こんにちは、みっつです。
野球における7番バッターというと、どのようなイメージがありますでしょうか?1番から5番までの上位打線より意外性が高い、といった感じかもしれませんね。
今回は、野球の7番バッターについてお伝えしていきます。7番バッターの役割やプロ野球で大活躍した3人の7番バッターもご紹介しますので、楽しみにしてくださいね。
■目次(クリックすると飛びます)
7番バッターの役割って?
まずは、7番バッターの役割について考えてみたいと思います。私の考える7番打者の役割は主に次の2つです。
- 下位打線でチャンスを拡げる
- 未知数の若手選手を育てる
次にこの2つについて、解説していきます。
下位打線でチャンスを拡げる
打順を上位打線と下位打線で比較をすると、7番バッターは2番バッターの役割を担う事なります。それは、クリーンアップが文字通りにランナーを還す事が出来たなら、6番バッターが新たにチャンスと作り、7番バッターがそのチャンスを拡げる役割を担うことになるからです。
ちなみに、バッティングの良いキャッチャーが、7番バッターを任されるケースも多くあります。キャッチャーはピッチャーと同じく、守備の負担が大きいことから、打撃に負担を掛けさせない傾向にあり、7番バッターを任されることが多くなります。
一昔前であれば、日本プロ野球界には捕手の4番バッターも珍しくはありませんでしたが、近年では、下位打線を任されるのが一般的になっています。それでも、打撃力のある捕手は、7番バッターに打順をひとつ繰り上げることで、得点力のUPを図っています。
下位打線からもチャンスを作り出せる事が出来れば、強いチームとなる事でしょう。
未知数の若手選手を育てる
近年のプロ野球では、高校を卒業したばかりのルーキーや、将来の4番候補と呼ばれる若手選手などを、7番バッターに抜擢するケースが増えています。これは、7番バッターが比較的、楽に打席に立てるとされているからです。
若手選手は未知数であり、7番バッターらしからぬ長打力を持った選手も含まれます。相手チームにとって、対戦回数の少ない未知数の打者は、計算が出来ないことから、プレッシャーを感じたりいたします。
プロ野球での主な7番バッター!
次に、プロ野球で大活躍した7番バッターを、3人ご紹介します。
矢野燿大選手
生年月日 1968年12月6日
出身地 大阪府
投/打 右/右
プロ野球歴 中日ドラゴンズ(1991年~1997年)
阪神タイガース(1998年~2010年)
表彰 ゴールデングラブ賞2回
矢野選手は、1990年にドラフト2位で中日ドラゴンズに入団しました。しかし、中日には絶対的な正捕手の中村武志選手がいたことから、7年間に渡り控え捕手に甘んじる事になります。
その後、1998年に阪神へ移籍をすると、一気に才能を開花させました。矢野選手の魅力のひとつは、評価の高い打撃力です。
阪神移籍の2年目には打率304の活躍を見せると、2003年には打率328を記録し、チームの18年ぶりの優勝に大きく貢献いたしました。また、長打も打てるパワーを秘めており、7番バッターとして好守に活躍した選手です。
大矢明彦選手
生年月日 1947年12月20日
出身地 東京都
投/打 右/右
プロ野球歴 東京ヤクルトスワローズ(1970年~1985年)
表彰 ダイヤモンドグラブ賞6回
大矢選手は、強肩と好リードの捕手として、入団当初から15年間、投手陣を支えました。特に、当時のチームの3本柱、松岡弘投手、安田猛投手、そして鈴木康二朗投手をリードし、チームを優勝に導いた名捕手です。
打撃では高打率を残しませんでしたが、いつも闘志を内に秘めた打者として、相手に恐れられる選手でした。特に、高めのボールが好きな大矢選手は、悪球打ちの選手としても有名でした。
谷繁元信選手
生年月日 1970年12月21日
出身地 広島県
投/打 右/右
プロ野球歴 横浜大洋ホエールズ(1989年~2001年)
中日ドラゴンズ(2002年~2015年)
表彰 ゴールデングラブ賞6回
谷繁選手は、高校卒業ルーキーの捕手として、1年目から1軍で活躍した選手です。強肩を武器にした谷繁選手は、歴代捕手のなかで4位となる、盗塁阻止率を残しました。
また、入団当初は強打の捕手として期待されましたが、打撃は入団から7年間は余り奮いませんでした。しかし、1996年に、バッテリーコーチとして谷繁選手を指導してきた大矢コーチが、チームの監督に就任すると、打撃も開花し打率3割をマークします。
谷繁選手は、荒っぽいが長打力もある7番バッターとして活躍をしました。
まとめ
今回は、野球の7番バッターについての特集でしたが、いかがだったでしょうか?7番バッターの役割としては
下位打線でチャンスを拡げる
未知数の若手選手を育てる
といった事があります。
そして、バッティングの良いキャッチャーが7番バッターを務める事が多いのも特徴です。
下位打線ではありますが、7番バッターがしっかりと役割を果たすチームは強い、と言えるのではないでしょうか。
最後までお読み頂き大感謝!みっつでした。