野球の守備位置!名前って?どこ守るの?図とともに徹底解説!

基本的なルール

こんにちは、みっつです。

野球は攻撃と守備がはっきりと分かれているスポーツです。サッカーやバスケットボールなどであれば一連の流れで攻撃と守備が入れ替わりますが、野球では攻撃と守備をチェンジする時間が設けられます。

今回は、そんな野球の守備についての特集です。守備位置の名前や基本的にどのあたりを守っているのかを図とともに解説していきます。他にも基本的ではない変則的な守備もご紹介しますので、楽しみにしていてくださいね。

ご注意
ご紹介する内容は、筆者の思いや推測が含まれています。また正確さを保証している訳ではありませんので、御理解の上お読みください。

■目次(クリックすると飛びます)

野球の守備位置は9つ

まずは野球のポジションと守備位置を紹介します。大きくは、バッテリー・内野手・外野手の3つに分けることができ、

  • バッテリーはピッチャーとキャッチャー
  • 内野手はファースト、セカンド、サード、ショート
  • 外野手はレフト、センター、ライト

という9つのポジションがあります。次にそれぞれ守備位置について解説していきます。

1. ピッチャー(投手/P)

ピッチャーは野球の花形ともいえるポジションです。ピッチャーマウンドから打者に対して投球をおこない、バッターと対戦していきます。

バッターをアウトにするため、球速や球の高さ・コースをさまざまに変化させて、ヒットを打たれないようにします。

バッターが打った打球も飛んでくるので、投球だけでなく守備も重要になります。ランナーの盗塁を阻止するため、野手に素早くボールを投げて走者を牽制するのも大切な役割です。ちなみにピッチャーは9人目の野手とも呼ばれます。

2. キャッチャー(捕手/C)

キャッチャーは本塁後方を守り、守備の要と言われるポジションです。ピッチャーの投げた球を受けるのが主な役割となり、相手バッターの調子や癖を分析してピッチャーに投げる高さ・コース・球種を指示して、打たれないようにします。

他には内野手や外野手から本塁への送球を受けて、本塁に突入してきた相手走者にタッチして得点を防ぐ役割もあります。また捕球後素早く内野手にボールを投げて相手走者の盗塁や進塁を阻止する事も重要です。

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3. ファースト(一塁手/1B)

ファーストは一塁ベース付近を守ります。打球の処理も重要ですが、内野手やライトからの送球を受けたり投手からの牽制球を受けたりする事がファーストというポジションの特徴となります。

高い捕球能力が必要とされ、高い送球を受けられるように背が高い選手が有利なポジションとも言えるでしょう。

4. セカンド(二塁手/2B)

セカンドはファーストのようにベース付近ではなく、基本的には一塁ベースと二塁ベースの間を守ります。内野手の中では守備範囲が広く、センターの手前やファーストの後方まで守備範囲となるのが特徴です。

ですので、二塁手には足の速さと高い守備力が必要になります。

5. サード(三塁手/3B)

 サードは三塁ベース付近を守るのが基本の守備位置です。右バッターが引っ張った強い打球が飛んできやすい位置であるため、反射神経の良さが求められます。

ゴロを捕球した後は、ボールを遠いファーストに投げなければいけないため、肩の強さも必要です。強い打球をつかみ素早く送球してバッターをアウトにするサードは、ホットコーナーとも呼ばれる華やかなポジションです。

6. ショート(遊撃手/SS)

 ショートは二塁ベースと三塁ベースの間が守備位置となります。セカンド同様に守備範囲が広く、三塁ベース後方やセンターやレフト付近の打球も処理しなければなりません。

 ゴロを捕球した後、特にサードの守備位置に近いあたりで打球をを捕った場合、一塁まで非常に遠い場所となります。ですので守備力はもちろん、肩の強さも必要です。




7. レフト(左翼手/LF)

 レフトの守備位置はホームベースから見て、センターの左側・ショートの後方あたりとなります。強い打球が飛んできやすいため、走力と確実な捕球力が求められるポジションと言えます。

8. センター(中堅手/CF)

 

センターは外野の中央部分、二塁ベースの後方あたりが守備範囲となります。

レフト寄りとセンター寄りの両方が守備範囲となるので、野球のポジションの中で最も守備範囲が広いので守備力が 、そして本塁までの距離が長いため肩の強さも求められます。

肩の強さも含めて、チームの最も外野の守備力が高い選手が入るポジションが、センターです。

9. ライト(右翼手/RF)

ライトはホームベースから見てセンターの右側、セカンドの後方あたりが基本的な守備位置となります。外野手の中では比較的打球が飛んでこないとも言えますが、それでも外野ですので守備範囲は広いのが特徴です。

相手の走者が三塁ベースへ進塁するのを防ぐために、長い距離の正確な送球も求められます。

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変則的な守備位置を6つご紹介

基本的な守備位置をご紹介しましたが、野球では野手はファウルラインの内側であれば基本的にはどこを守ってもかまいません。そのため、時としてかなり変則的な守備位置となります。

ここでは、点数を取られないように考え出された守備位置を紹介したいと思います。その6つとは

  • ダブルプレーシフト
  • バントシフト
  • 前進シフト
  • 長打警戒シフト
  • 5人内野シフト
  • ブードローシフト

です。

ダブルプレーシフト

ダブルプレーシフトとは、走者が一塁にいる場合にその走者を二塁でアウトにするために

二塁手と遊撃手が二塁に近い守備位置に移動することを言います。

バントシフト

試合が拮抗した状態で終盤に入り、無死一塁の場合など犠打を打ってくる可能性が高いときにファーストと三塁手がより打者に近い守備位置に移動することをバントシフトを敷く、といいます。

走者が二塁にいる状態でバントが予想されるときは、投手の投球と同時に一塁手と三塁手が前進しますが、これはブルドッグと呼ばれています。

前進シフト

得点圏に相手走者がいる場合にその走者の本塁への帰還を阻止するために、より本塁に近い守備位置に移動することを前進シフトを敷くといいます。

本塁でのタッチアウトや二塁を経由してダブルプレーを狙う場合に、一塁手と三塁手が前進するとともに、二塁手と遊撃手が二塁に近い守備位置に移動します。このような守備陣形は中間守備と呼ばれます。

長打警戒シフト

相手打者が長打を得意とする場合などに、外野手が後方に移動したり一塁手や三塁手が塁線よりに守ったりする守備陣形を長打警戒シフトと言います。

5人内野シフト

試合の最終盤で相手に1点も取られたくない場合に、内野手の4人に加えて外野手1人が内野を守る守備陣形を5人内野シフトと言います。

ブードローシフト

相手打者が右方向への安打が多ければ全体的に右寄りの守備位置をとり、左方向への安打が多ければ全体的に左寄りの守備位置をとる、相手打者に合わせた守り方をブードローシフトといいます。この守り方を最初に考え、実行したメジャーリーグの選手にちなんでこの名前が付けられました。

日本では、似たような守備陣形を敷かれた王貞治選手にちなんだ「王シフト」の名前で呼ばれることが多いです。王シフトの詳しい情報については、こちらからどうぞ。
王シフトってどんな感じ?誕生秘話や効果を徹底検証しました!

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まとめ

今回は、野球の守備位置についての特集でしたが、いかがだったでしょうか?

守備位置の名前や基本的な守る場所、そして点を取られないように工夫した守備位置も興味深かったですね。

野球観戦をする際は、守っている選手の守備位置を確認して、どのような作戦なのかを考えてみるのも、面白いかもしれません!

最後までお読み頂き大感謝!みっつでした。