで山梨大会を制覇した東海大甲府高。若山投手は準々決勝と準決勝で完投勝利を挙げ、決勝戦では胴上げ投手となりました。

関東大会1回戦、埼玉第2代表の細田学園高校戦で1失点完投勝利した若山投手は続く準々決勝で神奈川県第1代表の東海大相模高校・石田隼郎投手との息詰まる投手戦を制し、ここも1失点完投勝利しました。

準決勝は若山投手を温存し、先発・加藤投手ら3投手のリレーで茨城県第1代表・常総学院高校と対戦しましたが、おしくも敗戦しベスト4に終わっています。

しかし関東大会ベスト4入りしたことで、2021年センバツ大会出場を確実としました。

日付大会名何回戦対戦相手スコア備考(県大会出場決定など)
2020年9月13日第73回秋季関東地区高校野球大会山梨県予選1回戦甲府一高校〇9-2
2020年9月21日第73回秋季関東地区高校野球大会山梨県予選2回戦日大明誠高校〇11-1
2020年9月27日第73回秋季関東地区高校野球大会山梨県予選準々決勝甲府工業高校〇6-3
2020年10月3日第73回秋季関東地区高校野球大会山梨県予選準決勝富士学苑高校〇7-3
2020年10月4日第73回秋季関東地区高校野球大会山梨県予選決勝日本航空高校〇10-2関東大会出場決定
2020年10月25日第73回秋季関東地区高校野球大会 1回戦細田学園高校〇8-1
2020年10月27日第73回秋季関東地区高校野球大会 2回戦東海大相模高校〇2-1
2020年10月31日第73回秋季関東地区高校野球大会 準々決勝常総学院高校●0-10




東海大甲府高校の監督ってどんな人?

東海大甲府高校野球部を率いる村中秀人(むらなか・ひでと)監督についてご紹介しましょう。

村中監督は1958年5月8日生まれ、長崎県佐世保市出身の62歳です。東海大相模高時代のチームメイトには、現読売ジャイアンツ・原辰徳監督や元日本ハムファイターズでプレーした津末英明、岡部憲章両選手らの同級生がいました。

甲子園に1年生夏から4回出場した村中監督は、東海大学を経て社会人野球の名門・プリンスホテルに入部、現役引退後の1988年に母校・東海大相模高の監督に就任します。

このとき、将来の監督にと考えていたプリンスホテルから引き留められ、高校野球に転じれば給料も下がることから躊躇していた村中監督に対し「高校野球をやりたいならやれ。5年間は出向扱いとするから(給料のことは)心配するな」と背中を押したのは、西武グループの総帥・堤義明氏でした。

やがてプリンス野球部から監督就任オファーが届き、東海大相模高の強化も目途がついたので戻ろうとしたところ、村中監督の息子さんから思いがけない言葉をかけられます。

「ホテルマンになるの?似合わないと思うよ」

本心では高校野球の指導者を続けたかった村中監督の本心を見抜いたかのようなこの言葉に、翻意し高校に残ることを伝え、プリンス野球部はその情熱に理解を示しました。

高校野球界で生きていくことを決意した村中監督がまずしたことは、教員免許の取得。
監督に就任したばかりの頃、選手のことを頭ごなしに叱り飛ばし、選手を委縮させてしまった反省から「普段から生徒と接して、意思の疎通を図りたい」と考えたのです。

東海大相模高監督に就任してちょうど10年が過ぎた1999年。当時低迷期にあった東海大甲府高から監督就任のオファーが届きました。

有力選手が入部し、甲子園への手ごたえをつかんでいた村中監督は悩みますが、高校時代の監督・原貢氏の「選ばれたところに行きなさい」の一言で甲府行きを決意。監督に就任します。

東海大甲府高監督就任4年目に夏の甲子園でベスト4に進出。さらに2011年、選手に大量の食事を摂り体重アップを要求。たくましい体格となった選手たちは翌2012年夏の甲子園で勝ち進み、4強入りを果たしました。

2019年、監督歴30年目となり、自身の監督生活を振り返った際に「人に出会いに恵まれていただけ」と謙遜していました。

しかし、プリンスホテルが異例の「出向」を認めたのも、教員免許取得中に試合と試験が被ったときに「いいから試合に行きなさい」とこれまた異例の対応がなされたのも、すべては村中監督が実直に仕事に勉学に励み、それを他人が認めたからなのです。

