こんにちは、当ブログの管理人、元高校球児のみっつです!
札幌学生野球連盟は1990年に、北海道地区大学野球連盟から北海道学生野球連盟とともに分割して誕生した歴史の浅い連盟です。
2020年現在、18の大学が加盟しており、3部制でリーグ戦を行っています。
今回は、札幌学生野球連盟を特集します。全加盟校や歴代の優勝校もご紹介しますので、楽しみにして下さいね。
■目次(クリックすると飛びます)
札幌学生野球連盟の全加盟校のご紹介
まずは、札幌学生野球連盟に加入している18の大学をご紹介します。
星槎道都大学
連盟加入年 1991年
東海大学札幌キャンパス
連盟加入年 2011年
北翔大学
連盟加入年 2001年
札幌大学
連盟加入年 1990年
北海学園大学
連盟加入年 1990年
札幌大谷大学
連盟加入年 2013年
北海道大学
連盟加入年 1990年
札幌国際大学
連盟加入年 2000年
小樽商科大学
連盟加入年 1990年
北海道教育大学岩見沢校
連盟加入年 1990年
札幌学院大学
連盟加入年 1990年
北海道教育大学札幌校
連盟加入年 1990年
北星学園大学
連盟加入年 1990年
北海道医療大学
連盟加入年 1990年
北海道文教大学
連盟加入年 2001年
北海道情報大学
連盟加入年 1993年
北海道科学大学
連盟加入年 1990年
酪農学園大学
連盟加入年 1990年
優勝経験のある加盟校のご紹介
次に、札幌学生野球連盟に加盟している大学の中から、1部リーグで優勝経験のある大学について、少し詳しくご紹介します。
札幌大学
・優勝回数 21回
特色
札幌大学は、札幌学生野球リーグで最多となる21回の優勝を果たしています。前身の北海道地区大学野球連盟から通算しても優勝回数は最多と、北海道を代表する大学野球の名門校です。
連盟創設当初からリーグを引っ張ってきましたが、2007年春以降リーグ優勝から遠ざかっています。しかも、2010年には屈辱の2部リーグ降格も経験しました。
リーグを代表する強豪ではありますが、特に地方リーグへの注目度が高まってきたのが近年であることもあってか、これまでプロ野球選手のOBはおりません。
近年は優勝でないまでも上位でリーグ戦を戦うシーズンが多く、近いうちに久々の優勝がありそうです。
星槎道都大学
・優勝回数 16回
・主なOB 石川晃、大累進、佐藤峻一、福田俊
特色
星槎道都大学は、1991年春に道都大学短期大学部として札幌学生野球連盟に加盟しました。
道都大学(紋別校)は北海道学生野球連盟に加盟していましたが、大学キャンパスへの集約のため2004年に北海道学生野球連盟を脱退し、札幌学生野球連盟に一本化されています。
すると、1部と2部を行ったり来たりしていた成績が急上昇し、2012年からリーグ6連覇するなど、一挙に札幌学生リーグでも強豪としての地位を確立しました。
プロ野球選手輩出数も連盟で最多となるなど、現在、リーグでは最も注目度の高い大学です。
北海学園大学
・優勝回数 9回
・主なOB 川越誠司
特色
北海学園大学は、1885年に設立された北海英語学校をルーツにした北海道内で最古の私立大学です。新連盟でのリーグ優勝回数は3位となる8回になります。
連盟創設当初からリーグ戦を上位で戦い、数年おきに優勝していた印象でしたが、ここ10年は星槎道都大や東海大札幌キャンパスなどの新興勢力の台頭により、リーグ戦でも下位が続くなど苦戦を強いられてきました。
夏の甲子園では全国最多となる38回の出場回数を誇る、北海道を代表する野球の名門である北海高校を系列校にもち、北海高校をはじめ、北海道内の野球強豪校出身の選手が大多数を占めています。
部員の質や量では他大学に引けを取らないので、今後もリーグ戦の展開次第では上位進出や優勝も有り得そうです。
東海大学札幌キャンパス
・優勝回数 6回
・主なOB 佐藤達也、水野滉也
特色
東海大学札幌キャンパスは、2011年に札幌学生野球連盟に加盟しました。
もともとは、旭川市に所在置く東海大学北海道キャンパスが北海道学生野球連盟に所属しており、リーグでも強豪として存在感を示していましたが、大学のキャンパス移転・集約に伴い2011年から札幌学生野球連盟に移籍しています。
すると、ここ6年で6度リーグ優勝しており、一気にリーグを代表する強豪校となりました。
