明秀日立高校野球部!メンバーや成績・監督や甲子園の活躍をご紹介

高校野球

こんにちは、当ブログの管理人、元高校球児のみっつです!

明秀日立高校は、茨城県の日立市にある私立高校です。1925年に設立され、間もなく100周年を迎えようとしています。

近年、野球部が力をつけてきていて、2018年の春の選抜大会に出場し、3回戦まで進出しました。2021年の関東大会でも見事に優勝して、2022年の春の選抜大会出場を決めました。

今回は、明秀日立高校の野球部を特集します。2021年のメンバーや成績、監督の紹介、、さらに甲子園での活躍ぶりやプロ野球に入ったOBにも触れますので、楽しみにしてくださいね。

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今回ご紹介するにあたって、学校のホームページなどで出来るだけ正確な情報を心がけて調べてみましたが、一部不明な点や間違っている可能性もあります。
あくまでも参考情報としてご覧ください。




■目次(クリックすると飛びます)

明秀日立高校の2021年新メンバーをご紹介!

まずは、直近の公式戦である、2021年明治神宮大会出場時の登録メンバーをご紹介します。

背番号名前学年ポジション出身中学校中学時の所属チーム
1猪俣駿太選手2年生投手福島県喜多方市第一中喜多方ボーイズ
2伊藤和也選手2年生捕手栃木県上三川町明治中宇都宮中央ボーイズ
3武田一渓選手2年生内野手大阪府高石市高南中大阪泉大津ボーイズ
4辻天成選手2年生内野手大阪府吹田市西山田中摂津リトルシニア
5小久保快栄選手2年生内野手和歌山県和歌山市西和中和歌山ボーイズ
6平野太智選手1年生内野手兵庫県西宮市学文中尼崎西リトルシニア
7本坊匠選手2年生外野手兵庫県西脇市西脇南中神戸ボーイズ
8佐藤光成選手2年生外野手宮城県大崎市古川中宮城仙北ボーイズ
9石川ケニー選手2年生外野手神奈川県横浜市原中瀬谷リトルシニア
10高橋遼選手2年生投手宮城県大崎市古川中宮城仙北ボーイズ
11岡部真之祐選手2年生投手神奈川県横浜市岩井原中横浜南ボーイズ
12丹野匠人選手2年生捕手宮城県川崎町川崎中宮城中央ボーイズ
13緑川貴香選手2年生内野手北茨城市中郷中中学軟式野球部
14河合尚樹選手2年生内野手神奈川県川崎市中原中川崎西リトルシニア
15海老沼来飛選手2年生投手牛久市第三中取手リトルシニア
16山本翔馬選手2年生捕手神奈川県川崎市住吉中川崎西リトルシニア
17柴晴蒼選手1年生内野手下妻市千代川中取手リトルシニア
18近藤悠人選手1年生投手岩手県一関市花泉中宮城仙北ボーイズ

登録の18名中、地元茨城出身者は3名のみとなっており、関西出身が5名、東北出身が5名、神奈川などの関東出身者が5名と中学時代の出身地には大きく偏りがある印象です。また、ほとんどの選手が中学時代に強豪クラブチームで硬式野球を経験しています。

明秀日立高校の私のイチオシ選手!

私のイチオシ選手は、投打でチームの中心の猪俣駿太(いのまたしゅんた)選手です。

猪俣選手は福島県喜多方市の山間で生まれ育ちましたが、小学2年から硬式野球を始めると中学の喜多方ボーイズ時代には県を代表する選

手に成長します。
当然、県内の強豪校からも誘いはありましたが、甲子園出場を目標に明秀日立高校に進学しました。

2年秋からエースナンバーを掴むと、茨城県大会準々決勝から関東大会決勝までの6試合に先発し、ほとんど1人で投げ抜きました。関東大会決勝では打ち込まれるシーンもありましたが、投打で活躍し、チームの関東大会優勝の立役者となっています。

184cm・84kgと恵まれた体格で、長い手足と癖のない右投げフォームが魅力の素材型と言ったタイプの投手です。ストレートの多くは130キロ台ですが、最速142キロの直球を持っており、勝負時にはこのストレートで相手をねじ伏せます。

スライダー、カーブ、チェンジアップなどの変化球の精度も高く、現段階でも高校野球レベルの完成度の高い好投手です。それだけじゃなく、打者としてもチームの主軸を担うほどのバッティングセンスがあります。

明秀日立高校の先輩で、現在はプロで活躍する細川成也選手も、高校時代は二刀流として注目されていましたが現在は野手一本に絞っています。タイプ的に似ている猪俣選手も将来的には野手としての活躍の方がが期待されているようです。

二刀流として、甲子園で投打でスケールアップした姿をぜひ見てみたいです。




明秀日立高校2021年秋の公式戦の戦績

次に、明秀日立高校野球部新チームの、初めての公式戦となる2021年秋季大会の戦績をご紹介します。

日付大会名何回戦対戦相手スコア備考(県大会出場決定など)
2021年10月7日第74回 秋季関東地区高等学校野球 茨城県大会 県北地区予選決定戦高萩清松高校〇28-0県大会出場決定
2021年10月15日第74回 秋季関東地区高等学校野球 茨城県大会2回線江戸川学園取手高校〇8-0
2021年10月18日3回戦下館工業高校〇17-1
2021年10月19日準々決勝鹿島学園高校〇4-3
2021年10月21日準決勝土浦日大高校〇3-1関東地区大会出場決定
2021年10月23日決勝藤代高校〇8-0
2021年11月2日第74回 秋季関東地区高等学校野球準々決勝健大高崎高校〇11-4
2021年11月6日準決勝木更津総合高校〇5-2
2021年11月7日決勝山梨学院高校〇9-7
2021年11月21日第52回 明治神宮野球大会 高校の部2回戦広陵高校●3-5

見事に関東大会で優勝して、2022年春の甲子園出場を果たしました。




明秀日立高校の監督ってどんな人?

