明徳義塾高校野球部！2023年メンバーや成績・監督や甲子園の活躍をご紹介

こんにちは、当ブログの管理人、元高校球児のみっつです！

明徳義塾高校は、1973年に設立され、2023年に50周年を迎えた私立高校です。野球の強豪校として全国に名を知られています。

2023年の春の四国大会でも優勝し、夏の甲子園の高知県代表の有力候補となりました。

今回は、そんな明徳義塾高校の野球部を特集します。

明徳義塾高校の2023年新メンバーをご紹介！

まずは、2023年夏高知大会の登録メンバーをご紹介します。

過去のイメージ通り、関西の硬式クラブ出身の選手が多数を占めていますが近年では付属中の明徳義塾中の軟式野球部出身の選手も増えています。

明徳義塾高校の私のイチオシ選手！

私のイチオシ選手は、チームナンバーワンのスラッガー、寺地隆成選手(てらちりゅうせい)選手です。

東京都出身の寺地選手は、中学時代は江東ボーイズでプレーしていましたが、中３の秋に明徳義塾中学校に転校し、その後、明徳義塾高校に進学しました。

明徳義塾入学後も、1年生ながら春の大会からベンチ入りを果たすと、1年秋からは4番に座ります。

2年夏には甲子園にも出場し、好成績を残しました。そして2年秋にはサードからキャッチャーに転向しています。

今春にはU18日本代表候補選手強化選手にも選出されその進路にも注目が集まっています。

177cm・78kgとバランスの取れた体格で、バッティングの方では長打力が非常に魅力です。本職の三塁手としても捕手としても高いレベルの守備力と確実なスローイングを持っています。

凄みがあるプレーを見せるというよりも走攻守すべてにおいてレベルの高いパフォーマンスを発揮できる選手で、ポテンシャルの高さやセンスを感じさせられます。

夏の大会の活躍次第では、U18日本代表やドラフト指名にも絡んでくる可能性もあります。1年時から話題を集めた選手の最後の夏に注目です。

明徳義塾高校2022年秋からの公式戦の戦績

明徳義塾高校野球部現チームの、初めての公式戦となる2022年秋季大会からの戦績をご紹介します。

春の四国大会で見事に優勝しました。

明徳義塾高校の監督ってどんな人？

2023年7月現在、明徳義塾高校の野球部を率いる監督は、馬淵史郎(まぶちしろう)さんです。

馬淵監督ってこんな人

馬淵監督は言わずと知れた高校野球界屈指の名将です。出身は愛媛県で、三瓶高校から拓殖大に進学し、現役時代は主に内野手としてプレーしていました。

その後、地元愛媛県などで社会人野球チームのコーチを歴任し、1986年には社会人野球日本選手権で準優勝も経験しています。

翌1987年から明徳義塾高校でコーチを努めつつ教員免許を取得し、長い高校野球指導者生活のスタートをさせました。

監督就任当初の松井秀喜選手への5打席連続敬遠などにみられる勝利至上主義や、縦縞ユニフォームでお馴染みの明徳義塾高校の単純な強さからヒール役となったり、時には心無い声をかけられることもありました。

しかし、生徒選手は目標や夢に向けてひたむきにプレイしているだけであり、普段は社会科教諭の一面も持つ馬淵監督が批判の矢面に立っているのは明らかです。

近年ではインタビューの際の馬淵節も人気も博しつつあります。

2002年の夏の甲子園優勝もさることながら、20大会連続初戦勝利という驚異的な記録を持っている馬淵監督。

長年の経験を生かし「確率」や「試合の流れ」を重視し、あらゆる場面・状況下で選手の実力や点差、相手選手、監督の心理等も考慮した上での采配は見事の一言です。

高校野球の監督としては超ベテランの域に達している馬淵監督が、この先どんな記録を作っていくのか、どんな選手を育成していくのかまだまだ楽しみです。

明徳義塾高校野球部の甲子園での戦績

明徳義塾高校野球部のこれまでの甲子園での戦績をご紹介します。

現在の高知県、四国地区の盟主と言っても過言ではありません。2002年夏の甲子園での優勝など、平成以降、全国でもトップクラスの輝かしい成績を挙げています。

甲子園での思い出の試合

明徳義塾高校野球部の甲子園での思い出の試合として、2018年第95回春選抜高校野球大会の2回戦の試合をご紹介します。

前年秋の四国大会で優勝し、続く神宮大会でも優勝した明徳義塾は優勝候補の一角として臨んだ大会でした。

しかし選抜大会の組合せは、初戦の相手もが秋の関東王者で神宮大会でも対戦した中央学院高校で、さらには同ブロックの9チーム中6チームが神宮大会出場チームという死のブロックでした。

初戦となる2回戦の対戦相手の相手の中央学院高校は明治神宮大会では勝利していますが、接戦であり、全く気の抜けない相手です。

試合は初回から明徳義塾が小技を絡めた攻撃で華麗に3点を先制します。その後は4回に中央学院に1点を返されますが、市川投手を中心とした守りでチャンスらしいチャンスを作らせません。

しかし8回、それまで無四球ピッチングを続けていた市川投手が突如制球を乱し4つの四死球を与え、一挙4失点してしまい、3-5と試合をひっくり返されてしまいました。

その裏、明徳も1点を返し4-5のスコアで最終回に向かいます。

9回表を0でしのいだ明徳でしたが、9回裏も簡単にツーアウトになってしまいました。土壇場で2番田中選手がヒット、3番渡部選手が死球でチャンスを作りました。

ここで迎えた4番谷合選手の打球はグングン伸びて、バックスクリーンへ消えていったのです。

9回ツーアウトランナー無しからの劇的な逆転サヨナラホームランで明徳義塾が3回戦へ駒を進めました。

なお、3回戦の日本航空石川との対戦では、9回まで明徳が1-0で勝っていましたが、9回裏に逆転サヨナラホームランで敗戦というとても珍しい結果が待っていました。

明徳義塾高校野球部出身のプロ野球選手

明徳義塾高校からは、これまで27人のプロ野球選手が輩出されています。現役の若手選手も多くプレーしており、彼らの活躍には期待です。

昨年のドラフト会議で指名された吉村優聖歩選手ら27名の卒業年度と最初に入団した球団をご紹介します。

最後までお読みいただき大感謝！みっつでした。