こんにちは、当ブログの管理人、元高校球児のみっつです!
岡山県にある関西(かんぜい)高校は、1887年に設立された130年以上もの歴史を持つ私立の男子高校です。
全国的にも強豪として名前を知られる関西高校の野球部の歴史も古く、岡山県で最も古い1895年に創部されました。2019年のチームも春の大会で岡山県大会を制して、中国大会でも見事に優勝、夏の甲子園の岡山県代表の最右翼候補となっています。
今回は、関西高校の野球にスポットをあてます。2019年のメンバーや戦績、監督の紹介、そして甲子園での成績やプロ野球選手になった主なOBもご紹介しますので、楽しみにしてくださいね。
あくまでも参考情報としてご覧ください。
■目次(クリックすると飛びます)
関西高校の2019年メンバーをご紹介!
まず最初に、関西高校野球部の2019年春の中国大会のメンバーをご紹介します。
背番号 | 名前 | 学年 | ポジション | 出身中学校 | 中学時の所属チーム |
---|---|---|---|---|---|
1 | 赤穂旺亮選手 | 3年生 | 投手、外野手 | 兵庫北播リトルシニア | |
2 | 岩本皓多選手 | 3年生 | 捕手 | 倉敷南ボーイズ | |
3 | 森井亮太選手 | 3年生 | 投手 | 東山クラブ | |
4 | 塩見睦斗選手 | 3年生 | 内野手 | 兵庫県 市島中 | |
5 | 熊丸遼選手 | 3年生 | 内野手 | 伊丹ボーイズ | |
6 | 白井裕斗選手 | 3年生 | 投手、内野手 | ||
7 | 片山朋哉選手 | 3年生 | 外野手 | 京都宇治ボーイズ | |
8 | 吉川昌宏選手 | 3年生 | 外野手 | ||
9 | 石野昇吾選手 | 3年生 | 外野手 | ヤングカープ岡山 | |
10 | 西川義将選手 | 3年生 | 外野手 | 東山クラブ | |
11 | 栗原大樹選手 | 3年生 | 投手 | 兵庫県 高丘中学校 | |
12 | 久住壮祐選手 | 3年生 | 捕手 | ||
13 | 石田秀吾選手 | 3年生 | 岡山東リトルシニア | ||
14 | 江浦真人選手 | 3年生 | 外野手 | ヤンキース岡山 | |
15 | 森安亮太選手 | 2年生 | 内野手 | 津山ボーイズ | |
16 | 恋田孝一朗選手 | 2年生 | 内野手 | 兵庫北播リトルシニア | |
17 | 盛田慎平選手 | 3年生 | 佐賀東松ボーイズ | ||
18 | 渡邊歩夢選手 | 3年生 | 外野手 | 倉敷クラブ |
創部1895年(明治28年)、120年の歴史と伝統がある関西高校には、甲子園を目指して岡山県だけではなく県外からも多くの優秀な選手が入部しています。
関西高校の私のイチオシ選手!
2019年のメンバーで私のイチオシ選手は、栗原大樹選手です。兵庫県姫路市内の中学軟式野球出身の栗原選手は、182cmの長身から投げ下ろす速球が魅力の投手です。
2年生の春に148㌔をマークしたことから、プロ野球のスカウトの目に止まります。将来、150kmを超える逸材とされる栗原選手ですが、課題は変化球といわれています。。
武器になる変化球を身につけて、投球の幅が広がることで更なる飛躍が期待されている栗原選手です。
また、立ち上がりに少し不安定なところがある栗原選手は、中盤から後半にかけてギアを上げていくタイプでもあります。序盤を克服することで、チームのエースとして信頼を得て、今夏の活躍が期待されます。
2019年チームの公式戦の戦績
関西高校野球部2019年チームの、初めての公式戦となる2018年秋季大会から、今年の春季大会までの戦績をご紹介します。
日付 | 大会名 | 何回戦 | 対戦相手 | スコア | 備考(県大会出場決定など) |
---|---|---|---|---|---|
2018年9月25日 | 2018年岡山県高校野球秋季大会 | 2回戦 | 東岡山工業高校 | ○5-1 | |
2018年10月1日 | 準々決勝 | 玉島商業高校 | ○6-1 | ||
2018年10月6日 | 準決勝 | 岡山理大附属高校 | ○7-5 | ||
2018年10月7日 | 決勝 | 倉敷商業高校 | ●1-3 | 県大会準優勝 | |
2018年10月27日 | 2018年高校野球中国大会秋季 | 1回戦 | 聖光高校 | ○7-6 | |
2018年10月28日 | 準々決勝 | 広陵学園 | ●8-13 | ベスト8 | |
2019年4月28日 | 平成31年度春季岡山県高等学校野球大会 | 2回戦 | 作陽高校 | ○6-0 | |
2019年4月30日 | 準々決勝 | 玉島商業高校 | ○9-0 | ||
2019年5月3日 | 準決勝 | 倉敷工業高校 | ○7-3 | ||
2019年5月4日 | 決勝 | 倉敷商業高校 | ○5-3 | 県大会優勝 | |
2019年6月1日 | 2019年第132回春季中国地区高等学校野球大会 | 1回戦 | 広高校 | ○6-1 | |
2019年6月2日 | 準決勝 | 広島商業高校 | ○7-3 | ||
2019年6月3日 | 決勝 | 高川学園高校 | ○8-7 | 優勝 |
関西高校野球部の監督ってどんな人?
