こんにちは、当ブログの管理人、元高校球児のみっつです!
クラーク記念国際高校は、1992年に設立された北海道の深川市にある私立高校です。2014年に創部した野球部が、3年目の2016年に甲子園初出場を果たしました。
そして2021年の秋の北海道大会で優勝して、2022年春の甲子園出場を決めました。
今回は、クラーク記念国際高校野球部を特集します。2021年秋の新メンバーや公式戦の戦績、さらに甲子園での戦いぶりにも触れますので、楽しみにしてくださいね。
あくまでも参考情報としてご覧ください。
■目次(クリックすると飛びます)
クラーク記念国際高校の2021年メンバーをご紹介!
まずは、直近の公式戦である、2021年秋季北海道高等学校野球大会出場時の登録メンバーをご紹介します。
背番号 | 名前 | 学年 | ポジション | 出身中学校 | 中学時の所属チーム |
---|---|---|---|---|---|
1 | 山中麟翔選手 | 2年生 | 投手 | 札幌市栄南中 | 札幌栄リトルシニア |
2 | 麻原草太選手 | 1年生 | 捕手 | 札幌市厚別南中 | 札幌羊ケ丘リトルシニア |
3 | 辻田旭輝選手 | 2年生 | 内野手 | 江別市大麻中 | 岩見沢リトルシニア |
4 | 小野陽翔選手 | 2年生 | 内野手 | 青森県つがる市森田中 | 弘前白神リトルシニア |
5 | 越智飛王選手 | 2年生 | 内野手 | 石狩市花川中 | 札幌北リトルシニア |
6 | 新岡歩輝選手 | 1年生 | 内野手 | 青森県つがる市木造中 | 弘前白神リトルシニア |
7 | 白取太郎選手 | 2年生 | 外野手 | 恵庭市恵明中 | 中学軟式野球部 |
8 | 新岡真輝選手 | 2年生 | 外野手 | 青森県つがる市木造中 | 弘前白神リトルシニア |
9 | 金原颯選手 | 2年生 | 外野手 | 宮城県大崎市松山中 | 石巻中央リトルシニア |
10 | 藤野侑真選手 | 2年生 | 内野手 | 東京都青梅市西中 | 羽村リトルシニア |
11 | 髙橋大河選手 | 2年生 | 内野手 | 仙台市沖野中 | 仙台宮城野リトルシニア |
12 | 能登屋瑛介選手 | 2年生 | 捕手 | 東京都台東区駒形中 | 中学軟式野球部 |
13 | 酒井一星選手 | 2年生 | 内野手 | 石狩市花川北中 | 札幌北リトルシニア |
14 | 田中聖人選手 | 1年生 | 投手 | 札幌市北辰中 | 札幌栄リトルシニア |
15 | 中村光琉選手 | 1年生 | 投手 | 滝川市江陵中 | 滝川市立江陵中 |
16 | 安部政信選手 | 1年生 | 外野手 | 愛知県江南市宮田中 | 愛知知多ボーイズ |
17 | 吉田暁登選手 | 1年生 | 外野手 | 新潟県柏崎市鏡が沖中 | 不明 |
18 | 高木馴平選手 | 1年生 | 内野手 | 岩見沢市東光中 | 岩見沢リトルシニア |
クラーク記念国際高校は通信制がメインで全国にキャンパスを置いていますが、北海道のキャンパスは全日制で通常の高校と同じような高校生活を送っています。
このため、選手は北海道内だけでなく、東北地方をはじめとした全国から選手が集まってきています。
クラーク記念国際高校の私のイチオシ選手!
クラーク記念国際高校野球部の私のイチオシ選手は、秋の大会でエースとしてフル回転した山中麟翔(やまなかりんと)選手です。
山中選手は地元北海道ですが、札幌市出身で札幌栄シニア時代からエース格として活躍していました。
山中選手は、176cm・75kgと体格的には標準的なタイプのサウスポーです。球速は130キロ台中盤~後半程度ですが、100キロ台の緩いカーブやスライダーで緩急をつけて相手を抑えます。
四死球が少ないとか奪三振数が特別多いわけではありませんが、ランナーを出しながらも粘り強い投球で相手を抑えるピッチングスタイルが持ち味です。
また、打撃面でも中軸を打ち、マウンドに立っていない時でもチームにとっては重要な存在で、秋の大会でも相手チームを苦しめました。
センバツ切符をほぼ確実にした来春に向けては「新しい球種も含め、変化球の質を向上させたい」と語り、ツーシーム系の速くて動く球の習得を目標に掲げています。
「緊張と不安はある。それを少しでもなくすための冬にする」と覚悟を語り、一冬のトレーニングで更なる成長を目指します。
クラーク記念国際高校2021年秋の公式戦の戦績
次に、見事に北海道王者に輝いたクラーク記念国際高校野球部新チームの、初めての公式戦となる2021年秋季大会の戦績をご紹介いたします。
日付 | 大会名 | 何回戦 | 対戦相手 | スコア | 備考(県大会出場決定など) |
---|---|---|---|---|---|
第74回 秋季北海道高等学校野球大会 空知支部予選 | Aブロック1回戦 | 岩見沢西高校 | 〇29-0 | ||
Aブロック2回戦 | 深川西高校 | 〇4-0 | |||
Aブロック決勝戦 | 滝川工業高校 | 〇15-0 | 全道大会出場決定 | ||
第74回 秋季北海道高等学校野球大会 | 1回戦 | 駒大苫小牧高校 | 〇4-1 | ||
2回戦 | 北海高校 | 〇6-2 | |||
準々決勝 | 立命館慶祥高校 | 〇5-1 | |||
準決勝 | 東海大札幌高校 | 〇5-1 | |||
決勝 | 旭川実業高校 | 〇3-1 | 優勝 |
北海道大会で見事に優勝して、春の選抜大会出場を果たしました。
クラーク記念国際高校の監督ってどんな人?
