こんにちは、みっつです。
オリックス・バファローズは、オリックス・ブルーウェーブと近鉄バファローズが、2004年に合併して誕生したプロ野球のチームです。
2004年というと、日本のプロ野球では新しいチームですが、前身の球団を含めると約80年もの歴史があります。
今回は、オリックス・バファローズの永久欠番と準永久欠番の特集です。オリックス・バファローズに永久欠番や準永久欠番があるのか、そして該当する全ての選手をご紹介しますので、楽しみにしてくださいね。
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オリックス・バファローズに永久欠番はある？
2018年現在、日本のプロ野球には最高栄誉の永久欠番が18件ありますが、オリックス・バッファローズに該当はありません。
しかし、オリックス・バッファローズには、前身のチームで永久欠番とされながら、永久欠番でなくなくなったという不運な選手が2人います。
その2人とは
- 鈴木啓示選手
- 長池徳士選手
です。
鈴木啓示選手
生年月日 1947年9月28日
出身地 兵庫県
投／打 左／左
プロ野球歴 近鉄バッファローズ（1966年～1985年）
タイトル 最多勝3回、最優秀防御率1回、最多奪三振8回
元永久欠番 1
鈴木啓示選手は、日本のプロ野球では最後の300勝投手ではないかといわれる、大ピッチャーです。
鈴木選手がつけていた背番号1番は、引退した1985年に所属していたオリックス・バファローズの前身の近鉄バッファローズが永久欠番といたしました。これはパ・リーグで最初の永久欠番となり、当時、地味なイメージの強かったパ・リーグファンに大変喜ばれたのです。
しかし、2004年に近鉄バッファローズとオリックス・ブルーウェーブの間で球団合併が行われました。
その当時、オリックス・ブルーウェーブに背番号1番をつけていた選手がいたことから、鈴木選手の永久欠番1番は消滅することになったのです。
長池徳士選手
生年月日 1944年2月21日
出身地 徳島県鳴門市
投／打 右／右
プロ野球歴 阪急ブレーブス（1966年～1979年）
タイトル 本塁打王3回、打点王3回、年間MVP2回、ベストナイン7回
元永久欠番 3
長池選手は、1966年から1979年の14年間、阪急ブレーブス一筋で活躍した選手です。本塁打王3回、打点王3回を獲得するなど、打力が売りの選手でした。
その功績が認められて、つけていた背番号3番が永久欠番になる予定でしたが、他球団のコーチに就任したことで、残念ながら取り消されてしまったのです。
他のチームのコーチに就任したとしても、選手時代の輝かしい成績は変わるはずもなく、取り消されてしまったのは本人も本当に残念だったでしょうね！
その時代の背景や、球団オーナーや監督等の思惑も、永久欠番の制定に左右されるのです。
日本のプロ野球での準永久欠番の持つ意味
永久欠番も準永久欠番も、偉大な功績を残した選手の背番号を欠番にすることには変わりません。欠番とする期間が永久なのか、一時的なものかの違いです。
準永久欠番の中には、その背番号を付けていた選手が、永久欠番とするのを頑なに断ったため、一時的に準永久欠番としていることがあります。また、何らかの理由により他の球団で現役選手としてプレーをしていたりする場合には、その選手が引退をするまで一時的に準永久欠番とするケースもあります。
永久欠番と準永久欠番についての詳しい解説はこちらからどうぞ。
⇒プロ野球の準永久欠番とは？永久欠番との違いと主な該当選手をご紹介
オリックス・バファローズの準永久欠番の全選手の紹介
2018年現在、オリックスブルー・ブルーウェーブの準永久欠番の選手は
- 福本豊選手
- イチロー（鈴木一朗）選手
- 小瀬浩之選手
の3人となります。
福本豊選手
生年月日 1947年11月7日
出身地 大阪府
投／打 左／左
プロ野球歴 阪急ブレーブス（1969年～1988年）
タイトル 盗塁王13回
表彰 年間MVP1回 ダイヤモンドグラブ賞12回
準永久欠番 7
福本選手は「世界の盗塁王」と呼ばれ、阪急ブレーブスの黄金期を象徴する選手です。1972年、シーズン106盗塁を成功させ、L・ブロック選手が持っていた記録を抜いて、当時の世界記録を樹立しました。
福本選手は13年間連続で盗塁王に輝くなど、通算盗塁数1065回の大記録を残しています。これは、1992年にアメリカ大リーグのR・ヘンダーソン選手に抜かれるまで世界記録でした。
盗塁を記録するためには、足が早いだけでなく塁に出る技術が必要です。福本選手が盗塁の記録を伸ばせた背景には、走力だけでなく、類まれなバッティングセンスがあったからこそ達成できた世界記録といえます。
福本選手の背番号7番は、1984年に永久欠番に決定しましたが、本人が固辞したために、準永久欠番の扱いになりました。
イチロー（鈴木一朗）選手
生年月日 1973年10月22日
出身地 愛知県
投／打 右／左
プロ野球歴 オリックス・ブルーウェーブ（1992年～2000年）
シアトル・マリナーズ（2001年～2012年）
ニューヨーク・ヤンキース（2012年～2014年）
マイアミ・マリーンズ（2015年～2017年）
シアトル・マリナーズ（2018年～）
タイトル 日本プロ野球（NPB）
首位打者7回、打点王1回、盗塁王1回
アメリカ大リーグ（MLB）
首位打者2回、盗塁王1回
準永久欠番 51
イチロー選手は日本プロ野球史上だけでなく、世界の野球史に残るスーパースターです。これまでに、イチロー選手が樹立した記録は数知れずあります。
特に、本塁打よりも安打にこだわったイチロー選手が、これまでに放った安打数は日本プロ野球で1278本、アメリカ大リーグで3080本となり、合計4358本はギネス世界記録にも認定されています。
その他にも、シアトル・マリナーズに所属していた2004年には、シーズン最多の262安打を記録し、「2度と破られることがない記録」と言われています。
これまでイチロー選手は、日本プロ野球で7回の首位打者、アメリカ大リーグで2回の首位打者にも輝いています。世界中の野球ファンを魅了し続けるイチロー選手の背番号51は、オリックス・ブルーウェーブの準永久欠番の扱いとなっています。
小瀬浩之選手
生年月日 1985年9月2日
出身地 大阪府大東市
投／打 右／右
プロ野球歴 オリックス・バッファローズ（2008年～2010年）
タイトル 特になし
準永久欠番 41
小瀬選手はイチロー二世と称され、将来を期待されていた選手でした。
しかし、入団3年目のシーズンを前にして、残念ながら帰らぬ人となってしまいました。
小瀬選手は2年間の成績しか残されていませんが、突然の死を痛み、背番号41は欠番になったままです。
⇒広島カープの永久欠番！全ての背番号と選手の経歴をご紹介！
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まとめ
今回は、オリックス・バファローズの永久欠番と準永久欠番について特集しましたが、いかがだったでしょうか？
今は永久欠番がないオリックス・バファローズですが、2人の永久欠番の取り消され方が残念だとは思いませんか？合併であったり、他にチームのコーチに就任したりといった理由で、輝かしい成績が否定されてしまうのは寂しい限りです。
これからでも遅くないので、この2つの番号が欠番になったら永久欠番にする、という事を考えて頂きたいですね！
最後までお読み頂き大感謝！みっつでした。