2022年1月現在、明秀日立高校の野球部を率いる監督は、金沢成奉(かなざわせいほう)さんです。

出身校 太成学院大高校-東北福祉大学
指導者としての経歴 
1995年 光星学院高校野球部監督就任
1997年 第69回春選抜高校野球大会出場
2011年 第93回夏全国高等学校野球選手権大会準優勝
2012年 明秀日立高校野球部監督就任
2018年 第90回春選抜高校野球大会出場

金沢監督ってこんな人

金沢監督は大阪府出身で、太成学院大高校から大学野球の名門・東北福祉大で現役時代をプレーしました。東北福祉大でプレーした縁から、1995年に当時新進気鋭だった光星学院高校(現八戸学院光星高校)の監督に就任しています。

1997年にチームを春と夏の甲子園の初出場させると、2000年ごろからは甲子園でも上位進出の常連となり、東北地区屈指の強豪チームに育てあげています。

中でも2011年から2012年にかけて3期連続で甲子園準優勝という輝かしい成績も収めました。また、坂本勇人選手をはじめ多くプロ野球選手も指導した実績があります。

2012年の甲子園準優勝の直後に、電撃的に明秀日立高校の監督に就任した際は話題となりました。

八戸学院光星の監督時代には勝利至上主義を貫き、一部では賛否両論もあった金沢監督の指導方針ですが近年そのスタイルを大きく変えているようです。

レギュラー組と控えの練習補助組の垣根を取っ払い、選手たちだけで練習を考えて練習する日を週に2日設けました。このことが多くの選手の成長を促し、チームに一体快感を与えたようです。

長時間練習はもちろん、上意下達だけの練習など、勝利を求めるためにできることは全てやってきた金沢監督ですが、ここに来て勇気のいる改革を実施したことにより、新しい境地に達しました。

また新たな逸材とチームを世の中に生み出してくれる日は近そうです。




明秀日立高校野球部の甲子園での戦績

明秀日立高校野球部のこれまでの甲子園での戦績をご紹介します。

大会名回数勝敗数
春選抜高校野球大会1回2勝1敗
夏全国高校野球選手権大会0回0勝0敗
合計1回2勝1敗

茨城県内の強豪校の1つで、関東地区大会出場常連の明秀日立高校ですが、これまでの甲子園は2018年の選抜大会のみとなっています。
その際は初出場ながら2勝をあげています。

大会名西暦戦績
第90回春選抜高等学校野球大会2018年3回戦敗退

甲子園での思い出の試合

明秀日立高校野球部の甲子園での思い出の試合として、2018年第90回春の選抜高校野球大会の1回戦の試合をご紹介します。

明秀日立高校として春夏通じて初の甲子園となったこの大会、記念すべき初戦は毎回好チームを送り込む瀬戸内高校との対戦となりました。両校とも甲子園での実績は少ないものの、ダークホース的存在として挙げられる実力校同士の対戦となりました。

試合は1回表に、明秀日立の先頭打者・増田陸選手(現巨人)がレフトの頭上を越える打球を放ちます。増田選手は三塁も蹴り、本塁を狙うもタッチアウトとなってしまいました。

その後も明秀日立高校は満塁のチャンスを作りましたが、得点を奪えず相手にペースを握られてしまいます。

1回裏に押し出しの四球で先制点を与えてしまいます。3回表に同点に追いつくものの、3回裏と4回裏に1点を献上し、1-3となりました。

5回表にはノーヒットで1点を奪うというラッキーな展開もありましたが、チャンスであと1本が出ない嫌な展開のまま試合は終盤に突入します。

そんな中、明秀日立高校は9回表に下位打線の連打で無死一三塁の絶好のチャンスを作ります。ここで打席を迎えるのは1番増田選手。増田選手は初球のカーブをライト前に運び、土壇場で同点に追いつきました。

さらに続くチャンスでは送りバントと犠牲フライで手堅く1点をもぎとり、逆転に成功します。9回裏もエースの細川選手がしっかりと抑え、甲子園初出場を見事に初勝利で飾りました。

この試合では良くも悪くも増田選手が目立った試合でした。初回だけでなく7回にも積極的に次の塁を狙って走塁死。

守備の面では3回の送球エラーが失点に絡み、9回にもエラーであわや同店のピンチを作ってしまいました。しかし、打撃の面では初回の目が覚めるような長打だけでなく7回にも長打を放ち、9回には値千金の同点打を放っています。

試合のキーポイントで増田選手が目立つ結果となりましたが、バッティングだけでなく守備時の軽快な動きは、他の選手との「違い」を感じさせ、プロに行く選手の輝きを見せてくれました。




明秀日立高校野球部出身のプロ野球選手

明秀日立高校野球部からは、これまでに横浜DeNAベイスターズの細川選手ら3名の選手がプロ野球界入りしています。そこで3名の選手の卒業年度と最初に入団した球団をご紹介します。

選手名     卒業年度最初に入団した球団
大原慎司2003年横浜ベイスターズ
細川成也2016年横浜DeNAベイスターズ
増田陸2018年読売ジャイアンツ

今後もプロ野球選手をどんどん輩出していきそうな学校の1つとして注目です。

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おわりに

今回は、明秀日立高校の野球部を特集しましたが、いかがだったでしょうか?

関東大会を制し、2回目の甲子園出場を決めた明秀日立高校。関東王者として最低でも前回の3回戦、もちろんされに上を狙っている事でしょう。

どのような戦いぶりを見せてくれるか、注目していきたいと思います。

最後までお読みいただき大感謝!みっつでした。