部員は、北海道内の強豪校だけでなく、全国にある強豪揃いの東海大の付属高校からも多数入部しています。
これまで、全国大会では2017年に星槎道都大が神宮大会で準優勝したのが最高成績の札幌学生野球連盟ですが、悲願の初優勝に最も近い大学かもしれません。
北翔大学
・優勝回数 4回
・主なOB 本前郁也
特色
北翔大学は、札幌市のお隣の江別市に所在を置く大学です。女子学校として開学しましたが、2000年に北海道浅井学園大学に校名が変更され、共学化されました。
順調に1部に昇格すると、2005年秋のリーグ戦で早速優勝し、ライバル大学にとっては脅威の存在となっています。
2007年には北翔大学に校名が変更されましたが、現在もリーグでの強豪の地位を保ってきました。しかし、他の大学と同様、星槎道都大や東海大札幌キャンパスの台頭によりここ10年はリーグ優勝から遠ざかっています。
北翔大学は、服飾の学校としての歴史がありますが、現在では生涯スポーツ学部に力を入れており、様々なスポーツのアスリートが、スポーツ指導者や教員を目指して大学生活を送っています。
北海道大学
・優勝回数 3回
特色
北海道大学は、北海道を代表する名門の国立大学です。全国でも有数の学力を誇る国立大学ではありますが、3度のリーグ優勝の経験があります。
昭和期やリーグ黎明期には、他のリーグでも国立大学が優勝しているケースは多々あるのですが、北海道大の場合、直近の優勝が2010年と割と近年であり、3部制もあるリーグでは稀な存在です。
現在は2部に降格中ですが、直近の2019年秋の2部リーグでは優勝し、惜しくも入替戦では敗れ1部昇格はなりませんでしたが、現在も実力は1部の大学と遜色ないものです。
札幌学生野球連盟には、北海道内の高校出身者が多数を占める大学が多いのですが、北海道大の場合、全国の進学校から選手が入部してきています。
北海道教育大学札幌校
・優勝回数 2回
特色
北海道教育大札幌校は、国立大学ではありますが、1998年の春秋にリーグ連覇をしています。
北海道教育大は、札幌校・旭川校・釧路校・函館校・岩見沢校と教育課程等によって5つのキャンパスが存在します。そのうち、札幌校と岩見沢校は札幌学生野球連盟に、旭川校と函館校は北海道学生野球連盟にそれぞれ所属しています。
現在は私立大勢力に苦戦し、札幌・岩見沢両校とも2部リーグの舞台で戦っています。札幌校は2005年以降、岩見沢校は2012年以降、1部への昇格がありません。
シーズンにもよりますが、スポーツ系の課程がある岩見沢校の方が好成績をおさめている印象です。
少子化等の影響により、道内の国立大が統合する動きがありますので、北海道教育大も将来的にはキャンパス統合等もあり得るかもしれません。
歴代優勝校のご紹介
札幌学生野球連盟のリーグ戦の歴代優勝校について、1990年秋に分割する以前の北海道地区学生野球連盟時代のものからご紹介します。
年度(西暦) | 年度(和暦) | 春の優勝校 | 秋の優勝校 |
---|---|---|---|
1976年 | 昭和51年 | 北海学園大学 | |
1977年 | 昭和52年 | 札幌大学 | 札幌大学 |
1978年 | 昭和53年 | 函館大学 | 札幌大学 |
1979年 | 昭和54年 | 北海学園大学 | 札幌大学 |
1980年 | 昭和55年 | 北海学園大学 | 札幌大学 |
1981年 | 昭和56年 | 北海学園大学 | 札幌大学 |
1982年 | 昭和57年 | 北海学園大学 | 北海学園大学 |
1983年 | 昭和58年 | 北海道大学 | 北海学園大学 |
1984年 | 昭和59年 | 道都大学 | 札幌大学 |
1985年 | 昭和60年 | 北海学園大学 | 札幌大学 |
1986年 | 昭和61年 | 北海道東海大学 | 札幌大学 |
1987年 | 昭和62年 | 札幌大学 | 北海道工業大学 |
1988年 | 昭和63年 | 道都大学 | 函館大学 |
1989年 | 平成元年 | 札幌大学 | 北海道東海大学 |
1990年 | 平成2年 | 北海道東海大学 | 札幌大学 |
1991年 | 平成3年 | 北海学園大学 | 札幌大学 |
1992年 | 平成4年 | 札幌大学 | 札幌大学 |
1993年 | 平成5年 | 札幌大学 | 北海学園大学 |
1994年 | 平成6年 | 札幌大学 | 札幌大学 |
