こんにちは、みっつです。
カーブやシュートと並び、スライダーは昔から投げられている変化球です。私が高校球児だった約35年前も、スライダーはメジャーな球種でした(笑)
今回は、スライダーについての特集です。スライダーの握り方を右・左ともに写真入りでご紹介し、投げ方のコツも解説します。
そして実際に試合で役立つスライダーの効果的な使い方や、プロ野球で私がイチオシのスライダーのピッチャーもご紹介しますので、楽しみにしてくださいね!
■目次(クリックすると飛びます)
スライダーの握り方と投げ方のコツ!
スライダーの握り方は、人差し指と中指くっつけ、中心からやや右にずらしてボールを握るのがポイントです。人差し指と中指はしっかりと、縫い目に指の第一関節までを掛けます。この時、親指も縫い目に掛け、ボールをしっかりとグリップします。
また、ストレートでは、ボールと手のひらに少し隙間を与えるように握りますが、スライダーではストレートよりもやや深めに握るのがコツです。


次に、スライダーの投げ方ですが、しっかりと握られたボールは手首をひねらずに、人差し指と中指の2本で強くボールを押し出すように投げます。
もしも、ボールをリリースした後に親指が上を向いていると、手首をひねっていることになります。フィニッシュでは、カーブと同様に、親指が下を向いて、手のひらは外側を向いている状態が理想です。
スライダーは練習の過程で手首をひねってしまい、ヒジを故障することがありますので、気をつけなければなりません。現在では、多くの投手が武器にする変化球ですが、ボールの握り方よりも投げ方に重点をおいて、正しいフォームで投げることが大切です。
スライダーの効果的な使い方って?
スライダーの特徴は、カーブより曲がりは小さいが、その分スピードがあり、打者にストレートと勘違いをさせられる点にあります。
カーブは投手の手からリリースされた時点で、大きな弧を描くため、打者はすぐに変化球であることに気付きます。しかし、スラーダーはストレートと同じ軌道をたどり、打者の手元でカクンと変化をします。
従って、スライダーを投げるときは、打者を惑わすためにも、ストレートと同じ腕の振りでリリースできれば効果的となります。
また、スライダーはその名前の通り、打者の手元で横や縦にスライドをする変化球ですが、投手の利き腕と打者の打席位置の組合せにより、より効果の高い変化球となります。
右投手から投げられたスライダーは、右打者にとって外へ逃げていくボールとなり、空振りが奪い易くなります。それとは逆に、左投手から投げられたスライダーは、左打者にとって外へ逃げていくボールとなり空振りを誘うボールになります。
スライダーの最大の特徴が、その変化の仕方が投手によって千差万別といえる点です。カーブと同様、握り方を少し変えたり、投手の腕の振り方を変えたりすることで、スピードや曲がる方向が変わるのです。
スライダー投手の多くは、オリジナルの変化を身に付け決め球にしています。特に、縦に変化をするスライダーを投げられる投手は少ないことから、習得をすると大きな武器になるでしょう。
また、打者にスライダーが見切られないように、軌道の違うカーブでカウントを取り、スライダーで三振を取るなど、上手く2つの変化球を組み合わせると効果も高まります。
プロ野球でイチオシのスライダーの使い手は?
現役選手の中で、スライダーを武器にするNo1投手と言えば、東北楽天ゴールデンイーグルスの松井祐樹投手です。松井投手は縦に大きく割れるスライダーを武器にする投手です。
神奈川県の桐光学園2年生の時、松井投手は甲子園の1試合最多奪三振新記録となる22奪三振を記録しました。この年の甲子園では、4試合に登板し合計68個の三振を奪い、1試合平均奪三振率17.00の驚異的な記録を残しました。
松井選手のスライダーは縦に大きく変化する、カーブの軌道に近いところが特徴です。但し、ベース付近に来てもスピードが落ちることなく、縦に大きく曲がることで、三振の山を築きあげます。
松井投手のスライダーの握り方は、中指と親指の位置は基本通りですが、深めに握った手から少し抜くようなイメージで投げ込みます。
まとめ
今回は野球のスライダーについて特集しましたが、いかがだったでしょうか?ボールの握り方や投げ方、効果的な使い方をご紹介してきましたので、実際に役立ってくれると嬉しく思います。
個人的には子供の頃から慣れ親しんでいるすらいだーなので、これからも野球の球種のメインであり続けてくれると嬉しいですね!
最後までお読み頂き大感謝!みっつでした。