2019年の春現在、名門の関西高校野球部を率いているのは、関西高校OBの浜田紳吾(はまだしんご)さん47歳です。
浜田監督の経歴
1987年 夏の甲子園に4番3塁手として出場。ベスト8に進出。
1988年 東北福祉大学に進学。
2000年 会社勤務を経て関西高校のコーチに赴任。
2018年春 前任の江浦滋泰監督の退任を受けて、コーチから監督に就任。
浜田監督はこんな人
浜田監督は前任の江浦監督と従兄弟の関係にあり、共に関西高校の野球部として汗を流しました。そして、1987年には夏の甲子園に出場しています。江浦前監督は主将で遊撃手、浜田監督は4番3塁手として共に活躍し、ベスト8進出を果たします。
東北福祉大学、会社勤務を経て、2000年に関西高校のコーチに就任をすると、10回の甲子園出場を果たした江浦前監督を陰で支えてきました。
2018年、監督就任後は、偉大な功績を残した江浦前監督の重圧に負けることなく、前監督の教えを引き継いで、選手の指導にあたっています。
関西高校野球部の甲子園での戦績
関西高校野球部のこれまでの甲子園での戦績をご紹介します。
岡山県で最古の高校野球部でもある関西高校野球部が初めて甲子園に出場を果たしたのは、1948年の第30回夏全国高校野球選手権大会です。
およそ70年前の初出場から、歴史を積み上げてきた関西高校は、これまでに春夏を合わせて、21回甲子園に出場している名門です。
大会名 | 回数 | 勝敗数 |
---|---|---|
春選抜高校野球大会 | 12回 | 11勝12敗 |
夏全国高校野球選手権大会 | 9回 | 11勝9敗 |
合計 | 21回 | 22勝21敗 |
大会名 | 西暦 | 戦績 |
---|---|---|
第30回夏全国高校野球選手権大会 | 1948年 | ベスト8 |
第21回春選抜高校野球大会 | 1949年 | 1回戦敗退 |
第32回春選抜高校野球大会 | 1960年 | 1回戦敗退 |
第64回夏全国高校野球選手権大会 | 1982年 | 1回戦敗退 |
第69回夏全国高校野球選手権大会 | 1987年 | ベスト8 |
第65回春選抜高校野球大会 | 1993年 | 2回戦敗退 |
第76回夏全国高校野球選手権大会 | 1994年 | 2回戦敗退 |
第67回春選抜高校野球大会 | 1995年 | ベスト4 |
第77回夏全国高校野球選手権大会 | 1995年 | 3回戦敗退 |
第73回春選抜高校野球大会 | 2001年 | 2回戦敗退 |
第74回春選抜高校野球大会 | 2002年 | ベスト4 |
第77回春選抜高校野球大会 | 2005年 | 1回戦敗退 |
第87回夏全国高校野球選手権大会 | 2005年 | 2回戦敗退 |
第78回春選抜高校野球大会 | 2006年 | 2回戦敗退 |
第88回夏全国高校野球選手権大会 | 2006年 | 1回戦敗退 |
第79回春選抜高校野球大会 | 2007年 | ベスト8 |
第82回春選抜高校野球大会 | 2010年 | 1回戦敗退 |
第83回春選抜高校野球大会 | 2011年 | 1回戦敗退 |
第93回夏全国高校野球選手権大会 | 2011年 | ベスト4 |
第85回春選抜高校野球大会 | 2013年 | 2回戦敗退 |
第96回夏全国高校野球選手権大会 | 2014年 | 2回戦敗退 |
甲子園での思い出の試合
私の関西高校野球部の甲子園での思い出の試合は、2005年と2006年の夏全国高校野球選手権大会です。