「野球だけ上手くたってだめ。授業はちゃんと受けなければ」

当たり前の指導かも知れませんが、それが道を拓くことを身を以って知る村中監督だからこそ、より説得力があるのです。




東海大甲府高校野球部の甲子園での戦績

東海大甲府高は春5回、夏は13回、計18回甲子園に出場しました。春夏とも山梨県の高校としては最多の出場回数となっています。(春は甲府工業高校とタイ)

大会名回数勝敗数
春選抜高校野球大会5回8勝5敗
夏全国高校野球選手権大会13回20勝13敗
合計18回28勝18敗

優勝・準優勝の経験はありません。しかし春は2回、夏は3回ベスト4に進出したことがあります。

大会名西暦戦績
第63回全国高校野球選手権大会1981年2回戦(初戦)敗退
第64回全国高校野球選手権大会1982年3回戦敗退
第66回全国高校野球選手権大会1984年3回戦敗退
第67回全国高校野球選手権大会1985年準決勝進出
第68回全国高校野球選手権大会1986年2回戦敗退
第59回選抜高校野球大会1987年準決勝進出
第69回全国高校野球選手権大会1987年2回戦(初戦)敗退
第60回選抜高校野球大会1988年準々決勝進出
第70回全国高校野球選手権大会1988年3回戦敗退
第62回選抜高校野球大会1990年準決勝進出
第63回選抜高校野球大会1991年1回戦敗退
第74回全国高校野球選手権大会1992年3回戦敗退
第85回全国高校野球選手権大会2003年1回戦敗退
第86回全国高校野球選手権大会2004年準決勝進出
第94回全国高校野球選手権大会2012年準決勝進出
第96回全国高校野球選手権大会2014年1回戦敗退
第97回全国高校野球選手権大会2015年3回戦敗退
第88回選抜高校野球大会2016年1回戦敗退

2020年秋季高校野球関東大会で4強入りを果たし、翌春のセンバツ出場が濃厚としました。もし出場が決まれば春の出場回数で単独1位となるだけに、決定が待たれます。

甲子園での思い出の試合

私の思う東海大甲府高の甲子園でのベストゲームとして、2004年夏の甲子園3回戦、対聖光学院戦をご紹介しまします。

東海大甲府高はエース佐野投手を温存し、背番号13の穴水投手を先発させますが、序盤から失点を重ね5回終了時点で2-7と大量リードを許してしまいます。

6回から佐野投手が登板しますが、さらに点を失い6点差に。

相手エース・本間投手は2失点も気にすることなく、快調なピッチングを続けていたので、このまま終戦するものと思われていました。

しかし、東海大甲府打線は諦めません。7回裏、佐野選手の2塁打が口火となり4得点を挙げ6-8と迫ります。

そして迎えた9回裏、この回先頭の古屋選手がヒット放ちます。続く瀬口選手はフルカウントからフォアボールを選び無死1・2塁。ここで打席には3番・清水満選手が左打席に入ります。

その初球を力強くスイングした清水選手の打球は、前進守備を敷いていた聖光学院高外野陣の頭上をはるか超えるサヨナラ3ランとなります。

信じられないといった表情でベースを周る清水選手。ホームインしても控えめなガッツポーズをするのみでした。




東海大甲府高校野球部出身の主なプロ野球選手

東海大甲府高出身のプロ野球選手は2020年現在で14人誕生しました。

選手名卒業年度最初に入団した球団
四條稔1984年読売ジャイアンツ
久慈照嘉1987年阪神タイガース
榎康弘1990年ロッテオリオンズ
萩原淳1991年オリックスブルーウェーブ
村中恭兵2005年東京ヤクルトスワローズ
高橋周平2011年中日ドラゴンズ
渡邉諒2013年北海道日本ハムファイターズ
髙部瑛斗2015年千葉ロッテマリーンズ

現役選手では中日ドラゴンズの主力打者・高橋周平選手やその高橋選手に憧れ、同じ高校に進学したという北海道日本ハムファイターズ2013年のドラフト1位・渡邉諒選手、さらには2019年ドラフト3位で千葉ロッテマリーンズ入りした髙部瑛斗選手がいます。

OBでは阪神タイガース等でプレーし、新人王に輝いた久慈照嘉選手、打者として入団したものの投手に転向し150kmの速球を武器にリリーフで活躍した萩原淳選手などがいました。




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おわりに

今回は、東海大甲府高校の野球部を特集してきましたが、いかがだったでしょうか?

名門校として実績を積みながら、2016年春以来甲子園から遠ざかっていましたが、センバツで勢いを付け、これまた2015年以来となる夏の甲子園出場を果たし、名門復活をアピールできるか、注目していきたいと思います。

最後までお読みいただき大感謝!みっつでした。