東北楽天ゴールデンイーグルスの背番号11番!歴代の11番の選手とその傾向を紹介

こんにちは、当ブログの管理人、元高校球児のみっつです!

日本のプロ野球界においてエースの背番号といえば背番号18番のイメージが強いです。

しかし、古くは阪神の村山選手、近鉄の野茂選手らが背負い、近年ではWBCでも活躍したダルビッシュ選手や大谷選手といったそうそうたるメンバーが背負った背番号があります。それが背番号11番です。

今回は東北楽天ゴールデンイーグルスの歴代の11番の特集です。歴代背番号11番をつけた全選手や特に印象深い3選手、さらに11番をつけてきた選手の傾向にも迫っていきたいと思います。




■目次(クリックすると飛びます)

歴代の背番号11番を背負った選手をご紹介

まずは、東北楽天ゴールデンイーグルスの背番号11番をつけてきた選手をご紹介します。

年 度年 数球 団 名 選 手 名
2005年~2009年5年東北楽天ゴールデンイーグルス一場靖弘選手
2010年1年東北楽天ゴールデンイーグルス福森和男選手
2011年~2016年6年東北楽天ゴールデンイーグルス塩見貴洋選手
2017年~東北楽天ゴールデンイーグルス岸孝之選手

初代は一場靖弘選手です。当時の大学ナンバーワン投手として入団を巡って各球団との問題が発生しましたが、最終的に新規球団の楽天に入団しました。

2代目は福盛和男選手です。横浜・近鉄で主にリリーフで活躍した後、新規球団で投手事情の厳しかった楽天でもリリーフとして活躍しました。

3代目の塩見貴洋選手は、ドラフト1位で楽天に入団して以降背番号11番を背負い、先発ローテーションの一角を担いました。

4代目・岸孝之選手は、長年西武のエース格として活躍してきましたが、FAで地元楽天に移籍してきしました。

背番号11番を背負って活躍した3選手のご紹介

歴代の東北楽天ゴールデンイーグルスの背番号11番の選手のうち、私が特に印象深く思う、一場選手、塩見選手、そして岸選手をご紹介します。

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一場靖弘選手

生年月日 1982年7月5日
出身地 群馬県東吾妻町
投/打 右/右
プロ野球歴
東北楽天ゴールデンイーグルス(2005年~2008年)
東京ヤクルトスワローズ(2009年~2012年)

群馬県出身の一場選手は、桐生第一高校の2年生時に夏の甲子園優勝を経験し、2番手投手としてマウンドにも立ちました。

明治大学に進学後は、大学屈指の投手に成長します。当時の六大学史上最速の154キロを計測したり、シーズン107奪三振など華々しい活躍がありました。

そんな活躍もありドラフトで自由枠があった当時は、一場選手の囲い込みが白熱しておりました。セリーグの4球団が栄養費等の名目で金銭を渡していたことが発覚し、各球団の上層部が辞任に追い込まれる事態となります。

この事件により、他球団もドラフト指名に消極的になり、一場選手も日本球界入りを断念することになりそうになりました。そんな中、その年の秋に新規創設された楽天球団が即戦力の投手の補強を目指していたため、一場選手の入団が決定しました。

入団当初は先発ローテーションの一角として即戦力としては一定の役割は果たしますがチームの戦力事情もあり、大きく負け越すこととなってしまいます。

その後はチームも力をつけていきますが、自身の故障や不調もあり、成績は伸ばせないままヤクルトにトレード移籍し、4年で引退することとなりました。

プロでは大きな実績は残せませんでしたが、入団の経緯からその知名度は高くその後のドラフト制度にも大きく影響を与えたこともあり、記録よりも記憶に残る選手の1人です。

塩見貴洋選手

生年月日 1988年9月6日
出身地 大阪府守口市
投/打 左/左
プロ野球歴
東北楽天ゴールデンイーグルス(2011年~)
タイトル等 オールスター出場1回

塩見選手は大阪府出身ではありますが、高校時代は愛媛の帝京第五高校、大学は青森の八戸学院大学でプレーしました。

大学時代には「みちのくのドクターK」と呼ばれリーグ戦で大活躍し、全国の舞台等でも実績を残します。また、大学の同期には秋山翔吾選手がいました。

2010年のドラフトで楽天とヤクルトから1位指名を受け、クジ引きの結果楽天に入団が決定し背番号は11番となりました。

入団1年目から先発ローテーションを守り、規定投球回を投げ、新人王には届かなかったものの優秀新人賞を獲得。

その後のシーズンも先発投手陣の一角を担いますが、打線の援護がなかったり、大事な場面での一発等に泣き、これまでに大きく勝ち越すシーズンはありません。

腰痛の手術などの影響もあり、近年は登板機会が減ってきていることは否めません。2023年シーズンは2軍である程度の実績を残しており、1軍でも本来の投球を取り戻すことが期待されています。

岸孝之選手

生年月日 1984年12月4日
出身地 宮城県仙台市
投/打 右/右
プロ野球歴
西武ライオンズ(2007年~2016年)
東北楽天ゴールデンイーグルス(2017年~)
タイトル等 最優秀防御率1回・最高勝率1回
ゴールデングラブ賞1回・オールスター出場5回

名取高校は無名選手でしたが、東北学院大の監督が息子の試合を観に来た際に見せた好投をきっかに東北学院大に進学することとなり、ここで才能が開花します。

仙台六大学リーグでの大活躍からリーグナンバーワン投手から大学球界ナンバーワン投手に成長しました。

ドラフトでは地元の楽天も獲得に乗り出しますが、希望入団枠で西武への入団が決定しました。

入団1年目から先発ローテーションに入り11勝を挙げますが、惜しくも新人王は田中将大選手のものになりました。その後も西武のエース格投手として8年で7度の2桁勝利という抜群の安定感を見せます。

2016年オフにはFA権を行使し、地元球団である楽天に移籍しました。その際。西武時代と同じ背番号11番となることが決定し、当時の11番だった塩見選手は背番号が17番になりました。

楽天移籍後は年齢もあり、全盛期ほどの快投を見せる試合は少なくなっていますが、最優秀防御率を獲得したり、先発投手としての役割はしっかり果たしている印象です。




背番号11番をつけた選手の傾向とは?

東北楽天ゴールデンイーグルスの背番号11番は、その全員が投手です。

一場選手、塩見選手、他球団からの移籍ですが岸選手とドラフト上位で入団した選手がほとんどで、先発ローテーションの一角を担う投手に受け継がれてきました。

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おわりに

東北楽天ゴールデンイーグルスの背番号11番を特集してきましたが、いかがだったでしょうか?

ピッチャーがつけてきた背番号11番、今後どのような選手がつけていくのか、楽しみです。