2021年10月現在、クラーク記念国際高校野球部を率いる監督は、佐々木啓司(ささきけいじ)さんです。
指導者としての経歴
1978年 駒大岩見沢高校野球部監督就任
2014年 クラーク記念国際高校野球部監督就任
佐々木監督ってこんな人
佐々木監督は、駒大岩見沢高校出身で、駒沢大学時代には準硬式野球部で主将としてプレーしました。
大学卒業後は、母校の駒大岩見沢高校に着任し野球部の監督に就任しました。その5年後の1983年のセンバツ大会では初出場でベスト8に進出しています。
1993年の第65回選抜高等学校野球大会ではベスト4に進出し北北海道の高校としては最高成績を残しました。
打力のチームをつくることが多いことから「ヒグマ打線」の愛称は多くの高校野球ファンに浸透しています。甲子園には春8回夏4回の計12回出場し、北海道を代表する名将です。
長年指揮を執ってきた駒大岩見沢高校が2014年に閉校となると、創部したばかりのクラーク記念国際高校の監督に就任し、創部3年目の2016年に夏の甲子園に導いています。
今夏の北北海道では初戦敗退を喫した中、佐々木監督の人脈から北海道内でキャンプを行っていた亜細亜大学の練習を見学に行きました。
そこで、大学生の声の掛け合いや一球一球に対する取り組みに、選手たちは刺激を受け、練習への姿勢が変わり、秋の大会の好成績につながったようです。
指導者としても円熟の域に達している佐々木監督にとっても久しぶりのセンバツ舞台が近づいてきています。、どんなチームづくりをし、どんな采配を見せてくれるかが楽しみです。
クラーク記念国際高校野球部の甲子園での戦績
クラーク記念国際高校野球部のこれまでの甲子園での戦績をご紹介します。
大会名 | 回数 | 勝敗数 |
---|---|---|
春選抜高校野球大会 | 0回 | 0勝0敗 |
夏全国高校野球選手権大会 | 1回 | 0勝1敗 |
合計 | 1回 | 0勝1敗 |
これまでに2016年夏の甲子園に出場しています。春の甲子園は出場経験がありませんでしたが、初出場が近づいています。
大会名 | 西暦 | 戦績 |
---|---|---|
第98回夏全国高等学校野球選手権大会 | 2016年 | 2回戦敗退 |
クラーク記念国際高校甲子園での思い出の試合
私のクラーク記念国際高校の思い出の試合として、2016年第98回夏全国高校野球選手権大会の2回戦の試合をご紹介します。
甲子園初出場をつかんだクラーク記念国際高校の初戦の相手は、当時10年連続甲子園出場となった聖光学院でした。
聖光学院は甲子園でも試合巧者ぶりが光っており、初出場のクラーク記念国際にとっては厄介な相手でしたが、全国のクラーク記念国際高校のキャンパスから大応援団がアルプススタンドに詰めかけ、初勝利を後押しします。
そんな中、試合は初回からクラークが平沢津選手と安田選手の連続ヒットで幸先よく先制します。しかし、聖光学院もすぐさま四球で出たランナーをエラー等で返し、ノーヒットで同点に追いつきました。
3回裏には、またしても平沢津選手が長打で出塁し、安田選手がタイムリーを放ち、勝ち越しに成功します。さらに5回にも浜本選手のタイムリーで1点を加え、3-1としました。
クラークの先発の平沢津選手は、右サイドから丁寧な投球で聖光学院の攻撃を見事に抑え込んでいました。
しかし、そう簡単には終わらないのが甲子園であり、聖光学院です。8回表、ヒット・四球・エラーで無死満塁のチャンスを作ると、小泉選手の走者一掃タイムリー等で4点を挙げ、逆転しました。
終盤で3-5と苦しい展開となったクラークでしたが、8回裏に2死一二塁のチャンスを作ります。
打席には今日2本のタイムリーを打っている4番安田選手。打球は一二塁間を抜け同点!かと思われましたが、打球が一塁ランナーに当たり、スリーアウトとなってしまいました。
最後まで甲子園常連校を苦しめましたが、惜しくも初勝利を掴むことはできませんでした。
高校野球に関しての話題はこちらからどうぞ。
⇒高校野球の話題
おわりに
今回は、クラーク記念国際高校野球部を特集してきましたが、いかがだったでしょうか?
2016年に初めて出場した甲子園では、初勝利は叶いませんでした。2022年の選抜大会に出場した際には、まずは初勝利し、さらに上を目指す戦いになるでしょう。
クラーク記念国際高校の活躍に期待したいと思います。
最後までお読みいただき大感謝!みっつでした。