後に、北海道日本ハムファイターズに入団をした、ダース・ローマッシュ匤投手を要した関西高校は、2年連続で甲子園に出場を果たしますが、不運な学校として甲子園の歴史に刻まれることになりました。
2005年第87回大会では、京都外大西高校に7回終了時点で10-4と大量リードをするものの、当時2年生のダース・ローマッシュ匤投手が突如打ち込まれて一気に6点を失うと、最終回にも2点を奪われて逆転負けを致します。
翌年の2006年第8回大会、3年生になったダース・ローマッシュ匤投手は、雪辱を誓って1回戦にのぞみました。
初戦の相手の文星芸大附属高校に対し、8回の攻撃を終了した時点で9-4と5点差のリードを奪うものの、最終回2アウトから大逆転サヨナラ負けを致します。
2年連続で最大5点差をつけながらも大逆転負けをした関西高校は、稀有な記録として残ることになりました。
関西高校野球部出身の主なプロ野球選手
120年の歴史と伝統があり、OBも1200名を超える関西高校は、これまでに多くのプロ野球選手を輩出しています。
そこで、関西高校野球部出身の主なプロ野球選手として、22名の選手の卒業年度と最初に入団をした球団をご紹介します。
選手名 | 卒業年度 | 最初に入団した球団 |
---|---|---|
黒田健吾選手 | 1926年 | 名古屋金鯱軍 |
井野川利春選手 | 1926年 | 阪急軍 |
津田四郎選手 | 1927年 | 東京巨人軍 |
松本利一選手 | 1940年 | 名古屋金鯱軍 |
角南効永選手 | 1942年 | 広島カープ |
吉岡史郎選手 | 1954年 | 高橋ユニオンズ |
浅越桂一選手 | 1955年 | 大阪タイガース |
大杉勝男選手 | 1963年 | 東映フライヤーズ |
森安敏明選手 | 1966年 | 東映フライヤーズ |
安木祥二選手 | 1967年 | アトムズ |
真鍋勝己選手 | 1987年 | 阪神タイガース |
松岡大吾選手 | 1989年 | ヤクルトスワローズ |
吉年滝徳選手 | 1996年 | 広島東洋カープ |
竹原直隆選手 | 1999年 | 千葉ロッテマリーンズ |
山地隆選手 | 1982年 | 日本ハムファイターズ |
宮本賢選手 | 2003年 | 北海道日本ハムファイターズ |
上田剛史選手 | 2007年 | ヤクルトスワローズ |
ダーシュ・ローマッシュ匡選手 | 2007年 | 北海道日本ハムファイターズ |
森田一成選手 | 2008年 | 阪神タイガース |
渡邊雄貴選手 | 2012年 | 横浜DeNAベイスターズ |
児山祐斗選手 | 2014年 | 東京ヤクルトスワローズ |
小郷裕哉選手 | 2015年 | 東北楽天ゴールデンイーグルス |
関西高校のDATA
住所 〒700-0056 岡山県岡山市北区西崎本町16-1
設立 1887年(明治20年)
校訓 天分発揮 敢為の精神 質実剛健
*私立の男子校
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おわりに
今回は、岡山県の関西高校について特集してきましたが、いかがだったでしょうか?
野球部は岡山県で最も歴史のありますが、それにふさわしい輝かしい成績を残し、全国に名を知られている強豪校です。
2019年のチームも歴史と伝統に負けない成績を収めていて、岡山県の代表として夏の甲子園の最有力候補となっています。
前評判通りに甲子園出場を決める事ができるのか、注目していきたいと思います。
最後までお読みいただき大感謝!みっつでした。