1995年 | 平成7年 | 札幌大学 | 札幌大学 |
1996年 | 平成8年 | 札幌大学 | 北海学園大学 |
1997年 | 平成9年 | 札幌大学 | 北海道大学 |
1998年 | 平成10年 | 北海道教育大学札幌校 | 北海道教育大学札幌校 |
1999年 | 平成11年 | 札幌大学 | 北海学園大学 |
2000年 | 平成12年 | 札幌大学 | 北海学園大学 |
2001年 | 平成13年 | 札幌大学 | 札幌大学 |
2002年 | 平成14年 | 北海道大学 | 北海学園大学 |
2003年 | 平成15年 | 札幌大学 | 札幌大学 |
2004年 | 平成16年 | 札幌大学 | 北海学園大学 |
2005年 | 平成17年 | 札幌大学 | 浅井学園大学 |
2006年 | 平成18年 | 浅井学園大学 | 札幌大学 |
2007年 | 平成19年 | 札幌大学 | 道都大学 |
2008年 | 平成20年 | 道都大学 | 北翔大学 |
2009年 | 平成21年 | 道都大学 | 北海学園大学 |
2010年 | 平成22年 | 北海道大学 | 道都大学 |
2011年 | 平成23年 | 道都大学 | 北翔大学 |
2012年 | 平成24年 | 道都大学 | 道都大学 |
2013年 | 平成25年 | 道都大学 | 道都大学 |
2014年 | 平成26年 | 道都大学 | 道都大学 |
2015年 | 平成27年 | 東海大学北海道キャンパス | 道都大学 |
2016年 | 平成28年 | 東海大学北海道キャンパス | 東海大学北海道キャンパス |
2017年 | 平成29年 | 東海大学北海道キャンパス | 星槎道都大学 |
2018年 | 平成30年 | 東海大学北海道キャンパス | 星槎道都大学 |
2019年 | 令和元年 | 星槎道都大学 | 東海大学札幌キャンパス |
2020年 | 令和2年 | 新型コロナの影響により中止 | 星槎道都大学 |
2020年 | 令和3年 | 北海学園大学(新型コロナの影響により第一節で打ち切り) | |
※1990年春までは北海道地区学生野球連盟 | |||
※1990年秋から札幌学生野球連盟 |
学校別優勝回数ランキング
続いて、学校別にリーグ戦の優勝回数とランキングを紹介します。
北海道地区学生野球連盟での優勝回数 | ||
---|---|---|
順位 | 学校名 | 優勝回数(春・秋) |
1位 | 札幌大学 | 11回(3・8) |
2位 | 北海学園大学 | 8回(5・3) |
3位 | 北海道東海大学 | 3回(2・1) |
4位 | 函館大学 | 2回(1・1) |
4位 | 道都大学 | 2回(2・0) |
6位 | 北海道大学 | 1回(1・0) |
6位 | 北海道工業大学 | 1回(0・1) |
札幌学生野球連盟での優勝回数 | ||
順位 | 学校名 | 優勝回数(春・秋) |
1位 | 札幌大学 | 21回(13・8) |
2位 | 星槎道都大学 | 16回(7・9) |
2位 | 北海学園大学 | 9回(2・7) |
4位 | 東海大札幌キャンパス | 6回(4・2) |
5位 | 北翔大学 | 4回(1・3) |
6位 | 北海道大学 | 3回(2・1) |
7位 | 北海道教育大学札幌校 | 2回(1・1) |
合計優勝回数 | ||
順位 | 学校名 | 優勝回数(春・秋) |
1位 | 札幌大学 | 33回(16・16) |
2位 | 星槎道都大学 | 18回(9・9) |
3位 | 北海学園大学 | 17回(7・10) |
4位 | 東海大学札幌キャンパス | 9回(6・3) |
5位 | 北海道大学 | 5回(3・2) |
6位 | 北翔大学 | 4回(1・3) |
7位 | 北海道教育大学札幌校 | 2回(1・1) |
7位 | 函館大学 | 2回(1・1) |
9位 | 北海道科学大学 | 1回(0・1) |
※北海道工業大学は2015年に北海道科学大学に校名変更 |
優勝回数は、旧連盟時代から最多優勝回数の札幌大学が新連盟でも最多の優勝回数となっています。
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最後までお読みいただき大感謝!みっつでした。